金属板を重ねて接合し、金型内部に立体的な冷却水路を作る

金属板を積層・接合して、複雑な温調水路を内部に持つ金型や部品を設計・製作する技術。

株式会社積層金型 広島県 呉市広多賀谷 / 2000年設立
研究発の技術 拡散接合 積層金型 温調水路 樹脂成形 ダイカスト 金型設計・製作
実用化の段階
研究実証販売
会社は2006年に拡散接合積層金型の実用化を開始したと記載し、現在も設計・製作を営業品目として掲載しています。
2製品
8提携・顧客
3特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の金型では内部の冷却水路が直線的になりやすく、成形品の冷却に時間がかかるほか、複雑な形状に沿った温度制御が難しい。

どう動くか

金型の3D CADデータから板ごとの形状を作り、冷却水路などを加工した金属板を積層します。拡散接合では、板を密着させ、融点以下で加熱・加圧して原子の拡散により接合します。接合後に金型形状を機械加工することで、従来の直線的な穴あけ加工では難しい、製品形状に沿う立体的な水路を作れます。

できるようになること

会社は、冷却時間の短縮による成形サイクルの高速化や、部品精度・転写性の向上を用途として説明しています。財団の技術紹介では、平面的形状の部品成形でサイクル時間が30秒から16秒に短縮した事例が報告されています。

技術の出自:東京大学 生産技術研究所の金型研究、東京農工大学 機械システム工学分野の積層金型に関する共同研究。JSTの委託開発課題「ハイサイクル樹脂成形用積層金型」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 樹脂射出成形・ヒート&クール成形
  • ダイカスト金型
  • ホットスタンプ・プレス金型
  • 熱交換器・冷却水路を持つ部品

優位性の主張

会社の主張
会社は、プレス金型で金属板積層金型を世界で初めて事業化し、その後、拡散接合を使った積層金型の実用化に成功したと説明している。 出典
会社の主張
冷却水路の設計自由度が高く、板厚・材質を組み合わせられ、市販板材を使った素形材製作の短納期化が可能としている。 出典
第三者の評価
財団の技術紹介は、平面的形状の部品成形でサイクル時間を30秒から16秒に短縮した事例を報告している(当該事例の条件)。 出典

製品・サービス

販売中
拡散接合積層金型

冷却水路を持つ樹脂成形・ダイカスト等の金型を設計・製作する受注サービス。 出典

樹脂成形、ダイカストなどの金型を必要とする製造業
販売中
拡散接合積層ブロック・部品

冷却水路を持つ積層ブロックや、拡散接合による各種部品・部材を受注製作。 出典

金型・部品の設計製造を行う企業

これまでの歩み 新しい順

2009-01
受賞
りそな中小企業振興財団、日刊工業新聞社「第21回中小企業優秀新技術・新製品賞 優秀賞」 出典
2004-01
助成
中国産業経済局「地域新規産業創造技術開発 補助金」 出典
2003-01
受賞
りそな中小企業振興財団、日刊工業新聞社「第15回中小企業優秀新技術・新製品賞」 出典
2002-02
助成
科学技術振興機構(JST)「「ハイサイクル樹脂成形用積層金型」委託開発」 出典
2002-02
提携
科学技術振興機構(JST):「ハイサイクル樹脂成形用積層金型」の委託開発先として掲載。 出典
2001-01
顧客
本田技研工業株式会社:会社沿革に2001年、浜松製作所への納入実績を記載。 出典
2000-01
共同開発
東京農工大学:会社沿革に機械システム工学分野との共同研究開始を記載。 出典

提携先・顧客

顧客
本田技研工業株式会社 会社沿革に2001年、浜松製作所への納入実績を記載。 出典
顧客
マツダ株式会社 広島県受注企業ガイドの主要取引先欄に掲載。 出典
顧客
南条装備工業株式会社 広島県受注企業ガイドの主要取引先欄に掲載。 出典
顧客
パナソニック株式会社 広島県受注企業ガイドの主要取引先欄に掲載。 出典
顧客
TOTO株式会社 広島県受注企業ガイドの主要取引先欄に掲載。 出典
顧客
日新製鋼株式会社 広島県受注企業ガイドの主要取引先欄に掲載。 出典
共同開発
東京農工大学 会社沿革に機械システム工学分野との共同研究開始を記載。 出典
提携
科学技術振興機構(JST) 「ハイサイクル樹脂成形用積層金型」の委託開発先として掲載。 出典

特許

3 件 出典
会社公式沿革で取得特許3件を確認した件数。Google Patentsで公報詳細まで照合できたのは4324370号・4578894号の2件であり、全出願を網羅した件数ではない。
主な分野積層金型の構造・製造方法、金型内の冷却水路・温調
特許第4188380号(名称・出願人の詳細は未確認) 株式会社積層金型(会社沿革の記載) / 取得済みとの会社記載。公報上の状態は未確認 出典
JP4324370B2「積層金型の構造及びその製造方法」 独立行政法人科学技術振興機構、株式会社積層金型 / 登録済み、Google Patents表示では存続期間満了 出典
JP4578894B2「積層金型の製造方法」 独立行政法人科学技術振興機構、株式会社積層金型 / 登録済み、Google Patents表示では存続期間満了 出典

会社の規模

資本金4,250万円 出典
決算期売上高純利益純資産総資産
2021-03-31—270万円—1.36億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
東京農工大学 大学の「東京農工大学発ベンチャー一覧」に株式会社積層金型が掲載されています。 出典
共同研究
東京農工大学 会社沿革に、東京農工大学の機械システム工学の研究室との共同研究開始の記載があります。沿革上の当時の名称は株式会社積層金型研究所です。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

東京中小企業投資育成株式会社
公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-04
このページの出典:12件
法人番号:9240001027308
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