患者ごとの白血病遺伝子を手がかりに、血液で再発を調べる

患者ごとの白血病関連遺伝子変異を同定し、その変異に合わせた検査薬と血液検査で微小残存病変や再発を調べる液体生検システム「MyRD」。

株式会社Liquid Mine 東京都 渋谷区道玄坂 / 2019年設立
研究発の技術 液体生検 全ゲノム解析 遺伝子変異解析 白血病 微小残存病変(MRD) 個別化検査薬
実用化の段階
研究実証販売
JSTの2022年公開資料はMyRDの発売時期を2020年8月、2020年度売上を120万円と記載する一方、薬事承認・保険適用は未確認で、AMED事業は中間評価で中止とされた。
1製品
2提携・顧客
3特許
5出資者

しくみ

解こうとしている課題

白血病の再発や治療効果の確認に用いられる骨髄検査は患者の負担が大きい。原因変異の特定と再発モニタリングを行い、血液検査での確認を目指す。

どう動くか

全ゲノム解析で得た多数の変異候補を解析プログラムで絞り、病気に関係する変異を特定する。その変異に応じた検査薬を作り、血液中の白血病細胞由来の変化を追う仕組み。会社は、骨髄検査に代えて血液でモニタリングできる点を特徴としている。東京都は原因変異の同定、患者別検査薬の作製、血液でのモニタリングの3技術として紹介している。

できるようになること

血液によるモニタリングが実用化・普及すれば、骨髄検査に伴う患者の身体的・精神的負担を軽減し、再発の早期発見や患者ごとの治療判断を支援できると、東京都などが説明している。

技術の出自:東京大学医科学研究所のゲノム解析・血液腫瘍分野の研究を基盤とする。東京大学との特許共同出願が確認できる。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 白血病の微小残存病変(MRD)検出
  • 白血病の治療効果・再発モニタリング
  • 血液検体による低侵襲検査
  • 患者別の遺伝子変異解析と検査薬作製

優位性の主張

会社の主張
会社は、独自の変異解析プログラムで全ゲノム解析由来の候補から原因変異を特定し、患者別検査薬による血液モニタリングを実現すると説明している。 出典
第三者の評価
東京都の紹介では、特許技術による全ゲノム解析で原因変異を同定し、患者ごとの検査薬作製と血液モニタリングを行う点が特徴とされている。 出典
第三者の評価
AMEDの中間評価資料はMyRDを「これまでにない技術」と評価する一方、保険戦略・事業・収益化の計画が不明瞭で事業継続は難しいとして評価結果を中止としている。 出典

製品・サービス

販売中
MyRD®(マイアールディー)

白血病患者の原因変異を特定し、個別化検査薬と血液検査で微小残存病変・再発をモニタリングする検査システム。 出典

白血病患者、医療機関・医療関係者

これまでの歩み 新しい順

2025-11
受賞
東京都「令和7年度 東京都ベンチャー技術大賞 受賞」 出典
2025-05
資金調達
金額は非公表。カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合 出典
2025
海外
2025年の東京都ベンチャー技術大賞の企業紹介では、欧米を中心に海外展開の準備中と説明。海外での事業開始や顧客・拠点は確認できず。 出典
2023-02
資金調達
プレシリーズA。1億円。株式会社エースタート、株式会社Gemseki、インキュベイトファンド株式会社 出典
2022-04
助成
AMED 医工連携イノベーション推進事業(開発・事業化事業) 出典
2022-04
共同開発
株式会社理研ジェネシス:AMED採択事業でMyRDの製造販売企業として記載。 出典
2022-01
受賞
経済産業省「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2022 優秀賞」 出典
2021-03
受賞
Plug and Play Japan株式会社「Winter/Spring 2021 Summit Health部門 EXPO Startup Award」 出典
残りの4件を表示
2021-02
資金調達
金額は非公表。インキュベイトファンド株式会社、Plug and Play Japan株式会社 出典
2021-02
助成
NEDO 研究開発型スタートアップ支援事業 出典
2020-09
助成
三菱UFJ技術育成財団 2020年度第1回研究開発助成 出典
2020-09
助成
公益財団法人三菱UFJ技術育成財団「2020年度第1回研究開発助成金」 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人東京大学 東京大学医科学研究所の研究を基盤とし、特許を共同出願。AMED事業でも分担機関。 出典
共同開発
株式会社理研ジェネシス AMED採択事業でMyRDの製造販売企業として記載。 出典

特許

3 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人ページで特許3件と表示。Google PatentsをLiquid Mine Inc・日本語社名・MyRD関連語で検索し、個別に内容と海外ファミリーを照合できたのは1ファミリー。
主な分野ゲノム情報処理、遺伝子変異の解析・判定、バイオインフォマティクス
海外出願True
JP7352904B2/WO2021070739A1「解析装置、解析方法及びプログラム」 株式会社Liquid Mine、国立大学法人東京大学 / 日本登録。Google Patentsでは海外ファミリーとしてWO、US、EP、ESを確認。 出典

会社の規模

従業員7名 出典
資本金8,133万円 出典
公式サイトliquidmine.co.jp

大学との関係

共同研究
東京大学 公式サイトは東京大学医科学研究所のチームとの協働を記載。会社の研究開発の起点も同研究所として説明している。 出典
大学との関係
東京大学 経済産業省の事例資料は、同社を東京大学医科学研究所からのスピンアウトとし、コア技術の特許を東京大学と共同所有と説明。 出典
大学との関係
東京大学 JSTのCOIプログラム資料で、東京大学を中核機関とするベンチャー設立事例として掲載。 出典

出資者(公開情報で確認できた5社)

独立系VC 5

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:9010401149154
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