現場のカメラ映像を端末で解析し、人や物の動きをデータ化する

既設カメラなどの映像を現場の端末で解析し、人や物の動き・属性をデータ化するエッジAI技術。小売、防犯、入退室管理、工場監視などに使う。

AWL株式会社 東京都 品川区
研究発の技術 エッジAI 映像解析 マルチカメラトラッキング 人物・行動認識 人流解析 顔認証
実用化の段階
研究実証販売
2020年からの累計導入実績として2026年4月時点で12,000拠点・16,000台超を公表し、FaceWatchのスシロー全店導入や観光地人流解析の本格運用も公表している。
3製品
9提携・顧客
31特許
20出資者

しくみ

解こうとしている課題

映像をクラウドへ送る従来型の解析では、通信・運用コストや処理遅延、プライバシー上の懸念が生じる。また、カメラや照明、現場レイアウトの違い・変化でAIの精度や運用が不安定になりやすい。

どう動くか

カメラ映像をクラウドへ丸ごと送らず、現場側の端末で認識・解析し、必要な情報を構造化データとして扱う。複数カメラ間で同じ人を追跡するMCTや、カメラ・照明など現場条件に適応させる技術を組み合わせる。会社は低遅延、通信・クラウド費用の抑制、プライバシー保護を利点としている。

できるようになること

現場の映像をリアルタイムの人流・行動データに変換し、防犯、安全管理、店舗運営、施設・工場の業務改善に活用できる。会社は労働力不足や生産性向上への貢献を掲げ、NEDOは汎用化した基盤技術による幅広い現場への展開を事業目的としている。

技術の出自:北海道大学 大学院情報科学研究院 情報理工学部門 複合情報工学分野(調和系工学研究室)。人工知能、複雑系工学、リアル空間での人間とAIの協調に関する研究とのつながりが公表されている。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 小売店舗の万引き・不明ロス対策
  • 店舗・施設の人流、属性、滞留、動線分析
  • 顔認証による入退室・勤怠管理
  • 工場の火災・環境監視、安全管理
  • イベント会場・観光地の人流把握
  • 物流倉庫、商業施設、オフィスの業務・安全管理

優位性の主張

会社の主張
複数の既設カメラを横断して同じ人を追跡し、広い現場の動線を連続してデータ化する独自MCTを保有すると主張。 出典
会社の主張
映像の全送信を避けて意味情報を抽出することで、通信・サーバー費用と電力を抑え、個人情報を含む生映像の外部送信を避けると説明。 出典
会社の主張
2026年4月時点で、2020年のサービス開始から累計12,000拠点・16,000台以上のデバイスを導入したと公表。 出典
会社の主張
特定条件下の実測値として、エッジAIによる通信・電力・処理コストの削減効果を示している。条件の詳細や個別導入での再現性は公開ページから確認できない。 出典

製品・サービス

販売中
AWLBOX

既設カメラの映像をエッジ側で解析し、防犯、人流・動線分析、現場運用支援などに使う映像解析ソリューション。 出典

多店舗小売、商業施設、物流倉庫など
販売中
FaceWatch

顔認証を使い、入退室記録、本人確認、勤怠管理や電気錠などとの連携を行うソリューション。 出典

外食チェーン、食品工場、製造業、オフィスなど
販売中
AWL Engine

エッジ端末に映像認識・解析機能を組み込む基盤技術。カメラ、AI BOX、タブレットなどに展開する。 出典

防犯カメラ・映像機器メーカー、SI・システム開発企業など

これまでの歩み 新しい順

2026-09
共同開発
NTTドコモビジネス株式会社:高知県いの町の観光地で人流解析を提供。実証後、2026年度に本格運用。 出典
2025-12
共同開発
株式会社デンソー北海道:工場監視向けの複数センサ統合解析システムの開発を支援。 出典
2025-06
顧客
株式会社あきんどスシロー:FaceWatchを国内全店舗に導入。勤怠管理と入退店記録を連携。 出典
2025-06
共同開発
ニッコクソフト株式会社:顔認証専用端末と顔認証エンジンを共同でパッケージ化。 出典
2025-06
実証
楽天モバイル株式会社:ヴィッセル神戸とともにスタジアムのエッジAI監視・通信負荷を実証。 出典
2024-10
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「現場生産性向上AIソリューション大規模展開に伴う基盤技術開発(ディープテック・スタートアップ支援事業)」 出典
2024-08
海外出展
ベトナム:Qualcommと共同でInnoEX 2024に参加し、AWL Engineを展示してASEAN市場での事業拡大を紹介。 出典
2024-08
受賞
科学技術振興機構・新エネルギー・産業技術総合開発機構「大学発ベンチャー表彰2024 新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞」 出典
残りの11件を表示
2024-05
資金
4.7億円。株式会社S Ventures、札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合、谷岡緑化株式会社、北洋SDGs推進2号投資事業有限責任組合、北海道ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社エフ・シー・シー 出典
2023-08
資金調達
金額は非公表。キヤノンマーケティングジャパン株式会社 出典
2023-08
資本提携
キヤノンマーケティングジャパン株式会社:資本業務提携を公表。映像関連の協業を進める。 出典
2022-11
資金調達
金額は非公表。セーフィーベンチャーズ株式会社 出典
2022-11
資金調達
金額は非公表。東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社 出典
2022-11
資本提携
セーフィー株式会社:資本業務提携を公表。 出典
2022-08
共同開発
インド工科大学ボンベイ校:画像処理を含むAI技術の発展を目指す共同研究を実施。 出典
2022-03
海外拠点
インド:100%子会社AWL AI INDIAがバンガロールの研究開発拠点として活動。 出典
2021-06
資金調達
シリーズB。20億円。楽天キャピタル、i-Lab4号投資事業有限責任組合、サツドラホールディングス株式会社、中国電力株式会社 出典
2021-01
受賞
EY「EY Innovative Startup 2021」 出典
2020-02
資金調達
シリーズA。8.1億円。株式会社アスカネット、株式会社共同通信デジタル、株式会社サイバーエージェント、凸版印刷株式会社、みずほキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社 出典

提携先・顧客

顧客
株式会社あきんどスシロー FaceWatchを国内全店舗に導入。勤怠管理と入退店記録を連携。 出典
共同開発
ニッコクソフト株式会社 顔認証専用端末と顔認証エンジンを共同でパッケージ化。 出典
共同開発
株式会社デンソー北海道 工場監視向けの複数センサ統合解析システムの開発を支援。 出典
共同開発
NTTドコモビジネス株式会社 高知県いの町の観光地で人流解析を提供。実証後、2026年度に本格運用。 出典
実証
楽天モバイル株式会社 ヴィッセル神戸とともにスタジアムのエッジAI監視・通信負荷を実証。 出典
実証
楽天ヴィッセル神戸株式会社 ノエビアスタジアム神戸のイベントで監視システムを共同実証。 出典
残りの3件を表示
資本提携
セーフィー株式会社 資本業務提携を公表。 出典
資本提携
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 資本業務提携を公表。映像関連の協業を進める。 出典
共同開発
インド工科大学ボンベイ校 画像処理を含むAI技術の発展を目指す共同研究を実施。 出典

特許

31 件 出典
AWL公式サイトが2026年5月時点の国内外の特許取得数として公表した件数。Google Patentsで個別照合したのは一部の日本・米国等の公報で、31件すべてのファミリーを独立集計したものではない。
主な分野映像解析・画像認識、人物・属性認識、機械学習用データセット生成・学習システム、推論処理・パイプライン処理、不正防止
海外出願True
JP7398706B2「不正防止システム及び不正防止プログラム」 AWL株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7437738B2「機械学習システム、学習用データセット生成システム、及び機械学習プログラム」 AWL株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
US18/400,009「Pipeline processing system and non-transitory computer readable recording medium for recording pipeline processing program」 AWL, Inc. / 出願中(Google Patents表示) 出典
WO2021192497A1 / US12518136B2 / JP7357225B2「Inference execution method」 AWL, Inc. / 米国・日本で登録情報を確認。ファミリーにWO公開およびドイツ移行情報あり。 出典

会社の規模

従業員70名(2026-08-01時点) 出典
資本金1億円(2026-10時点) 出典
公式サイトawl.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-07-31—-5.12億円2,010万円5.15億円 出典
2024-07-31—-8.08億円—9.32億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
北海道大学 北海道大学の認定スタートアップ企業一覧にAWL株式会社が掲載されている。 出典
大学の施設
北海道大学 北海道大学に隣接する北大ビジネススプリングで研究開発・インターン活動を行った記録がある。 出典
共同研究
東北大学 大学の研究室と共同研究契約を締結し、AI画像解析を用いる研究を開始した。 出典
大学の出資
東北大学 東北大学ベンチャーパートナーズから資金調達を実施したと会社が発表。大学本体による直接出資かは確認できず、系列VC経由の関係として記録。 出典
共同研究
インド工科大学ボンベイ校 共同研究を開始したことが会社概要の沿革に記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた20社)

サツドラホールディングス株式会社株式会社アスカネット株式会社共同通信デジタル株式会社サイバーエージェントTOPPANホールディングス株式会社*楽天キャピタル中国電力株式会社キヤノンマーケティングジャパン株式会社谷岡緑化株式会社株式会社エフ・シー・シー株式会社ボーンレックスi-Lab4号投資事業有限責任組合セーフィーベンチャーズ株式会社*株式会社S Ventures札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合北海道ベンチャーキャピタル株式会社みずほキャピタル株式会社三菱UFJキャピタル株式会社北洋SDGs推進2号投資事業有限責任組合東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社
事業会社(CVCを含む) 11独立系VC 5銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:30件
法人番号:9010001176210
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