環境DNAと現地調査を解析し、生態系の状態や改善策を示す

環境DNA、野外調査、GISのデータを生態学・ゲノム科学・情報科学で分析し、生態系の状態や生物間の関係を評価して、改善策や有用微生物の活用を提案する技術。

サンリット・シードリングス株式会社 京都府 京都市左京区 / 2020年設立
研究発の技術 生物多様性 生態系解析 環境DNA ゲノム科学 微生物叢解析 ネットワーク科学
実用化の段階
研究実証販売
Biosphere-Viewerをリリース済みと同社が説明し、サービスを案内しているほか、自治体との調査・連携や企業の生物調査実績が公表されている。
3製品
4提携・顧客
5特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

土壌や水の生物群集は生産性や持続性に関わる一方、その状態や生物間の関係は把握しにくい。同社は生態系を評価し、農林水産業や事業地の生物多様性を改善する課題に取り組む。

どう動くか

土壌・水・生物の試料からDNA情報を集め、GISや現地調査の結果とあわせて解析します。ネットワーク科学や機械学習を使って、生態系で中心的な役割を担う生物や生物間の関係を推定し、評価、改善設計、実行支援、モニタリングにつなげます。同社は、大学の基礎研究に基づく分析手法をBiosphere-Viewerとして提供しています。

できるようになること

同社は、土壌・水環境の診断と有用生物の活用により、持続可能な農業や水産業、生物多様性に配慮した土地利用を支援すると説明している。農業では収量・品質向上、病害抑制、肥料・農薬の使用最適化、環境分野では事業地の生物多様性評価や改善、情報開示への活用を掲げる。

技術の出自:京都大学の生態学・ゲノム科学・微生物学・情報科学にまたがる研究成果。大学の研究分野として植物と菌類の地下共生ネットワークや微生物叢の解析を基盤とする。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 農地・土壌微生物叢の診断と営農支援
  • 肥料・農薬の使用最適化、病害抑制、農業資材開発
  • 農林水産業・養殖環境の改善
  • 森林の生物多様性評価、森林再生・造林計画
  • 建設・不動産・工場など事業地の生物多様性評価と環境設計
  • TNFDなど自然関連情報の評価・開示支援
  • 太陽光発電所敷地の生態系再設計
  • 自治体の環境保全、海洋環境保全、環境教育

優位性の主張

会社の主張
環境DNAによる生物群集分析にGISと現地調査を組み合わせ、小規模な事業地も高い解像度で評価し、評価後の改善方法まで提案できるとしている。 出典
会社の主張
ネットワーク科学と機械学習を基に生態系のコア生物種を特定し、生物間の複雑な関係性を分析するサービスを提供するとしている。 出典
会社の主張
京都大学の基礎研究をベースに開発したBiosphere-Viewerをリリースし、TNFD Tools CatalogueおよびFANPSソリューションカタログに掲載されたと説明している。 出典

製品・サービス

販売中
Biosphere-Viewer

環境DNA、GIS、現地調査などを組み合わせ、生態系・生物多様性を評価し、課題抽出から改善設計・実行・モニタリングまで支援する。 出典

農業生産者、農業資材・食品関連企業、建設・不動産事業者、企業、自治体など
販売中
生態系ネットワーク分析・コア微生物探査

土壌・水・生物試料のDNAを分析し、生態系の関係性や中核的な生物を特定して活用を支援する。 出典

農林水産業、自治体、研究機関、企業の研究開発・新規事業部門
試験導入
地域性微生物を活用した農業資材・苗の開発支援

地域の土壌などから有用微生物を探査・培養し、農業資材や苗の開発、農地診断に活用する。 出典

農業生産者、農業資材メーカー、食品・飲料メーカーなど

これまでの歩み 新しい順

2025-06
助成
令和7年度SBIR推進プログラム フェーズ2。4,000万円。農林水産省 出典
2025-01
受賞
NEDO「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth 3位「環境DNAデータと衛星データの融合による森林生態系ポテンシャルのオープン地図化」」 出典
2024-09
共同開発
泉大津市:自然環境、環境保全型農業、海洋環境など5分野の包括連携協定。農地微生物の分析展示も実施。 出典
2023-02
助成
第19回イノベーション研究開発助成金 大賞。300万円。株式会社池田泉州銀行 出典
2023-01
海外出展
台湾:台湾・高雄のベンチャーEXPO「Meet Greater South 2023」に出展し、事業を紹介。 出典
2022-12
資金調達
9,450万円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典
2021-06
共同開発
株式会社ETSホールディングス(現 ETSライン株式会社):太陽光発電所敷地での生態系リデザイン事業を開始し、展示会で事業デモを共同出展。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社ETSホールディングス(現 ETSライン株式会社) 太陽光発電所敷地での生態系リデザイン事業を開始し、展示会で事業デモを共同出展。 出典
共同開発
泉大津市 自然環境、環境保全型農業、海洋環境など5分野の包括連携協定。農地微生物の分析展示も実施。 出典
実証
名古屋市 GIS、土壌微生物DNA解析、専門知見を組み合わせた生息地ポテンシャルマップ名古屋版を作成。 出典
顧客
日本ガイシ株式会社 同社の生物調査を実施したと掲載されている。 出典

特許

5 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号別ページに掲載された特許5件を基準に記載。ページの収録範囲は出願日2013〜2022年で、全期間の網羅件数ではない。個別公報を確認できたものをipに記載した。
主な分野生態系誘導・土地価値情報管理、植物苗・育苗・培土、植物栽培用組成物、生態系の人為的構築
海外出願True
特許第6899106号「土地の価値情報管理システム及び生態系誘導方法」 サンリット・シードリングス株式会社 / 登録 出典
WO2022102389A1/特許第7038451号「植物苗、育苗方法、培土、および植物育成方法」 サンリット・シードリングス株式会社 / 日本で登録。WO・米国・欧州への出願を確認。 出典
WO2023167135A1/特許第7538572号「植物栽培用組成物、その製造方法および植物の栽培方法」 サンリット・シードリングス株式会社 / 日本で登録。WO公開を確認。 出典
特開2022-106643「生態系の人為的な構築方法」 サンリット・シードリングス株式会社 / 公開公報を確認。登録状況は未確認。 出典
特開2024-100941「植物育成用組成物及び植物の育成方法」 サンリット・シードリングス株式会社 / 公開公報 出典

会社の規模

従業員8名(2026-03-24時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金4,900万円(2025-10時点) 出典
公式サイトsunlitseedlings.com

大学との関係

大学との関係
京都大学 公的・大学関連情報で京都大学発ベンチャーとして紹介されています。 出典
大学の施設
立命館大学 立命館大学BKCインキュベータに中央研究所を置き、入居企業として掲載されています。 出典
大学の出資
京都大学 京都大学イノベーションキャピタルが運営するファンドが第三者割当増資による投資を実行したと発表しています。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:7130001066145
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