複数のマイクで音の分布を計算し、MR画面に色の地図で映す

マイクロホンアレイで捉えた音の分布を計算し、MR・AR端末を通して実空間に重ねて表示する音場計測・可視化技術。

株式会社INSPIREI 早稲田大学・東京電機大学発 / 東京都 新宿区西早稲田一丁目 / 2021年設立
研究発の技術 音響計測 音場可視化 ビームフォーミング マイクロホンアレイ MR AR
実用化の段階
研究実証販売
同社は音の計測サービスを提供中とし、株式会社ドウシシャのスピーカー評価事例を掲載、システム販売も相談制で案内している。
4製品
4提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

平面表示では音の広がりや発生源、計測断面の位置を立体的に把握しにくく、広い範囲の騒音源や遮音欠損部の特定に手間がかかる。

どう動くか

複数のマイクで収録した音の到達時間差などを使うビームフォーミング法で、空間内の音圧レベル分布を計算し、色の地図としてMR・AR端末に表示する。Ver.2は解析範囲を空間全体に広げ、改良したアルゴリズムでリアルタイム出力を行う。会社は初期システムを「世界初のMixed Realityを用いたリアルタイム音場可視化システム」と紹介している。

できるようになること

建設現場や建物の騒音源・漏音箇所の調査、対策効果の確認を支援する。音の状況を現場で視覚的に共有でき、同社と飛島建設は、騒音対策の迅速化や評価・合意形成への活用を説明している。

技術の出自:早稲田大学 基幹理工学部 表現工学科の音響計測・可視化・信号処理の研究、および東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科の空間音響・音場計測研究。音場の可視化研究に由来する。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 建設工事現場の騒音源探査
  • 建物の遮音欠損部・漏音箇所の調査
  • 騒音対策の効果検証
  • 建物内部の音響状態の調査
  • 製品の静穏性・スピーカー指向性の評価
  • 音楽・音響空間の可視化

優位性の主張

会社の主張
会社は初期システムを「世界初のMixed Reality(HoloLens 2)を用いたリアルタイム音場可視化システム」と紹介している。 出典
第三者の評価
Ver.2では、複数断面や物体表面を含む広い範囲の音圧分布を、マイクアレイの位置・角度を変えずにリアルタイムで可視化できるとしている。 出典
会社の主張
同社は自社でシステムを構築し、計測設定・解析・表示や用途別アプリを柔軟にカスタマイズできるとしている。 出典

製品・サービス

販売中
OTOMIRU®

マイクアレイで広範囲の音圧分布を計測し、iOS端末などでリアルタイムにXR可視化するシステム。 出典

騒音調査、建設・建物の音響調査、製品の静穏性評価を行う法人など
販売中
音の計測サービス(OTOMIRU®等を活用)

現地などで計測し、解析・可視化を調整してレポートを納品するサービス。 出典

騒音調査、異音発生源の特定、製品の静穏性評価を必要とする法人など
販売中
Sound Intensity Scanner AR(SISAR)

音の強さと方向を連続計測し、XRで音響インテンシティを3D可視化するシステム。 出典

音響評価、騒音・残響の調査を行う法人など
研究段階
3D/XR Visualization Base System

物理現象を3D/XRで可視化するための基盤システム。 出典

これまでの歩み 新しい順

2025-03
受賞
日本音響学会「日本音響学会 第20回 独創研究奨励賞 板倉記念」 出典
2024-07
共同開発
東京ガスネットワーク株式会社:灯内内管の漏えい位置をARで可視化する技術を共同開発。 出典
2021-11
受賞
XRKaigi「XRKaigi2021 アプリケーション部門優秀賞(OTOMIRU)」 出典
2021-07
助成
International Institute of Noise Control Engineering「I-INCE Young Professional Congress Attendance Grants」 出典
2021-07
共同開発
飛島建設株式会社:早稲田大学とともにOTOMIRUを共同開発し、Ver.2へ発展。 出典
2021-07
共同開発
早稲田大学:音響可視化技術の研究・開発で飛島建設、INSPIREIと連携。 出典

提携先・顧客

共同開発
飛島建設株式会社 早稲田大学とともにOTOMIRUを共同開発し、Ver.2へ発展。 出典
共同開発
早稲田大学 音響可視化技術の研究・開発で飛島建設、INSPIREIと連携。 出典
顧客
株式会社ドウシシャ TV用スピーカーの音の広がり・指向性をSISARで可視化。 出典
共同開発
東京ガスネットワーク株式会社 灯内内管の漏えい位置をARで可視化する技術を共同開発。 出典

特許

2 件 出典
公式WORKSの特許掲載とGoogle Patentsで確認できたOTOMIRU関連の2件。会社名義の出願は見つからず、両件とも早稲田大学・飛島建設名義。
主な分野MR・AR空間での音データ分布可視化、マイクロホンアレイによる三次元音源探査、ビームフォーミング
共同出願人飛島建設株式会社
特許第7506381号/特開2022-174479「空間内でのデータ可視化システム」 早稲田大学、飛島建設株式会社 / 登録(Active) 出典
特開2024-032687「空間内音源及び物体表面からの音源の3次元探査システム」 早稲田大学、飛島建設株式会社 / 出願中(Pending) 出典

会社の規模

資本金300万円(2022-08時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトinspirei.co.jp

大学との関係

大学の施設
早稲田大学 早稲田大学アントレプレナーシップセンターのコミュニティ会員として掲載され、登記住所も同センター内。公式一覧では一般会員として掲載されており、個室入居会員との記載はない。 出典
共同研究
早稲田大学 早稲田大学および飛島建設と共同で音の可視化システム「OTOMIRU」を公開した。 出典
共同研究
東京電機大学 同社は大学研究室と共に研究を行うとして、東京電機大学未来科学部情報メディア学科の研究室を掲載している。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:9件
法人番号:7011101094527
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