母体血から胎児の赤血球を取り出し、細胞単位でDNAを調べる

母体血から胎児由来の有核赤血球を回収し、単一細胞単位で胎児DNAを分析する出生前診断技術。

FDD-MB株式会社 金沢医科大学発 / 石川県 金沢市 / 2010年設立
研究発の技術 出生前診断 有核赤血球 単一細胞解析 密度勾配遠心分離 顕微鏡画像処理 マイクロマニピュレーション
実用化の段階
研究実証販売
公的プロジェクト資料はNRBC自動探索・回収装置の試作と臨床的評価・検証を記載する一方、販売開始や現時点の提供実績は確認できない。
2製品
9提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

羊水穿刺や絨毛採取に伴う妊婦・胎児の負担やリスクを抑えながら、妊娠初期に胎児の遺伝情報を得ることを目指す。

どう動くか

妊婦の血液にごく少量含まれる胎児由来の有核赤血球を、密度勾配遠心などで濃縮し、顕微鏡画像を使った探索・回収やマイクロマニピュレーションで取り出してDNAを分析する。公表された特許には、細胞の密度を選択的に変えて他の血球との分離を助ける方法が記載されている。自動探索・回収装置の試作も報告されている。

できるようになること

実用化すれば、母体血の採取を通じて胎児DNAを調べる出生前診断の選択肢となり、侵襲的検査の負担軽減や、胎児疾患の早期診断・治療の検討につながることが期待されている。

技術の出自:金沢医科大学 FDD-MB Center、単一細胞研究分野。「母体血による胎児DNA診断法の開発と臨床応用」および「血液中の有核赤血球の回収・DNA分析システムの開発」 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 出生前診断
  • 胎児の遺伝子疾患・染色体異常の検査
  • 胎児有核赤血球を用いた単一細胞DNA分析

優位性の主張

大学の発表
プロジェクトは、母体血中の胎児有核赤血球を選択的に回収し、単一細胞単位でDNA分析できると説明している。 出典
大学の発表
プロジェクトは、従来の羊水穿刺・絨毛採取と比べ、母体血採取による無侵襲の胎児DNA診断を目指す「日本発・世界初」のシステムと位置付けている。 出典
第三者の評価
2010年の事業プラン発表では、妊娠10週目から検査可能で、採血から4〜5日で結果が分かる計画とされた。これは当時の主催者掲載情報であり、現在の臨床性能を示すものではない。 出典

製品・サービス

研究段階
FDD-MB Service/FDD-MB 3.0 System

母体血中の胎児有核赤血球を回収し、胎児DNAを分析する出生前診断サービス構想。装置・手法のライセンス提供も計画された。 出典

検査機関、医療機関、妊婦(計画上の対象。現在の提供先は確認できず)
研究段階
FDD-MB 3.0 Platform

母体血から胎児由来有核赤血球を自動探索・回収する試作装置。研究プロジェクトで作製が報告された。 出典

検査機関・研究機関(想定)

これまでの歩み 新しい順

2012-11
海外出展
FDD-MBに関する国際会議を金沢で開催し、日本を含む11カ国から参加があった。金沢医科大学の年報に記録された活動。 出典
2012-06
海外提携
中国:金沢医科大学FDD-MBセンターの海外ブランチとして華中科技大学(武漢)・瀋陽医科大学との連携が記録されている。会社の子会社や顧客関係を示す情報ではない。 出典
2011-04
助成
科学技術振興機構(JST)「研究成果展開事業 A-STEP「母体血液画像データからの胎児由来有核赤血球(NRBC)検出技術」」 出典
2010-10
受賞
公益財団法人石川県産業創出支援機構「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ 最優秀起業家賞」 出典
2009-01
共同開発
一般社団法人FDD-MB Study Group:臨床評価・検証やFDD-MBサービス構築で連携する研究グループ。 出典
2008-09
共同開発
金沢医科大学:FDD-MB Centerを設置し、基礎研究と診断技術開発を実施。 出典
2008-07
助成
文部科学省・ほくりく健康創造クラスター「ほくりく健康創造クラスター「血液中の有核赤血球の回収・DNA分析システムの開発」」 出典

提携先・顧客

共同開発
金沢医科大学 FDD-MB Centerを設置し、基礎研究と診断技術開発を実施。 出典
共同開発
一般社団法人FDD-MB Study Group 臨床評価・検証やFDD-MBサービス構築で連携する研究グループ。 出典
共同開発
北陸先端科学技術大学院大学 有核赤血球の回収・DNA分析システム開発プロジェクトに参画。 出典
共同開発
金沢工業大学 有核赤血球回収技術に関する共同研究プロジェクトに参画。 出典
共同開発
国立成育医療研究センター 有核赤血球の回収・DNA分析システム開発プロジェクトに参画。 出典
共同開発
株式会社ニコン 有核赤血球回収・DNA分析システム開発の参画機関として掲載。 出典
残りの3件を表示
共同開発
日本ガイシ株式会社 有核赤血球回収・DNA分析システム開発の参画機関として掲載。 出典
共同開発
株式会社スギノマシン 有核赤血球回収・DNA分析システム開発の参画機関として掲載。 出典
共同開発
株式会社富士ゼロックス プロジェクト参画機関として掲載。ただし一部資料では参画予定と記載。 出典

特許

3 件 出典
対象社名とFDD-MB関連語によるGoogle Patentsおよび公的資料の検索で確認した関連公開・登録文献数。JP5265815B2とWO2012023298A1は同一発明の関連文献。プロジェクト資料は関連特許5件・関連出願13件とも記載するため、全体件数ではない。
主な分野母体血からの胎児有核赤血球の濃縮・回収、密度勾配遠心分離、有核赤血球濃縮回収チップ、胎児DNA診断支援
海外出願True
JP5265815B2 — 血球の密度変化を利用した密度勾配遠心分離法による有核赤血球の回収 北陸先端科学技術大学院大学、金沢工業大学、金沢医科大学 / 登録(Google Patents掲載情報) 出典
JP5311356B2 — 有核赤血球濃縮回収チップ及び有核赤血球濃縮回収方法 北陸先端科学技術大学院大学、金沢医科大学 / 登録(Google Patents掲載情報) 出典
WO2012023298A1 — 血球の密度変化を利用した密度勾配遠心分離法による有核赤血球の回収 北陸先端科学技術大学院大学、金沢工業大学、金沢医科大学 / 国際公開(PCT出願)。各国での権利状況は未確認 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学との関係
金沢医科大学 同大学の年報は、FDD-MB株式会社を金沢医科大学発ベンチャーとして設立したと記載。母体血による胎児DNA診断技術の知的財産管理等を担う会社として説明されている。 出典
共同研究
金沢医科大学 母体血中の有核赤血球の回収・DNA分析システム開発に関する研究プロジェクトに、金沢医科大学FDD-MB CenterとFDD-MB株式会社が参画機関として記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:6220001018063
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