LiDARの点群とAIで、人や車両の動線を顔識別なしで測る

LiDARの3次元点群とAIを使い、人や車両などの位置・動線・滞留を個人の顔を識別せずに計測・解析する技術。

株式会社HULIX 大阪大学発 / 大阪府 吹田市 / 2020年設立
技術を使った製品・サービス LiDAR 3D点群解析 人流解析 物体追跡 エッジコンピューティング SLAM
実用化の段階
研究実証販売
三井不動産は2022年、ららぽーとEXPOCITYへの「ひとなび」導入を公表しており、実施設での導入実績が確認できる。
2製品
5提携・顧客
0特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

人や車両が行き交う施設・公共空間では、混雑、滞留、動線、危険な交錯を目視や経験だけで把握しにくく、運営改善や安全対策の判断に使えるデータが不足する。

どう動くか

LiDARがレーザー光の反射から周囲の3次元点群を取得し、AIが点群から人などを検出して、複数センサーのデータをつなぎながら移動を追跡する。通行量、速度、軌跡、密度などをリアルタイムに集計し、エッジ装置やクラウドで可視化する。大阪大学の研究紹介では、複数LiDARによる広域追跡やセンサー間の人物再識別、エッジ処理にも取り組んできたと説明されている。

できるようになること

施設運営者や自治体が、人流・混雑・滞留を数値で捉えて、配置や誘導、空間設計の改善を検討できる。大阪大学は、個人情報を取得せずに空間内の動きや混雑を分析できるとしており、プライバシーに配慮した公共空間の計測や施策評価への活用を説明している。

技術の出自:大阪大学大学院情報科学研究科のモバイルコンピューティング・人流センシング分野。「ひとなびによるヒューマントラッキングと人間中心デジタルツイン」プロジェクト。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 商業施設の混雑・回遊・滞留分析
  • 駅・空港・交通結節点の人流、行列、待ち時間分析
  • 道路・交差点・駐車場における歩行者と車両の動線・交錯分析
  • 公共空間・観光地の人流計測と施策評価
  • 施設のレイアウト、誘導、人員配置の改善検討
  • LiDAR-SLAMによる地下管路などの3Dマッピング

優位性の主張

大学の発表
複数地点のLiDARデータを組み合わせ、広範囲の人流を把握し、個人情報を取得せずに人の動きや混雑を分析できる。 出典
会社の主張
同社はLiDARで人・車・自転車などを同じ3次元点群空間で検知・追跡し、エッジ処理とクラウドで交通量、速度、軌跡などを可視化すると説明している。 出典
会社の主張
LiDARは形状ベースで距離を直接計測し、カメラのみの方式に比べ夜間・逆光・降雨でも計測できると同社は主張している。個別条件での比較性能値は公開ページで確認できなかった。 出典

製品・サービス

販売中
ひとなび / Hitonavi Platform

LiDAR・3D点群解析で人流や空間状態を計測し、分析・可視化・シミュレーション・運用支援につなぐ基盤。 出典

商業施設、交通施設、自治体、公共空間などの運営者
販売中
HULIX Services(3D現場計測・空間診断・施策比較・常設運用)

LiDAR等で現場を計測し、混雑や滞留の診断、改善案の比較、継続モニタリングを提供する。 出典

空港・駅・商業施設・自治体・建設会社・交通コンサル・警備会社など

これまでの歩み 新しい順

2023-12
実証
和歌山市:観光振興や回遊促進に向け、ひとなびを用いた人流計測・デジタルツイン関連の実証を実施。 出典
2022-08
実証
一般社団法人関西イノベーションセンター:和歌山市での人流データ活用実証にHULIX・和歌山市と参加。 出典
2022-04
助成
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)「「街の未来を共視する~住民・自治体・事業者のトリプレット共創型デジタルツイン~」委託研究」 出典
2022-04
共同開発
国立大学法人大阪大学:ひとなびの研究成果を基にした事業化や、デジタルツイン関連の研究開発・実証で連携。 出典
2022-04
提携
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT):大阪大学とHULIXが、デジタルツイン関連の委託研究を受託。 出典
2022-02
顧客
三井不動産株式会社:ららぽーとEXPOCITYに「ひとなび」を導入し、館内人口や混雑度を把握する計画を公表。 出典
2021-01
資金調達
第三者割当増資。1.3億円。OUVC2号投資事業有限責任組合(大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社) 出典

提携先・顧客

顧客
三井不動産株式会社 ららぽーとEXPOCITYに「ひとなび」を導入し、館内人口や混雑度を把握する計画を公表。 出典
共同開発
国立大学法人大阪大学 ひとなびの研究成果を基にした事業化や、デジタルツイン関連の研究開発・実証で連携。 出典
実証
和歌山市 観光振興や回遊促進に向け、ひとなびを用いた人流計測・デジタルツイン関連の実証を実施。 出典
提携
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 大阪大学とHULIXが、デジタルツイン関連の委託研究を受託。 出典
実証
一般社団法人関西イノベーションセンター 和歌山市での人流データ活用実証にHULIX・和歌山市と参加。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

従業員2名(2026-02-27時点) 出典(Gビズインフォ)
公式サイトhulix-tech.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-03-31—-2,255万円—4,212万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
大阪大学 大阪大学共創機構の「大阪大学発ベンチャー」一覧に掲載されています。 出典
大学の出資
大阪大学 大阪大学ベンチャーキャピタルが運営するOUVC2号ファンドが同社に1億3,000万円を投資したと発表。大阪大学は同ファンドの有限責任組合員として記載されています。 出典
共同研究
大阪大学 公式サイトは大阪大学との共同研究体制を記載しています。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:6120901042924
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