放射性トレーサーとPETで、生きた脳の受容体分布を画像化する

AMPA受容体に結合する放射性トレーサーを使い、PETで生きた人の脳内にある受容体の分布を画像化・定量するAMPA-PET技術。

株式会社アンパメトリー 神奈川県 横浜市 / 2019年設立
研究発の技術 AMPA受容体 PET分子イメージング 放射性医薬品 中枢神経系創薬 画像解析 医療AI
実用化の段階
研究実証販売
AMPA-PETを用いた臨床・非臨床の受託研究サービスが提供中と掲載され、製薬企業との受託研究も進行中と公表されている。
4製品
1提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

脳内AMPA受容体の分布を生体で測る手段を提供し、精神・神経疾患の病態把握や、創薬での患者選択・薬効評価を支援する。

どう動くか

放射性標識した化合物[11C]K-2を投与し、脳内のAMPA受容体に結合したトレーサーから出る放射線をPETで検出して、受容体の分布を画像にする。炭素11標識薬は半減期が短く撮像施設内での製造が必要だが、[18F]K-40は人での初回試験が報告され、フッ素18の長い半減期により施設外での製造・配送が期待されている。会社は[11C]K-2の独占的使用ライセンスを保有すると論文で開示されている。

できるようになること

会社は、AMPA-PETによる患者選択や薬効評価で中枢神経系の薬剤開発を支援し、将来的には精神疾患の診断にも用いる構想を示している。大学・公的機関は、受容体の可視化が疾患の生物学的理解や新しい診断・治療法の開発に役立つと説明している。

技術の出自:横浜市立大学大学院医学研究科 生理学分野 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 中枢神経系薬剤の薬効評価
  • 精神・神経疾患の創薬研究における患者選択
  • うつ病・双極性障害などの病態研究
  • 精神疾患の診断支援の研究開発
  • 小動物PETを用いた前臨床研究

優位性の主張

会社の主張
会社は、AMPA型受容体の脳内分布を生体で画像化・定量する世界初のAMPA-PET技術と主張している。 出典
第三者の評価
[18F]K-40を5人の健常者で検討した初回人試験で、[11C]K-2と同様の脳内動態を示し、両トレーサーによる結合能に良好な相関が報告された。これは研究論文の報告であり、条件は健常者5人への両薬剤投与と動的PET撮像。 出典
大学の発表
横浜市立大学の研究では、4種類の精神疾患患者149人と健常者70人のPET撮像から、疾患ごとの受容体分布の特徴や症状との関連を報告した。 出典

製品・サービス

販売中
AMPA-PET受託研究サービス

[11C]K-2を用い、中枢神経系薬剤の臨床・非臨床での薬効評価や患者選択を支援する。 出典

製薬会社、研究機関
試験導入
[11C]K-2 AMPA-PET薬

脳内AMPA受容体の分布を画像化する放射性PETトレーサー。 出典

PET撮像施設、製薬会社、研究機関
試験導入
AMPA-PET薬の製造・合成用装置

施設内で[11C]K-2を製造・合成するための装置。医療機器として開発中。 出典

脳PET撮像を行う医療・研究機関
研究段階
AMPA-PET画像AI診断・解析ソフトウェア

AMPA-PET画像を解析し、うつ病や双極性障害の評価に役立つ数値を示すソフトウェアとして紹介されている。 出典

医療機関、研究機関

これまでの歩み 新しい順

2025-05
規制・認証
[18F]K-40の人での初回試験(健常者5人で[11C]K-2との比較PET撮像を行った論文が公表されている。製造販売承認の取得は確認できない。) 出典
2020-01
規制・認証
[11C]K-2の医師主導治験(AMEDは、てんかん病巣の診断薬として薬事承認を目指す多施設共同の医師主導治験を実施中と公表。) 出典
2019-09
共同開発
横浜市立大学:大学の生理学研究を起源とする認定ベンチャー。AMPA-PET研究と臨床研究の関係が公表されている。 出典
2019
採択
株式会社ケイエスピー「2019年度 KSPの事業化支援プログラム採択(事業テーマ:AMPA-PET技術の開発)」 出典

提携先・顧客

共同開発
横浜市立大学 大学の生理学研究を起源とする認定ベンチャー。AMPA-PET研究と臨床研究の関係が公表されている。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで会社名・英語名およびAMPA-PET関連語を検索。会社名義の件数ではなく、関連性のある横浜市立大学名義の特許記録を3件確認した件数。
主な分野AMPA受容体結合化合物・PETトレーサー、脳内AMPA受容体のPETイメージング・スクリーニング、AMPA受容体関連疾患の治療剤
海外出願True
WO2017006931A1 / JP6425817B2「AMPA受容体に特異的に結合する新規化合物」 公立大学法人横浜市立大学 / 日本・米国・欧州・中国等で登録公報あり。WO公開公報のファミリー記録を参照。 出典
JP6241974B1「霊長類生体の脳内AMPA受容体のイメージング方法、プログラム及びスクリーニング方法」 公立大学法人横浜市立大学 / 登録。Google Patents上の法的状態はActiveと表示。 出典
WO2018131662A1「AMPA受容体に関連する疾患の予防及び/又は治療剤」 公立大学法人横浜市立大学 / WO出願はCeasedと表示。日本出願は審査中、中国出願はPending、欧州出願はWithdrawnと表示。 出典

会社の規模

従業員5名(2025-05-01時点)
資本金500万円(2026-03時点) 出典
公式サイトampametry.com

大学との関係

大学の認定
横浜市立大学 横浜市立大学発認定ベンチャー(研究成果活用型)として掲載。事業はAMPA-PET技術を活用する中枢神経領域の創薬。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:6020001132818
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