複数のセンサーで3次元地図を作り、移動体の位置を推定する

LiDAR・カメラ・GNSS・IMUなどのセンサー情報を統合し、現実空間の3次元地図作成、自己位置推定、物体認識を行う空間認識技術。

株式会社マップフォー 名古屋大学発 / 愛知県 名古屋市中区 / 2016年設立
研究発の技術 SLAM LiDAR 3次元点群 センサーフュージョン GNSS IMU
実用化の段階
研究実証販売
SEAMS MEとLXは販売開始が公表され、MAP IV Engineは年間ライセンス提供、販売代理店契約や導入事例も公開されている。
7製品
13提携・顧客
1特許
5出資者

しくみ

解こうとしている課題

高精度な3次元地図の作成には高価な測量機器や手作業が必要で、複雑な環境では位置推定や地図精度が低下しやすい。地図データの作成・更新や現場点検の負担を減らすことを目指す。

どう動くか

LiDAR等で取得したデータから、SLAMにより移動中の位置・向きを推定しながら周囲の3次元点群地図を作成する。GNSS・IMU・車速情報の組合せで、トンネルや特徴の少ない場所での推定を補い、AIで点群の分類や動く物体の除去を自動化する。同社は低価格な計測機器でもMMS相当の精度を目指せると説明している。精度はセンサー構成等の条件による。

できるようになること

同社は、計測・地図作成・解析の省力化を通じ、自動運転、測量、インフラ保全、建設などで現場作業の効率化や省人化を支援すると説明している。3次元データを自動運転や都市計画、施設管理に活用できるとしている。

技術の出自:名古屋大学発の学生ベンチャー。名古屋大学の情報学分野を含む3次元地図・位置推定の研究成果を事業化。Eagleyeは名城大学との共同開発。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 自動運転車・自動運転バス向け高精度地図、自己位置推定、環境認識
  • 道路・鉄道・トンネル・送配電設備の点検と維持管理
  • 公共測量、建設・土木現場の記録、施工状況把握
  • 工場設備管理、自律移動ロボットの地図作成
  • スマートシティ、都市計画、XR・シミュレーション

優位性の主張

会社の主張
MAP IV Engineは、センサー構成等の条件下で地図情報レベル250(水平位置標準偏差0.12m以内)に準拠し、MMSと同等の精度を低コストな計測システムで実現できると同社は説明している。 出典
会社の主張
GNSS・IMU・車速センサーを統合し、従来のSLAMで精度が低下しやすい開けた場所やトンネルなどでも高精度な点群作成が可能と同社は説明している。 出典
会社の主張
SEAMSとMAP IV Engineの利用で、同社測量作業の比較条件下においてTLS比で作業工数44%削減、MMS比で計測時間74%削減と公表している。 出典
会社の主張
Mapfourmerは同社の地図データ制作チームで平均93%以上の分類精度、手作業比54〜72%の工数削減を公表している。データ環境やモデル条件で結果は異なる。 出典
第三者の評価
名古屋大学の研究成果を活用した低価格センサーによる3次元地図作成技術と、中日本航空の測位技術を用いて、従来MMSと同精度の地図作成ソフトウェアを開発したと共同実証の発表で説明されている。 出典

製品・サービス

販売中
SEAMS(ME・LX)

LiDAR等を搭載した歩行・車載型3次元データ計測システム。MAP IV Engineと連携して点群地図を作成する。 出典

測量、建設、製造、インフラ保全、自動運転関連事業者
販売中
MAP IV Engine

独自SLAMでLiDAR等の計測データを解析し、点群地図の作成・接合・更新を行うソフトウェア。 出典

測量、自動運転、建設、インフラ保全、ロボティクス事業者
販売中
Mapfourmer

深層学習で点群を分類し、地図作成に不要な人や車などの動的物体を自動除去するソフトウェア。 出典

測量、自動運転、電力、鉄道、自治体のインフラ点検事業者
段階不明
Atomic Engine

LiDAR・カメラ・Radar等から物体を検出・識別し、速度を追跡・推定する環境認識ソフトウェア。 出典

自動運転・ロボティクス関連事業者
販売中
Eagleye

GNSS・IMU・車速センサーを組み合わせ、車両の位置と姿勢を推定する複合航法システム。OSSとして公開。 出典

自動運転・車両開発事業者、研究者
段階不明
Vector Map Generator

点群とカメラ画像から標識、信号、路面標示などを検出・分類し、ベクターマップを自動生成するソフトウェア。 出典

自動運転、インフラ点検、都市開発、シミュレーション関連事業者
販売中
3次元地図データ計測・作成サービス

顧客の用途に応じて3次元データを計測し、点群地図を作成するサービス。 出典

測量、建設、インフラ、自動運転等の事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-12
実証
株式会社NTTフィールドテクノ:東浦町で画像・LiDAR解析による道路維持管理効率化の実証事業に共同採択。 出典
2025-09
資本提携
株式会社ゼンリン:高精度地図を活用した社会課題解決型ソリューションを共同開発する資本業務提携。 出典
2025-07
助成
総務省「令和7年度 安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業(地方枠)」 出典
2025-03
共同開発
鉄建建設株式会社:CalTaと非GNSS環境で重機位置・掘削状況を把握するマシンガイダンスを共同開発。 出典
2024-10
販売提携
株式会社イメージワン:SEAMSとMAP IV Engineの販売代理店契約を締結。 出典
2024-10
共同開発
CalTa株式会社:LiberawareとデジタルツインサービスCalTa M42を開始。鉄道向け点群取得でも協業。 出典
2024-05
採択
JR東日本スタートアップ株式会社「JR東日本スタートアッププログラム2023 秋」 出典
2024-05
実証
JR東日本スタートアップ株式会社:SEAMS・MAP IV Engineを用いる提案がプログラム採択。実証実験を予定。 出典
残りの5件を表示
2023-10
共同開発
株式会社Liberaware:狭小空間と広域空間の計測技術を組み合わせ、設備の点検・管理をデジタル化。 出典
2022-08
助成
経済産業省「令和4年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)「自動運転領域における低コストな3次元地図/3Dモデルデータ構築技術の研究開発」」 出典
2022-08
共同開発
名古屋大学:3次元地図・位置推定技術の研究開発やGo-Tech事業で連携。 出典
2022-07
海外プログラム
あいち・なごや海外連携アクセラレーション事業「BEYOND」の海外展開支援プログラムSに採択。3次元地図作成ソフトウェア等の海外展開を目指すと発表。 出典
2022-07
助成
生物系特定産業技術研究支援センター「令和4年度 イノベーション創出強化研究推進事業「森林環境に特化した高精度地図作成/位置推定手法の開発」」 出典

提携先・顧客

共同開発
名城大学 車両向け複合航法システムEagleyeを共同開発。 出典
共同開発
名古屋大学 3次元地図・位置推定技術の研究開発やGo-Tech事業で連携。 出典
共同開発
名城大学 名古屋大学とともに低コストな3次元地図・都市3Dモデル作成を研究。 出典
共同開発
株式会社Liberaware 狭小空間と広域空間の計測技術を組み合わせ、設備の点検・管理をデジタル化。 出典
販売提携
株式会社イメージワン SEAMSとMAP IV Engineの販売代理店契約を締結。 出典
実証
JR東日本スタートアップ株式会社 SEAMS・MAP IV Engineを用いる提案がプログラム採択。実証実験を予定。 出典
残りの7件を表示
共同開発
CalTa株式会社 LiberawareとデジタルツインサービスCalTa M42を開始。鉄道向け点群取得でも協業。 出典
共同開発
鉄建建設株式会社 CalTaと非GNSS環境で重機位置・掘削状況を把握するマシンガイダンスを共同開発。 出典
資本提携
株式会社ゼンリン 高精度地図を活用した社会課題解決型ソリューションを共同開発する資本業務提携。 出典
実証
株式会社NTTフィールドテクノ 東浦町で画像・LiDAR解析による道路維持管理効率化の実証事業に共同採択。 出典
顧客
株式会社Liberaware 公式サイトにSEAMS・MAP IV Engineの導入事例を掲載。 出典
顧客
BOLDLY株式会社 公式サイトにSEAMS・MAP IV Engineの導入事例を掲載。 出典
顧客
株式会社アイシン 公式サイトに計測車両構築・MAP IV Engineの導入事例を掲載。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsを出願人名「Map Iv Inc」「MAP IV」等で検索し、確認できた公開公報ベースの件数。網羅保証はない。
主な分野車両の走行軌跡補正、点群データとポーズグラフを用いた3次元地図計測
共同出願人アイサンテクノロジー株式会社
JP2024177942A / JP7576253B1「情報処理システム、情報処理方法、及びコンピュータプログラム」 Map Iv Inc、Aisan Technology Co Ltd / 登録(Google Patents表示上Active。2024-10-31登録) 出典

会社の規模

従業員70名(2026-09時点) 出典
資本金1,090万円(2025-09時点) 出典
大学との関係学生ベンチャー
公式サイトmap4.jp

大学との関係

大学の認定
名古屋大学 名古屋大学発学生ベンチャーの称号を取得。大学の公開一覧にも掲載されている。 出典
共同研究
名古屋大学 名古屋大学・名城大学とともに、低コストな3次元地図・3Dモデルデータ構築技術の研究開発が経済産業省のGo-Tech事業に採択された。 出典

出資者(公開情報で確認できた5社)

事業会社(CVCを含む) 5

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:22件
法人番号:5180001124701
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