血液中の酵素を1分子ずつ測り、膵がんの早期発見を目指す
血液中の酵素活性を1分子単位で測定し、その活性パターンから膵がんなどの疾患を検出するリキッドバイオプシー技術。
研究発の技術 リキッドバイオプシー 1分子計測 酵素活性計測 蛍光プローブ マイクロデバイス 体外診断
実用化の段階
研究実証販売
2025年7月から研究目的の検査受託を開始し、2026年3月には前向きフィージビリティ研究の初回登録を達成していますが、会社発表では薬事承認取得に向けた開発中で、検査は臨床研究参加が条件です。
2製品
6提携・顧客
3特許
6出資者
しくみ
解こうとしている課題
膵がんは早期診断に使える検査法が限られ、症状が乏しいため進行後に見つかることが多い。同社は、少量の血液から早期発見につながる情報を得る検査の確立を目指しています。
どう動くか
希釈した血液と複数色の蛍光性酵素基質を、微小なウェルが多数並ぶデバイスに入れ、確率的に酵素を1個以下ずつに分けます。酵素が基質を反応させると蛍光が生じるため、顕微鏡画像からウェルごとの酵素数や活性を読み取り、酵素活性プロファイルとして比較します。タンパク質の量だけでなく、活性や酵素サブタイプなどの違いを捉える設計です。
できるようになること
実用化が進めば、採血を使った検査で膵がんの可能性がある人を早期に見つけ、精密検査につなげる選択肢となることが期待されています。同社はほかのがんの診断や医薬品開発支援への応用も進めています。
技術の出自:東京大学大学院薬学系研究科(酵素活性の蛍光検出)・理化学研究所 開拓研究所(1分子計測)。JST START「1分子計測リキッドバイオプシーの事業化」。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 膵がんの早期発見を目指す血液スクリーニング
- 他のがん種・疾患の早期診断バイオマーカー探索
- 製薬企業向けの酵素活性バイオマーカー探索・薬効評価
- コンパニオン診断薬の研究開発
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2026-03
規制・認証
エンゼバーすい臓がん検診フィージビリティ研究(UMIN000059647)(2026年3月に第1例登録を達成。全国79施設、目標症例数10,000人の前向き研究として実施。) 出典
提携先・顧客
特許
主な分野酵素活性検出用蛍光プローブ、蛍光プローブライブラリーの合成・精製、マイクロデバイスによる1分子酵素活性測定
海外出願True
WO2020246616A1/JP7628233B2「ENPP活性検出用蛍光プローブ」 国立大学法人東京大学 / 日本で登録(JP7628233B2)。WO出願はGoogle Patents上でCeased表示。海外ファミリーの状態は各国公報で要確認。 出典
WO2022260135A1/JP7802305B2「固相抽出による蛍光プローブライブラリーの作製方法およびそれを用いる酵素活性測定方法」 国立大学法人東京大学・国立研究開発法人理化学研究所 / 日本で登録(JP7802305B2)。WO出願はGoogle Patents上でCeased表示。米国・欧州の出願記録あり。 出典
WO2023167305A1/JP2024504763A「酵素活性の検出方法およびその方法に用いる蛍光プローブ」 国立大学法人東京大学 / 日本・米国・欧州・中国・豪州・カナダの各国出願はGoogle Patents上で審査中。WO出願は同サイト上でCeased表示。 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた6社)
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 4銀行・金融機関系 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。