米麹の酵素で米のでんぷんを糖に変え、米の甘みを引き出す

米麹の酵素で米のでんぷんを糖化し、米由来の甘みを引き出す発酵甘味料と、その甘味料を使った食品の開発・製造技術。

株式会社オリゼ 東京都 渋谷区 / 2018年設立
研究発の技術 米麹発酵 発酵甘味料 食品アップサイクル 酵素糖化 食品開発 PCRによる麹菌株選抜
買収・子会社化 ヤマタネは2026年8月3日にオリゼ株式の55%を取得して子会社化すると発表しており、オリゼ公式サイトも2026年9月にヤマタネとの協業を告知している。
実用化の段階
研究実証販売
公式ECで複数の米麹食品を販売し、会社発表では米麹グラノーラが2025年1月に累計200万食を突破。
3製品
8提携・顧客
1特許
17出資者

しくみ

解こうとしている課題

砂糖を使わずに甘みを得たい食品づくりと、古米・規格外米などの活用、米の新たな需要づくりを目指す。

どう動くか

蒸した米に麹菌をつけて麹を育て、麹のアミラーゼなどで米のでんぷんを分解し、ブドウ糖やオリゴ糖を生み出す。会社発表の2026年特許出願では、麹菌のDNA上の指標と製麹後の酵素活性を組み合わせ、甘味料製造に適した菌株を選ぶ方法を提案。会社公表の実施例では、対照株の約2.2倍のα-アミラーゼ活性を示す菌株を選抜したとしている。

できるようになること

会社は、米麹甘味料を食品に使うことで砂糖以外の甘味の選択肢を広げ、古米や規格外米の活用を通じて食品ロスの削減や米の需要創出につなげるとしている。効果の実績評価は別途確認が必要。

技術の出自:宇都宮大学発ベンチャーとして創業。技術面では、金沢工業大学バイオ・化学分野との甘味料・レジスタントプロテイン研究、宇都宮大学との甘味料の有用性研究が公表されている。特定の研究室・プロジェクト由来とは確認できない。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • グラノーラ、焼き菓子、チョコレート、アイス・冷菓、ドレッシング、惣菜だれ、飲料、発酵スイーツなど食品の甘味付け
  • 古米・規格外米等のアップサイクル食品
  • 米麹甘酒、調味料、食品原料のOEM・共同開発

優位性の主張

会社の主張
米と米麹を原料に、米麹の酵素ででんぷんを糖化して甘みをつくる。会社は砂糖や人工甘味料を使わない甘味料として訴求している。 出典
会社の主張
麹菌のPCR増幅パターンと糖化関連酵素活性の両方で菌株を選ぶ方法を出願。会社公表の実施例では、対照株の約2.2倍のα-アミラーゼ活性を示す菌株を選抜したとしている。 出典
会社の主張
米麹甘味料にレジスタントプロテインが1mlあたり14.6mg含まれることを、金沢工業大学との共同研究で確認したと会社が公表。 出典

製品・サービス

販売中
米麹グラノーラ(ORYZAE GRANOLA)

米麹甘味料を使ったグラノーラ。複数フレーバーを公式EC等で販売。 出典

一般消費者。小売・食品事業者向け卸も展開。
販売中
オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)

米麹の酵素で米のでんぷんを糖化した液状の砂糖代替甘味料。食品原料として供給。 出典

食品メーカー、菓子製造業者、飲食店などの法人。
販売中
米麹関連食品・調味料(ORYZAE)

米麹甘酒、米麹調味料、麹マヨ、チョコソース、乾燥米麹などを展開。 出典

一般消費者、小売・飲食事業者。

これまでの歩み 新しい順

2026-08
資本提携
株式会社ヤマタネ:2026年8月に子会社化。米の調達網・販路とオリゼの発酵技術を連携。 出典
2026-08
共同開発
学校法人金沢工業大学:甘味料の研究と麹菌選抜方法の共同特許出願。 出典
2025-11
顧客
株式会社東京バル:食品ブランドKAWAÌINEの商品に米麹発酵甘味料を採用。 出典
2025-02
認定
B Lab「B Corp認証」 出典
2024-12
資金調達
金額は非公表。スタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合 出典
2024-12
受賞
三谷産業株式会社「MITANI Business Contest 2024 協賛企業賞(DEFTA Partners賞、ビジネスエンジニアリング賞)」 出典
2024-11
共同開発
キューサイ株式会社:米麹グラノーラ「ケール」を共同企画し販売。 出典
2024-09
助成
公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)「令和6年度研究開発支援事業(GX製品・サービス開発支援)および新商品・新サービス開発支援事業(海外販路拡大支援)」 出典
残りの3件を表示
2024-08
共同開発
日本甜菜製糖株式会社:フラクトオリゴ糖と米麹甘味料を使ったグラノーラを共同開発。 出典
2024-07
資金
資金調達(エクイティ・デット)。4.7億円。MSIVC2023V投資事業有限責任組合、ナントCVC3号あけぼの投資事業有限責任組合、Wing2号成長支援投資事業有限責任組合、CA Startups Internet Fund 3号投資事業有限責任組合、epiST Ventures 1号投資事業有限責任組合、しんきん-やらまいか投資事業有限責任組合 出典
2023-01
資金
資金調達(エクイティ・デット)。2億円。CA Startups Internet Fund3号投資事業有限責任組合、epiST Ventures 1号投資事業有限責任組合、ナントCVC3号あけぼの投資事業有限責任組合、KVPシード・イノベーション2号投資事業有限責任組合、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合 出典

提携先・顧客

共同開発
有限会社神保栄三久商店 創業時から甘味料の開発・製造で提携し、米麹生産の中核拠点を担う。 出典
顧客
株式会社東京バル 食品ブランドKAWAÌINEの商品に米麹発酵甘味料を採用。 出典
資本提携
株式会社ヤマタネ 2026年8月に子会社化。米の調達網・販路とオリゼの発酵技術を連携。 出典
共同開発
学校法人金沢工業大学 甘味料の研究と麹菌選抜方法の共同特許出願。 出典
共同開発
リジェネソーム株式会社 金沢工業大学とともに、甘味料向け麹菌の選抜方法を共同出願。 出典
共同開発
キューサイ株式会社 米麹グラノーラ「ケール」を共同企画し販売。 出典
共同開発
日本甜菜製糖株式会社 フラクトオリゴ糖と米麹甘味料を使ったグラノーラを共同開発。 出典
販売提携
Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO 施設で米麹グラノーラの取り扱いを開始。 出典

特許

1 件 出典
社名および英語名をGoogle Patentsで検索し、企業発表・特許検索で確認できた範囲。2026年の共同出願発表1件を記録。公開公報未確認のため件数は公表された出願情報ベース。
主な分野発酵甘味料向け麹菌の選抜、麹菌株の識別・品質管理、米麹・発酵甘味料の製造
共同出願人リジェネソーム株式会社、学校法人金沢工業大学
発酵甘味料の製造に用いる麹菌の選抜方法、麹菌株の識別方法、試薬セット、判別用キット、米麹の製造方法、及び発酵甘味料の製造方法 株式会社オリゼ / 出願中(会社発表による。出願番号・公開公報は確認できず) 出典

会社の規模

従業員70名(2024-09時点)
資本金5,000万円(2026-07時点) 出典
公式サイトoryzae.site

大学との関係

大学の認定
宇都宮大学 公式サイトと大学発表で、株式会社オリゼの前身であるアグクルを含め、宇都宮大学発ベンチャーと確認。 出典
共同研究
宇都宮大学 米麹由来甘味料が腸内細菌叢に与える影響評価について共同研究契約を締結し、研究を開始。 出典

出資者(公開情報で確認できた17社)

事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 5銀行・金融機関系 10

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:4060001030581
内容の誤りを知らせる