凝縮熱を使う湿り空気で、食材を30〜98℃で加熱する

100℃未満の飽和湿り空気と凝縮熱を使い、食材を食材ごとの温度で均一に加熱する食品加工技術。

株式会社T.M.L 早稲田大学発 / 東京都 新宿区早稲田町 / 2003年設立
研究発の技術 食品加工 飽和湿り空気 低温加熱 凝縮熱 温度制御 調理プログラム
買収・子会社化 ヤマタネが2025年10月8日に議決権の51%を取得し、2026年のヤマタネ資料でもグループ会社として事業連携を確認できる。
実用化の段階
研究実証販売
機器の製品ラインを公式サイトで案内し、松屋銀座向けのソフトスチーム加工冷凍ごはんが2023年から販売されたと報道されている。
5製品
2提携・顧客
6特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

高温加熱による食材の乾燥、組織や細胞の損傷、栄養・旨味成分の損失を抑えながら、食材ごとに望ましい食感や品質で下ごしらえする。

どう動くか

蒸気を含む湿り空気を食材に当て、蒸気が水滴になるときの凝縮熱も使って中心まで加熱する。会社は30〜98℃、1℃単位で温度を制御し、食材別プログラムをクラウドから選べるとしている。機械と加工プログラムを組み合わせ、下ごしらえを自動化する仕組み。

できるようになること

会社は、加工の自動化による調理負担の軽減、食材の保存性や付加価値の向上、規格外品・余剰食材の活用を目指すとしている。食品産業新聞社は、松屋銀座で同技術を使った冷凍ごはんが販売された事例を報じている。

技術の出自:早稲田大学プロジェクト研究所の研究テーマ、早稲田大学社会システム工学研究所。埼玉県産業技術総合センターとの共同研究。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 食品加工・下ごしらえ
  • 農畜水産物の加工
  • ホテル・レストラン・飲食店の調理
  • 冷凍食品・冷凍ごはん
  • 余剰食材・規格外品・未利用魚の活用

優位性の主張

会社の主張
会社は、30〜98℃の飽和湿り空気と1℃単位の制御で、食材の中心まで均一に加熱し、食材の乾燥や組織損傷を抑えるとしている。 出典
会社の主張
会社は、食材・用途別の数百種類の加工プログラムをクラウドで提供し、品名を選んで操作できるとしている。 出典
第三者の評価
埼玉県は、食材ごとの最適な温度制御により、栄養成分の損失や組織の破壊を抑え、素材の良さを引き出す技術として紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
SOFTSTEAMER Lite(ソフトスチーマー・ライト)

店舗向けの小型下ごしらえ調理機。1バッチ約18kgを処理し、移動可能。 出典

レストラン、料亭、食品事業者
販売中
SOFTSTEAMER(ソフトスチーマー)

食品加工工場向けの固定式機器。1バッチ約90〜100kgを処理。 出典

食品加工工場、食品メーカー、農畜水産事業者
販売中
SOFTSTEAMER Conveyor(ソフトスチーマー・コンベア)

連続運転に対応し、食品加工工程の自動化を目指すコンベア型機器。 出典

食品加工工場
販売中
SS CLOUD 加工プログラム

食材や用途に応じた加工プログラムを機器に提供するクラウドデータベース。 出典

ソフトスチーマー導入事業者
販売中
ソフトスチーム加工食品(松屋銀座向け冷凍ごはん等)

ソフトスチームで加工した米を使う冷凍ごはんなどの商品開発を支援。 出典

小売店・食品販売事業者、消費者

これまでの歩み 新しい順

2025-10
提携
株式会社ヤマタネ:2025年10月にT.M.Lがヤマタネのグループ会社となった。 出典
2023-03
共同開発
松屋:松屋銀座の冷凍食品売場向けに、ソフトスチームを使った冷凍ごはん等を共同開発・販売。 出典
2016
海外
香港:JETROの食品見本市カタログに、香港で販売代理店を募集中と掲載された。 出典
2014-11
受賞
九都県市首脳会議「九都県市のきらりと光る産業技術 表彰」 出典
2014-02
受賞
埼玉県「平成25年度 渋沢栄一ビジネス大賞 テクノロジー部門大賞」 出典
2013-08
海外出展
香港:埼玉県内企業とともに食品見本市FOOD EXPO 2013に出展し、海外市場への販路開拓を目指した。 出典

提携先・顧客

共同開発
松屋 松屋銀座の冷凍食品売場向けに、ソフトスチームを使った冷凍ごはん等を共同開発・販売。 出典
提携
株式会社ヤマタネ 2025年10月にT.M.Lがヤマタネのグループ会社となった。 出典

特許

6 件 出典
社名表記「株式会社T.M.L」「TML KK」によるGoogle Patents検索と、埼玉県の特許一覧で確認できた関連案件数。網羅的な全保有知財件数ではない。
主な分野低温飽和蒸気の生成、飽和湿り空気による加熱調理、米飯製造、生米の保温待機
共同出願人学校法人早稲田大学、早稲田大学、株式会社新井機械製作所
特開2005-069550「低温飽和蒸気の生成方法及び装置」 株式会社T.M.L / Google Patents上は出願中(Pending) 出典
特開2008-180448「飽和蒸気生成方法及びその装置と蒸気加熱方法及びその装置」 株式会社T.M.L / Google Patents上は出願中(Pending) 出典
特許第5130363号「加熱調理装置」 株式会社T.M.L / 登録 出典
特許第5386701号「加熱調理装置、および、加熱調理方法」 株式会社T.M.L / 登録 出典
特許第5938588号「米飯製造方法及び米飯製造装置」 株式会社T.M.L / 登録・有効(Google Patents上) 出典
特許第6971520号「生米の保温待機装置及び保温待機方法」 株式会社T.M.L / 登録・有効(Google Patents上) 出典

会社の規模

従業員3名(2017年頃(資料掲載時)時点) 出典
資本金7,325万円 出典
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトsoftsteam.co.jp

大学との関係

大学との関係
早稲田大学 会社公式沿革によると、早稲田大学プロジェクト研究所の研究テーマから派生したベンチャー事業として設立された。 出典
大学の施設
早稲田大学 研究室と本店を本庄早稲田IOCに移転したと会社公式沿革に記載。 出典
共同研究
早稲田大学 早稲田大学・埼玉県・T.M.Lの三者共同研究で技術認定を受け、特許を出願したと会社公式沿革に記載。 出典
共同研究
早稲田大学 早稲田大学環境総合研究センターとの共同研究を開始したと会社公式沿革に記載。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:16件
法人番号:4030001061134
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