細菌DNAの混入を抑えたPCRで、無菌試験を数時間から判定

富山大学の研究を基にした迅速無菌試験技術。細菌DNA汚染のないTaq DNAポリメラーゼを用いたPCRで、細菌・真菌を高感度に検出・定量する。

LABTECHS株式会社 富山大学発 / 富山県 富山市下野16番地 / 2021年設立
研究発の技術 迅速無菌試験 PCR Taq DNAポリメラーゼ 細菌DNA汚染低減 微生物検出・定量 バイオ・ヘルスケア
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトが2026年7月の販売開始を告知し、T-Startupの2026年インタビューも先行販売で一部施設に導入済みと説明している。
1製品
1提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

医薬品や再生医療等製品などの無菌試験は従来結果まで7〜14日ほどかかり、迅速な判定が必要な製造・医療現場の負担となる。

どう動くか

一般的な培養法では菌の増殖を待つため結果まで日数がかかる。同社の技術は、真核生物にTaq DNAポリメラーゼを作らせて細菌DNAの混入を抑え、PCRで微生物の遺伝子を検出する。公表資料によると、菌量の絶対定量では数時間、培養前後の相対定量では1日以内に判定できる。これは公表された技術説明であり、個別検体での性能は条件に依存する。

できるようになること

公表資料では、試験を数時間から1日以内に短縮することで、医薬品や再生医療等製品の製造工程の効率化とリスク低減に貢献するとしている。

技術の出自:富山大学 学術研究部医学系 臨床分子病態検査学講座の研究成果 出典1 出典2

使われる場面

  • 医薬品の無菌試験
  • 再生医療等製品の製造工程における微生物試験
  • 輸血用血液や細胞治療に関連する無菌確認
  • 検査会社・医療機関・自施設で行う無菌試験

優位性の主張

会社の主張
真核生物にTaq DNAポリメラーゼを作らせ、PCR試験で問題となる細菌DNA汚染を抑える独自技術を確立したと説明している。 出典
会社の主張
会社は、菌種にかかわらず細菌・真菌を検出・定量でき、1 PCRチューブあたり1個の菌数まで定量可能と展示者情報で主張している。
第三者の評価
富山県の支援プログラムで、県内製薬企業と実用化に向けたフィージビリティスタディを行ったとインタビューで説明されている。 出典

製品・サービス

販売中
迅速無菌試験キット

PCRを用いて細菌・真菌を検出・定量し、測定方法に応じて数時間から1日以内に無菌性を判定するキット。 出典

検査会社、再生医療を提供する医療機関、自施設で無菌試験を行う施設、医薬品・再生医療等製品の製造現場

これまでの歩み 新しい順

2025-08
採択
富山県「T-Startup Leaders Program 2025 選定」 出典
2025-07
助成
Go-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)採択 出典
2025
助成
経済産業省「Go-Tech事業 採択」

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人富山大学 大学の研究成果を基盤とし、関連特許に大学と会社が共同出願。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsを社名・英語名・富山大学名との組合せで確認した範囲で、関連公報を4件確認。公報ベースの件数であり、出願ファミリーの網羅件数ではない。
主な分野細菌DNAのPCR増幅・検出および菌種同定、Tmマッピングによる微生物同定、血液検体の前処理、細菌培養の増殖遅延期短縮
海外出願True
WO2025244046A1「細菌培養検査方法」 LABTECHS株式会社、国立大学法人富山大学 / 出願中(Google Patents表示) 出典
US12360023B2「Method of pretreating blood sample」 LABTECHS Inc. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7153358B2「改良Tmマッピング法」 登録 出典
WO2015053293A1「細菌DNA増幅用のPCR用プライマーセット、細菌種の検出及び/又は同定用キット及び方法」 公開公報 出典

会社の規模

資本金300万円(2025時点)
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトlabtechs.co.jp

大学との関係

大学の認定
富山大学 富山大学発ベンチャー第1号として認定され、称号記が授与された。 出典
共同研究
富山大学 Go-Tech事業の採択案件で、LABTECHS株式会社と富山大学が参加機関として記載されている。研究開発テーマは、血小板製剤等の安全性向上に向けた検査用試薬の社会実装。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:2230001019007
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