ハッサクの果皮から、オーラプテンを含む食品素材を抽出

和歌山県産ハッサク果皮からオーラプテンを含む抽出物を製造し、食品原料や暑熱対策商品の開発に活用する技術。

株式会社和環 東洋大学発 / 和歌山県 紀の川市 / 2020年設立
研究発の技術 食品素材 柑橘果皮抽出 オーラプテン 熱中症対策 地域資源活用
実用化の段階
研究実証販売
和環は抽出物を販売すると公式サイトで案内し、抽出物を配合した暑払飴は2025年7月から全国のコンビニ等で販売されている。
2製品
6提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

熱中症対策商品の素材を開発するとともに、加工時に廃棄されるハッサク果皮を有効活用し、地域資源の商品化につなげる。

どう動くか

ハッサク果皮をアルコール水溶液で抽出し、固形物や水層などを分離してオーラプテンを濃縮する。特許ではオーラプテン2〜30質量%、ネオヘスペリジンをオーラプテン比10〜50質量%含む組成物を規定。大学の基礎研究では、オーラプテン等が暑熱ストレス下の血管内皮細胞の障害や炎症性サイトカイン産生を抑える可能性を示している。

できるようになること

果皮由来の素材を食品や飲料に利用し、ハッサク加工残渣の活用と地域産業の商品開発につなげる。大学の研究成果を商品に活用する取り組みも進んでいる。

技術の出自:東洋大学 生体医工学研究センターの暑熱ストレス・熱中症対策研究。抽出物の製造技術は株式会社和環と和歌山県工業技術センターの共同研究。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 食品・飲料原料
  • キャンディ・ゼリー等の加工食品
  • 暑熱・熱中症対策商品
  • ハッサク果皮加工残渣の有効利用
  • 地域農業・地域産業振興

優位性の主張

会社の主張
会社は、和歌山県産ハッサク果皮からオーラプテン含有抽出物を製造・販売し、暑熱対策商品の開発やコンサルティングも行うとしている。 出典
大学の発表
大学は、オーラプテンが暑熱ストレスから血管を保護する知見を世界で初めて得たと説明。ヒト試験は男性15名が1日6mgを5日間摂取した条件で実施され、血清浸透圧の変化等が報告されている。 出典
第三者の評価
和歌山県工業技術センターは、オーラプテンを高含有するハッサク果皮抽出物の製造技術開発を特許第7432195号として紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
オーラプテン含有ハッサク果皮抽出物

和歌山県産ハッサク果皮由来のオーラプテン含有抽出物。食品・飲料などの商品開発に使う原料。 出典

食品・飲料メーカーなどの商品開発事業者
販売中
暑払飴(しょばらあめ)

紀の川はっさくピューレとオーラプテンを配合したUHA味覚糖のキャンディ。全国のコンビニ等で発売。 出典

一般消費者

これまでの歩み 新しい順

2025-07
共同開発
UHA味覚糖株式会社:ハッサクプロジェクトをきっかけに暑払飴を商品化。 出典
2024-06
受賞
和歌山県「令和5年度和歌山県発明考案表彰「創意工夫功労賞」」 出典
2021-03
共同開発
学校法人東洋大学:熱中症対策商品の共同開発や、成分の効果実証研究で連携。 出典

提携先・顧客

共同開発
UHA味覚糖株式会社 ハッサクプロジェクトをきっかけに暑払飴を商品化。 出典
共同開発
学校法人東洋大学 熱中症対策商品の共同開発や、成分の効果実証研究で連携。 出典
共同開発
紀の川市 熱中症対策商品の開発と地域産業創出に向けて連携協定を締結。 出典
共同開発
和歌山県工業技術センター ハッサク果皮抽出物の製造技術を共同研究。 出典
提携
TOPPAN株式会社 ハッサクプロジェクトの参画機関として公表。 出典
提携
株式会社紀陽銀行 ハッサクプロジェクトの参画機関として公表。 出典

特許

2 件 出典
Google Patents、GビズINFOの特許情報、特許公報情報を確認した範囲。和環・和歌山県の抽出製造特許1件と、大学の基礎特許1件を数えた。基礎特許はJP登録とWO公開を同一発明として扱う。
主な分野柑橘果皮由来オーラプテンの抽出・濃縮、暑熱ストレスによる細胞障害の予防・軽減
共同出願人和歌山県
海外出願True
特許第7432195号「オーラプテン含有組成物及びその製造方法」(出願番号 特願2023-001209) 株式会社和環 / 登録(Google Patents表示:Active) 出典
特許第6557893号「熱中症の予防、軽減及び/又は治療のための組成物」(国際公開 WO2019/065718) 学校法人東洋大学 / 登録(Google Patents表示:Active)。大学の研究成果に基づき、和環は実施許諾を得たと大学が公表。 出典
WO2019/065718「熱中症の予防、軽減及び/又は治療のための組成物」 学校法人東洋大学 / 国際公開。日本特許第6557893号に対応。 出典

会社の規模

従業員1名(2023年度(令和5年度)時点) 出典
資本金1,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトwakan.co.jp

大学との関係

ライセンス
東洋大学 東洋大学教員の発明に関する特許の実施許諾を得て、オーラプテン含有食材を製造・販売する。 出典
大学の認定
東洋大学 東洋大学発ベンチャー第1号として認定された。 出典
共同研究
東洋大学 熱中症対策商品の開発による地域産業創出に向けた連携協定を締結。東洋大学は和環と商品の共同開発を進めるとしている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:2170001016092
内容の誤りを知らせる