車載カメラの画像をAIで読み取り、道路の損傷を地図に示す

スマートフォンやドライブレコーダーの画像をAIで解析し、道路損傷や路面状態を検出・地図化するインフラ点検技術。

株式会社アーバンエックステクノロジーズ 東京都 目黒区 / 2020年設立
研究発の技術 コンピュータビジョン 深層学習 道路損傷検知 スマートフォン画像解析 ドライブレコーダー 地理空間情報
買収・子会社化 ゼンリンが2025年7月1日付で株式を取得し連結子会社化したと発表しており、現在も採用・事業情報を公開している。
実用化の段階
研究実証販売
RoadManagerは2021年12月に商用サービスを開始し、国交省カタログには2024年度時点で公共機関47件・民間4件の実績が掲載されている。
6製品
8提携・顧客
3特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

道路の目視点検は人員や予算の制約を受け、自治体によっては十分な点検が難しい。老朽化した道路の損傷を早期に把握し、補修判断につなげることを目指す。

どう動くか

車載カメラで撮影した画像を端末またはクラウドで解析し、損傷候補と位置情報をWeb地図に表示する。会社の説明では、損傷検知に学習済みモデルを用い、複数回検知した同じ地点の情報を統合して評価する特許技術もある。専用測定車を使わず、車両の走行データを点検に活用する。

できるようになること

車両の走行画像から点検情報を得て、損傷箇所を地図や帳票で共有できるため、巡視や補修判断を支援する。会社は、道路インフラを持続可能に管理し、点検業務の効率化につなげるとしている。

技術の出自:東京大学大学院工学系研究科社会基盤学分野の研究成果を起点とする。2016〜2018年度のNICT委託研究「現場の知、市民の知を有機的に組み込んだ次世代型市民協働プラットフォームの開発」で、スマートフォンを用いた深層学習による道路損傷検出を研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 自治体・企業の道路巡視と損傷検知
  • 舗装の路面性状評価と補修計画
  • ドライブレコーダーを用いた道路データ収集
  • 市民からの地域課題投稿と自治体対応
  • 盛土情報の統合管理
  • 災害時のデジタルインフラ管理

優位性の主張

会社の主張
スマートフォン等で撮影した画像からAIが損傷を検知し、地図表示や帳票出力まで行う。専用の路面性状測定車を使わずに簡易調査できるサービスとして紹介している。 出典
会社の主張
道路損傷検知では、走行時に端末で処理できる軽量な手法を重視。白線のかすれ検知は、セグメンテーション後の画像処理を軽量化し、実機での追加計算時間を数ミリ秒程度と説明している。 出典

製品・サービス

販売中
RoadManager損傷検知

スマートフォン等の画像から道路損傷を検知し、Web地図で表示。損傷情報の帳票出力にも対応。 出典

道路管理者、自治体、舗装・建設会社、建設コンサルタント
販売中
RoadManager路面評価

スマートフォン動画やセンサー情報から、ひび割れ率・IRI・MCIを算出する路面評価サービス。 出典

道路管理者、自治体、舗装・建設会社
販売中
ドラレコ・ロードマネージャー

ドライブレコーダーの走行画像を利用して道路損傷を検知し、自治体の巡回を補完するサービス。 出典

自治体、道路管理者、ドライブレコーダー利用事業者
販売中
My City Report for citizens

市民がスマートフォンから写真や位置情報、コメントを添えて地域の課題を自治体に投稿するサービス。 出典

自治体、市民
段階不明
盛土ダッシュボード「まもりど」

自治体の盛土情報や関連データを地図上に統合し、視覚的に管理するサービス。 出典

自治体
販売中
DXソリューション事業

都市インフラ管理の課題整理、技術戦略、PoC、UI開発、継続改善を支援する。 出典

自治体、都市インフラ管理を行う企業・団体

これまでの歩み 新しい順

2026-05
規制・認証
RoadManager損傷検知のNETIS登録(会社発表で登録を公表。) 出典
2025-08
顧客
株式会社藤原組:RoadManagerを国道巡視業務に導入し、2025年8月から運用。 出典
2025-03
受賞
福岡県ベンチャービジネス支援協議会「フクオカベンチャーマーケット大賞2025」 出典
2025-01
実証
東日本高速道路株式会社:アクセラレータープログラムで区画線剥離率測定システムを試行・検証。 出典
2024-10
助成
SBIR推進プログラム(一気通貫型)フェーズ1。NEDO 出典
2024-10
助成
NEDO「SBIR推進プログラム採択「災害対策を支えるデジタルインフラ管理基盤の研究開発」」 出典
2024-07
助成
科学技術振興機構(JST)「A-STEP実装支援(返済型)開発課題選定「都市インフラ管理におけるデータ取得の省力化」」 出典
2024-06
融資
A-STEP実装支援(返済型)。JST 出典
残りの11件を表示
2024-03
規制・認証
RoadManager損傷検知の国土交通省 点検支援技術性能カタログ掲載(技術番号PA020007-V0023)(掲載あり。点検支援技術として情報公開。特許第6955295号の記載あり。カタログでは関係機関への手続きは不要とされる。) 出典
2024-01
助成
SBIRフェーズ3基金事業。3.2億円。国土交通省 出典
2023-10
海外提携
インドネシア:日本工営との連携で、RoadManagerを使った道路損傷検出の実証を計画・実施。村田製作所の発表では、同国での先行導入先として言及されている。 出典
2023-09
実証
首都高技術株式会社:首都高速道路でRoadManagerを適用する実証実験を共同開始。
2022-08
助成
NEDO 出典
2022-04
資金調達
4億円。ANRI株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社 出典
2022-04
資本提携
三井住友海上火災保険株式会社:同社CVCファンドから出資を受け、道路データとAI技術の連携を強化。 出典
2022-04
顧客
品川区:2022年度からRoadManager損傷検知を導入。 出典
2021-12
共同開発
三井住友海上火災保険株式会社:ドラレコ画像と同社の車両データを活用した道路損傷検知サービスを共同提供。 出典
2020-10
資金調達
8,000万円。東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、ANRI株式会社 出典
2020-04
顧客
尼崎市:My City Report for road managersを2020年4月から導入。 出典

提携先・顧客

共同開発
三井住友海上火災保険株式会社 ドラレコ画像と同社の車両データを活用した道路損傷検知サービスを共同提供。 出典
資本提携
三井住友海上火災保険株式会社 同社CVCファンドから出資を受け、道路データとAI技術の連携を強化。 出典
顧客
品川区 2022年度からRoadManager損傷検知を導入。 出典
実証
首都高技術株式会社 首都高速道路でRoadManagerを適用する実証実験を共同開始。
実証
東日本高速道路株式会社 アクセラレータープログラムで区画線剥離率測定システムを試行・検証。 出典
顧客
株式会社藤原組 RoadManagerを国道巡視業務に導入し、2025年8月から運用。 出典
実証
出光興産株式会社 配送車両で道路データを収集し、自治体向け道路維持管理に活用。 出典
顧客
尼崎市 My City Report for road managersを2020年4月から導入。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで株式会社アーバンエックステクノロジーズ/Urbanx Technologies Incを出願人として検索し、道路損傷識別および道路マップ関連の登録特許を確認した範囲の件数。特許ファミリーの重複を含む可能性がある。
主な分野道路画像からの損傷識別、損傷情報の位置・時系列統合、路面状態評価と道路マップ作成
海外出願True
特許第6955295号/識別装置、識別プログラム、および識別方法 株式会社アーバンエックステクノロジーズ / 登録(日本)。対応するWO2022176303A1はGoogle Patents上でCeased。 出典
特許第7025080号/識別装置、識別プログラム、および識別方法 株式会社アーバンエックステクノロジーズ / 登録(日本)。公開情報上、同社単独出願。 出典
特許第7812303号/プログラム、方法、システム、および道路マップの作成方法 株式会社アーバンエックステクノロジーズ / 登録(日本、2026年登録情報)。 出典

会社の規模

従業員20名(2026-09時点) 出典
資本金1億円(2025-07時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトurbanx-tech.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—-7,738万円—1.75億円 出典
2025-03-31—-8,606万円—2.27億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東京大学 東京大学空間情報科学研究センターの研究室を起点とする研究成果ベンチャー。東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)は2020年8月の第三者割当増資の引受先の一社だが、大学による直接出資や技術ライセンスは確認できなかった。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:2011001133356
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