線路型プローブで材料の高周波透磁率を測り、加工負担を抑える

マイクロストリップ線路型プローブで磁性・電磁材料の高周波透磁率などを測る技術。材料評価の受託とプローブ販売に使われる。

Tohoku-TMIT株式会社 東北大学発 / 宮城県 仙台市宮城野区 / 2023年設立
研究発の技術 磁性材料 高周波計測 マイクロストリップ線路 透磁率測定 誘電率測定 材料評価
実用化の段階
研究実証販売
会社は測定受託・プローブ販売を案内し、大学の2024年度報告では外部機関等から計7件の委託業務を実施したとされる。
2製品
2提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

磁性・電磁材料の高周波特性は製品性能に関わる一方、従来法では広帯域評価や製造工程中の評価が難しく、試料の加工にも手間がかかる。

どう動くか

材料にプローブを近接させ、マイクロストリップ線路を伝わる信号の変化をネットワークアナライザで測定し、数値解析で透磁率などを求める。従来法では難しかった幅広い周波数帯や、形状・大きさの異なる試料の評価を目指す。大学は帯域67 GHz、膜厚3 nmまでの評価を報告しているが、これは研究室が示す性能値である。

できるようになること

材料メーカーやデバイスメーカーが、試料加工の負担を抑えて材料特性を評価できるようにする。大学は5G以降の通信材料の製造ラインでの評価に期待を示している。

技術の出自:東北大学大学院医工学研究科・大学院工学研究科の生体電磁エネルギー医工学分野。研究室開発のマイクロストリップ型プローブ技術。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 5G・B5G向け電磁材料の評価
  • 磁気センサー、パワーデバイス、磁気メモリー、電波吸収体・ノイズ抑制体の材料開発
  • 磁性材料・磁気部品の研究開発支援
  • 食品・医療・介護分野での微生物・タンパク質検出器のPoC

優位性の主張

会社の主張
会社は、MSLセンサーで磁性薄膜の高周波透磁率などを最大67 GHzまで測定でき、従来法は通常500 MHzまでとしている。 出典
大学の発表
東北大学は、従来法と比べて試料の大きさや形状に依存しにくく、1〜3 nmの薄膜も評価可能と発表。12インチウェハーへの適用は期待として記載されている。 出典
大学の発表
東北大学研究室は、マイクロストリップ型プローブにより帯域67 GHz、膜厚3 nmまでの評価を実現したと説明している。 出典

製品・サービス

販売中
高周波磁性材料評価サービス・マイクロストリップ型プローブ

磁性・電磁材料の透磁率、誘電率、高周波磁気損失、磁歪などの測定受託とプローブ販売。 出典

磁性材料メーカー、電子部品・デバイスメーカー、材料の研究開発機関
実証
磁性ナノ粒子を利用した微生物・タンパク質迅速ポータブル検出器

磁性ナノ粒子凝集体の磁化率などを検出し、微生物やタンパク質を調べる小型検出器。NEP事業でPoCを実施。 出典

食品製造事業者、介護施設、医療分野

これまでの歩み 新しい順

2026-02
助成
令和7年度 Go-Tech事業採択:5G向けノイズ抑制体インライン検査装置の開発 出典
2025-06
助成
東北経済産業局「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)採択」 出典
2025-01
顧客
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構:2025年1月、電磁石の購入契約先として公表。契約金額は9,955,000円。 出典
2023-09
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEP躍進コース「磁性ナノ粒子を利用した微生物、タンパク質迅速検出器の開発」」 出典
2023-01
共同開発
国立大学法人東北大学:研究室の技術を基に磁性・誘電材料の評価技術と検出器を開発。 出典

提携先・顧客

顧客
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 2025年1月、電磁石の購入契約先として公表。契約金額は9,955,000円。 出典
共同開発
国立大学法人東北大学 研究室の技術を基に磁性・誘電材料の評価技術と検出器を開発。 出典

特許

4 件 出典
会社名の日英表記およびGoogle Patentsで、東北大学名義の関連する透磁率・誘電率測定特許を検索した範囲で4ファミリー。会社名義は確認できず。
主な分野磁性材料の透磁率測定、マイクロストリップ型プローブ、電磁材料の透磁率・誘電率測定
海外出願True
JP7489011B2/透磁率計測プローブおよび同プローブを用いた透磁率計測装置。関連国際出願WO2021200533、US12163990、EP4130773。 国立大学法人東北大学 / 日本・米国で登録。欧州出願あり。 出典
JP7448898B2/透磁率測定プローブおよび磁気透磁率測定装置 国立大学法人東北大学 / 登録 出典
JP7752896B2/磁気透磁率測定プローブおよびこれを用いた磁気透磁率測定装置。関連国際公開WO2023228930。 国立大学法人東北大学 / 日本で登録。WO・CN・EP・USに公開出願あり。 出典
JP7699837B2/透磁率および誘電率を測定する装置および方法。米国特許US12474299B2。 国立大学法人東北大学 / 日本・米国で登録 出典

会社の規模

資本金430万円(2025年度(経産省調査への自己申告)時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtohoku-tmit.com

大学との関係

大学との関係
東北大学 東北大学の研究室で開発された技術を使い、電磁材料・磁性材料の評価受託やプローブ販売を行う大学発スタートアップとして設立。研究成果のライセンス契約や大学出資の有無は確認できず。 出典
共同研究
東北大学 東北大学研究室と同社が、NEDOプロジェクトで微生物・タンパク質センサや磁性材料の計測研究を共同で進めている旨の研究室発表を確認。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:9370001049446
内容の誤りを知らせる