生きた微生物を飼料に混ぜ、ミツバチなどの疾病防除を目指す

自然由来のシュウドモナス・フォンスMS-1株を使い、ミツバチなどの疾病防除や成長促進を目指す機能微生物技術。

バイオプロジェクト株式会社 宮崎大学発 / 宮崎県 宮崎市薫る坂 / 2006年設立
研究発の技術 機能微生物 バイオコントロール シュウドモナス属 微生物培養 凍結乾燥 養蜂
実用化の段階
研究実証販売
日本養蜂協会がスーパービーIIを発売・斡旋し、価格表にも掲載しているほか、会社サイトに複数の販売製品がある。
5製品
5提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

養蜂・畜産・養殖などで病原微生物による疾病や生産損失が起き、薬剤への依存や薬剤使用の低減が課題となる。

どう動くか

特定の生菌株を培養し、飼料などに混ぜて対象生物や飼育環境に与える。特許は、菌が病原性の細菌・真菌・ウイルスの感染や増殖を抑える用途を記載している。養蜂用製品では、菌を凍結乾燥して粉末化し、常温で扱えるようにした。人体への作用については会社側の説明があるが、医薬品としての有効性や承認は確認できていない。

できるようになること

会社は、機能微生物による疾病防除や成長促進を通じ、養蜂・農業・畜産・水産養殖で薬剤への依存を抑えることを目指している。養蜂用粉末製品は冷凍品より保管・運搬・給与を簡便にする。

技術の出自:宮崎大学発ベンチャー。宮崎大学の農学分野を背景とするバイオコントロール・機能微生物の研究。研究者名は記載せず。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 養蜂・ミツバチの健康維持、疾病防除、群勢維持
  • 水産養殖
  • 養豚・養鶏など畜産
  • 競走馬の飼育
  • 野菜・果実など植物の疾病防除、成長促進
  • 会社が掲げる健康食品用途。ただし人体への有効性・医療用途は承認情報を確認できず

優位性の主張

会社の主張
会社はMS-1株について病原菌に対する強い拮抗作用を主張し、動物衛生研究所での試験や複数の安全性試験を経たと説明している。
第三者の評価
養蜂協会の2023年調査では、回答136件のうち86%が従来品より扱いやすいと回答。新製品を選ぶ回答は86%強だった。調査時期は2023年7~11月で、花粉交配群の損耗については回答がほとんど得られていない。 出典

製品・サービス

販売中
スーパービーII

MS-1株を含む凍結乾燥生菌粉末の養蜂用混合飼料。常温で取り扱える。 出典

養蜂家。日本養蜂協会の会員向け斡旋を通じて販売。
販売中
スーパーFish II

MS-1株を含む粉末の水産用製品。公式サイトに成分と価格が掲載されている。

魚類養殖事業者
販売中
とんとんグッド

MS-1株や乳酸菌・ビフィズス菌粉末を含む、養豚向けとして掲載された粉末製品。

養豚事業者
販売中
ラッキーホース(超馬)

MS-1株などを含む粉末製品。公式サイトでは予約注文での案内がある。

競走馬の生産・飼育事業者
段階不明
健康食品(SEASONS VIEW)

会社の健康食品事業部が案内する製品群。個別製品の仕様・価格は確認できなかった。

一般消費者

これまでの歩み 新しい順

2024-01
販売提携
一般社団法人日本養蜂協会:養蜂用製品を会員向け斡旋物資として販売。2023年度の会社報告は会員の約70%が従来品を使用と記載。 出典
2020-02
受賞
株式会社リバネス、宮崎県「第3回宮崎テックプラングランプリ 最優秀賞(抗ウイルス微生物の効果と実用化)」 出典
2014-02
顧客
北海道の生産牧場(社名非公表):会社の2023年度報告によると、競走馬のウイルス疾病防除向け製品を採用。
2014-01
海外特許
台湾:2023年度事業報告の検索結果には、2014年1月に台湾で機能微生物の特許権が承認されたとの記載がある。報告書の旧URLは現在404で、本文を再確認できなかった。

提携先・顧客

販売提携
一般社団法人日本養蜂協会 養蜂用製品を会員向け斡旋物資として販売。2023年度の会社報告は会員の約70%が従来品を使用と記載。 出典
共同開発
クロレラ工業株式会社 微生物・飼料関連の共同出願人。関連製品では同社が製造・販売、バイオプロジェクトが技術協力。 出典
顧客
北海道の生産牧場(社名非公表) 会社の2023年度報告によると、競走馬のウイルス疾病防除向け製品を採用。
実証
宮崎県畜産試験場 会社報告では、養豚・養鶏で機能微生物を試験し、体重増加率と飼料効率の改善結果を得たと記載。
提携
農林水産省 日本養蜂協会との委託研究により、蜜源植物レンゲ向け微生物を研究したと会社が報告。

特許

3 件 出典
Google Patentsで会社を出願人とする公開記録を検索し、関連する3出願系列を確認。JP4913117B2の台湾対応登録は別系列件数に重複算入せず。検索範囲の件数であり網羅性は保証しない。
主な分野機能微生物・細菌株、病原微生物の感染・増殖抑制、飼料・農水産用途、免疫増強・健康用途
共同出願人クロレラ工業株式会社、一般社団法人日本養蜂協会(出願当時:社団法人日本養蜂はちみつ協会)、一般社団法人日本養蜂協会(旧・社団法人日本養蜂はちみつ協会)、宮崎大学(公開記録上の出願人。登録公報の権利者欄では確認できず)、宮崎大学(公開記録上)
海外出願True
JP4913117B2「新規シュウドモナス属細菌」/出願JP2008315559A バイオプロジェクト株式会社 / 日本で登録。Google Patents表示は「Expired - Fee Related」 出典
TWI425915B「New Pseudomonas bacteria」 Bioproject Co Ltd / 台湾で登録 出典
JP2007222162A「新規フラボバクテリア属細菌および新規シュードモナス属細菌ならびにそれを含有する飼料」/出願JP2007013056A バイオプロジェクト株式会社 / 公開公報。Google Patents表示はPending(法的状態は同サイト上の表示) 出典
JP2019127445A「土壌菌微生物を含む、免疫増強剤、花粉症等のアレルギー症状の改善又は予防剤、及び、ウイルス性下痢症状の改善又は予防剤」/出願JP2018008683A バイオプロジェクト株式会社 / 公開公報。Google Patents表示はPending 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトbioproject.ne.jp

大学との関係

大学の認定
宮崎大学 宮崎大学公式の「宮崎大学発ベンチャー企業」一覧に掲載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:9350001004709
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