歪みスクリーンと案内翼で風を整え、小型装置で空力試験

風洞内の気流を短い距離で整える技術と風洞装置の設計・製造。小型のAero Optimから特注大型風洞まで提供する。

株式会社日本風洞製作所 九州大学発 / 福岡県 久留米市
技術を使った製品・サービス 風洞 流体力学 気流整流 空力試験 風速計測 計測機器
実用化の段階
研究実証販売
複数の風洞装置が販売中で、導入実績と一般利用可能な風洞試験センターの運営が公式に公表されている。
5製品
9提携・顧客
2特許
8出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の風洞は大型で高価なため、利用できる企業や研究機関が限られていた。同社は装置の小型化・低価格化により、幅広い開発現場で風洞試験を可能にすることを目指す。

どう動くか

風洞では送風機の風を整えて試験対象に当て、空気抵抗や気流の影響を測る。同社は独自の歪みスクリーンと案内翼で、短い距離でも均一で乱れの少ない気流を作ると説明する。8世代の試作と数百回の試験を経て開発し、軍用ジェット・ロケットエンジン分野の技術手法を取り入れたとしている。Aero Optimは全長約1.4mで、モジュールを積み重ねて試験部の規模を調整できる。

できるようになること

自動車、航空、ドローン、建設などの開発者や個人が風洞試験装置を導入・利用しやすくなる。試験センターでは、自動車・自転車・ドローンなどの試験を一般利用者にも提供している。

技術の出自:九州大学在学中に設立された大学発ベンチャーと公表されている。特定の学部・研究分野・研究プロジェクト名は確認できず。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 自動車・車両の空力試験
  • 自転車の空気抵抗計測
  • ドローン・航空機の耐風・空力試験
  • 風速計・センサーの校正
  • 建設・土木分野の風環境試験
  • 大学・研究機関の流体実験・教育

優位性の主張

会社の主張
独自の歪みスクリーンと案内翼により短距離で気流を整え、Aero Optimの風洞ユニットを全長1.4mに小型化したと同社は説明する。従来型は一般に20mから数百mを要するとしている。 出典
会社の主張
量産部品を活用したカタログ風洞は、従来型より低コストで、再構成・輸送もしやすいと同社は説明する。CWTシリーズの風速分布は条件により±2.3%以下、乱流強度は1.03%以下。 出典
会社の主張
厚さ約30cmの自動車用SLIM BALANCEについて、狭い場所に設置しやすく、荷重条件により読み値の±0.05%の精度を実現すると同社が公表している。 出典

製品・サービス

販売中
Aero Optimシリーズ

短距離で気流を整えるモジュール式コンパクト風洞。風洞装置として販売し、自転車・ドローン向け試験にも利用される。 出典

自動車・自転車・ドローン等のメーカー、研究機関、開発者、個人
販売中
CWTシリーズ

複数のファンユニットを組み合わせるモジュール式カタログ風洞。吹出口面積を用途に合わせて構成する。 出典

航空宇宙、自動車、自転車、建設分野の企業・研究機関
販売中
SWTシリーズ(卓上小型風洞)

センサー校正や小型試験向けの卓上風洞。吹出口寸法80〜240mmの機種をそろえる。 出典

センサー・風速計の開発者、研究機関、教育機関
販売中
特注風洞装置

寸法、風速、気流品質などの要件に応じて設計・製造する風洞装置。 出典

企業、大学、研究機関
販売中
風洞試験・解析・流体設計

富士エアロパフォーマンスセンター等で風洞試験を受託し、解析や流体設計も支援する。 出典

自動車、自転車、ドローン、建設等の企業・開発者・個人

これまでの歩み 新しい順

2024-11
海外特許
欧州:同社を出願人に含む風洞試験装置関連の欧州特許出願が公開されています。 出典
2023-10
共同開発
株式会社ストラトビジョン:供試体に搭載できる小型超音波風速計を共同開発。 出典
2022-10
共同開発
株式会社ニシヤマ:風洞試験センターを協同設立し、販売協力・共同開発も実施。 出典
2022-07
資金調達
6.2億円。りそなキャピタル株式会社、芙蓉総合リース株式会社、DRONE FUND株式会社 出典
2021-10
資金調達
金額は非公表。三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社三菱UFJ銀行 出典
2020-06
資金調達
1.6億円
2019-04
資金調達
1億円。QBキャピタル合同会社
2018-02
資金調達
追加出資。金額は非公表。QBキャピタル合同会社 出典
2016-11
資金調達
プレ投資。金額は非公表。QBキャピタル合同会社 出典
2016-11
助成
NEDO シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援助成金 出典

提携先・顧客

顧客
ジヤトコ株式会社 Aero Optim 22Jの風洞試験装置を導入。 出典
顧客
国立研究開発法人海洋研究開発機構 セイル試験用CWT-900風洞を導入。 出典
顧客
株式会社Liberaware ドローン耐風試験向けにコンパクト風洞を導入。 出典
顧客
東京理科大学 吸込式風洞を導入。 出典
共同開発
株式会社ニシヤマ 風洞試験センターを協同設立し、販売協力・共同開発も実施。 出典
共同開発
大和製衡株式会社 ニシヤマとともに自動車用測定システムを共同開発。 出典
残りの3件を表示
共同開発
株式会社ストラトビジョン 供試体に搭載できる小型超音波風速計を共同開発。 出典
販売提携
株式会社ニシヤマ Aero Optim等の販売協力店・正規代理店として取り扱う。 出典
販売提携
古河産業株式会社 Aero Optim、風洞関連機器、測定台の販売協力店。 出典

特許

2 件 出典
今回の検索で内容を確認できた登録特許ファミリー2件。Gビズインフォの2013〜2022年出願データでは特許3件と表示されるため、網羅件数ではない。
主な分野風洞試験用の車両測定装置、ロードセルを含む測定モジュールの組立・連結構造、空力試験用計測装置
共同出願人大和製衡株式会社、株式会社ニシヤマ
海外出願True
JP7765786B2「組立システム、及び風洞試験装置」 株式会社日本風洞製作所 / 登録 出典
JP7765787B2「測定装置、及びこれを用いた風洞試験装置」 株式会社日本風洞製作所 / 登録。関連するWO公報、米国・欧州・韓国の公開情報あり 出典

会社の規模

資本金9,900万円 出典
公式サイトjapanfudo.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-09-30—-4,543万円1,006万円3.23億円 出典
2024-09-30—-2.63億円5,548万円4.12億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
九州大学 九州大学QRECのC&C等に参加した学生が起業した会社として紹介されています。大学からの技術ライセンス、共同研究、出資については確認できませんでした。 出典

出資者(公開情報で確認できた8社)

事業会社(CVCを含む) 3独立系VC 1銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:9290001075590
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