細胞のすき間をふさぐ仕組みを調節し、皮膚や粘膜の成分透過を目指す

細胞同士をつなぐタイトジャンクションを化合物で緩和・強化し、皮膚や粘膜のバリア機能を調節する技術。

合同会社BeCellBar 名古屋大学発 / 愛知県 名古屋市昭和区 / 2017年設立
研究発の技術 タイトジャンクション 細胞間バリア 化合物探索 薬物送達 皮膚透過 バイオ・ヘルスケア
実用化の段階
研究実証販売
受託研究サービスを掲げ、企業との共同研究および特許取得が公表されている一方、同社の医薬品吸収補助剤の販売実績や医療用途の承認は確認できない。
2製品
2提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

細胞間のバリアが薬剤や機能性成分の通過を妨げる課題に対し、成分の吸収を促進したり、皮膚などのバリア機能を強化したりする方法を目指す。

どう動くか

タイトジャンクションは細胞間のすき間をふさぎ、物質の通過を制限する。BeCellBarは、名古屋大学での細胞接着部位の解析と、計算機による化合物探索などを基に、タイトジャンクションを緩める候補と強める候補を探す。同社は、一般的な吸収促進成分が細胞膜に作用するのに対し、自社候補はタイトジャンクションのタンパク質や細胞間接触を標的にすると説明している。

できるようになること

皮膚・毛包への成分浸透や皮膚バリア機能の調節への応用が見込まれる。新日本製薬との共同研究では皮膚透過促進効果と特許取得が公表されており、同社はスキンケア製品への活用を検討している。

技術の出自:名古屋大学大学院創薬科学研究科・構造分子薬理学分野 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 経口投与の吸収促進
  • 皮膚・経皮投与の成分浸透促進
  • 鼻粘膜などのバリアを通じた薬剤送達
  • 化粧品・頭皮ケアにおける成分浸透や皮膚バリア機能の調節
  • タイトジャンクション制御化合物の探索支援

優位性の主張

会社の主張
同社は、一般的な吸収促進化合物が細胞膜の流動性を変えるのに対し、自社の化合物はタイトジャンクションのタンパク質または細胞間接触を標的にし、細胞膜に影響しないと説明している。 出典
第三者の評価
2025年の共同研究で、フェルラ酸とセンブリエキスを添加した細胞試験において、未添加と比べた蛍光透過性の増加を報告。フェルラ酸は1時間後19%、6時間後44%、センブリエキスは6時間後17%増加した条件で、特許を取得した。 出典

製品・サービス

販売中
タイトジャンクション制御化合物の探索・受託研究

化合物によるタイトジャンクションの緩和・強化を目指す候補探索や、関連する研究支援を提供。 出典

製薬・化粧品・バイオ関連企業など
研究段階
タイトジャンクション制御剤・医薬品吸収補助剤

タイトジャンクションを調節し、薬剤などの吸収促進やバリア強化を目指す候補技術。 出典

製薬・化粧品企業など

これまでの歩み 新しい順

2025-08
共同開発
新日本製薬株式会社:名古屋大学と共同で皮膚透過を研究し、フェルラ酸・センブリエキスの効果と特許取得を公表。 出典
2019-12
海外プログラム
フランス:Hello Tomorrow Global ChallengeのDeep Tech Pioneerに選出。海外での法人設立、顧客、提携先は確認できず。 出典
2018-03
助成
MIRAI2018 III GAP GRANT「MIRAI」 出典
2017-11
助成
東海広域5大学ベンチャー企業支援・スタートアップ準備資金 出典

提携先・顧客

共同開発
新日本製薬株式会社 名古屋大学と共同で皮膚透過を研究し、フェルラ酸・センブリエキスの効果と特許取得を公表。 出典
共同開発
日華化学株式会社 名古屋大学との共同研究でタイトジャンクション制御成分を探索。BeCellBarの参加は確認できず。 出典

特許

4 件 出典
会社公式英語ページの日本出願番号2件と、関連研究の登録特許情報を公開検索で確認した範囲。会社名義特許の網羅件数ではない。
主な分野タイトジャンクションの緩和・強化、医薬品・機能性成分の吸収促進、皮膚・頭皮用化粧料
共同出願人日華化学株式会社
特願2015-106881(同社英語サイト記載のTJ Mitigator関連出願)  出典
特願2014-149613(同社英語サイト記載のTJ Closer関連出願)  出典
特許第7285504号「頭皮状態改善剤及びそれを含有する化粧料」 国立大学法人東海国立大学機構、日華化学株式会社 / 登録 出典
特許第7691564号「クローディン量の減少剤、タイトジャンクション緩和剤、化粧料組成物、医薬組成物、医薬部外品組成物及び食品組成物」 登録(2025-06-03) 出典

会社の規模

従業員1名(2022-12-03時点) 出典
資本金404万円(2025時点)
大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
名古屋大学 名古屋大学発ベンチャー称号授与企業として掲載。 出典
大学の施設
名古屋大学 2018年4月末時点で名古屋大学インキュベーション施設を所在地として掲載。 出典
共同研究
名古屋大学 新日本製薬、名古屋大学と共同研究を行い、タイトジャンクションを緩和して皮膚透過を促進する技術を確認、特許を取得したと発表。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:9180003018476
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