網目状の一体成形シリカで、化合物を低圧・高速で精製する

連続した網目状の孔を持つ一体成形シリカ(モノリス)を充填剤にした液体クロマトグラフィーカラム。化合物の高純度精製に用いる。

フリューゲルズ株式会社 京都大学発 / 京都府 京都市 / 2025年設立
研究発の技術 液体クロマトグラフィー シリカモノリス 多孔質材料 精製 グリーンケミストリー フラッシュクロマトグラフィー
実用化の段階
研究実証販売
会社公式サイトがカラムを販売中とし、Amazonでの販売開始と有償の精製条件検討サービスを案内している。
3製品
1提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の粒子充填カラムは、精製に大量の溶媒や充填剤を使い、廃棄物や処理コストが発生する。低溶解性化合物では目詰まりも課題となる。

どう動くか

粒子を詰めた従来カラムの代わりに、貫通孔と細孔を持つ一体成形シリカを使う。網目状の孔により液体が流れやすく、低圧・高速での分離やカラムの再利用を可能にする。会社は、低溶解性化合物を高濃度の過飽和状態で通液でき、ハロゲン系溶媒を使わない精製にもつながると説明している。

できるようになること

会社・大学は、溶媒や充填剤の使用・廃棄を減らし、低圧で使える再利用型カラムを既存のフラッシュ精製装置に適用することで、医薬品・ファインケミカルの精製負荷を下げることを目指している。工業用途への展開も計画されているが、公開情報では計画段階の説明である。

技術の出自:京都大学大学院理学研究科化学専攻。大型シリカモノリスの成形と分離精製に関する研究成果が技術的源流。京都大学・三菱商事Startup Catapultの2024年度採択プロジェクト。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 医薬品・ファインケミカルの高純度精製
  • 有機合成および有機EL材料の精製
  • ハロゲン系溶媒の使用削減を目指す化学プロセス
  • 研究用途のフラッシュクロマトグラフィー
  • 大型モノリスを使う工業用途への展開(計画)

優位性の主張

会社の主張
会社は、製品ページに示すカラムサイズφ2×10 cm、流量20 mL/minの分離性能イメージにおいて、従来品の約5倍の分離性能を主張している。 出典
会社の主張
会社は、63 μmシリカ粒子充填カラムとの比較で、溶剤使用量を60%、固体廃棄物を90%削減し、99%以上の純度を達成したと説明している。 出典
大学の発表
京都大学の採択プロジェクト紹介は、大型モノリス型シリカを用いた再利用可能な高効率精製技術について、溶媒・廃棄物削減とハロゲンフリー精製の実現可能性を示したと説明している。 出典
第三者の評価
会社紹介記事は、MONOLITHカラムの特徴と利用可能性を取り上げている。第三者記事であり、独立した比較試験の評価とは確認できない。 出典

製品・サービス

販売中
MONOLITH フラッシュカラム SIL

一体成形シリカを用いた再利用型フラッシュ精製カラム。製品ページでは4~330 gサイズを掲載。 出典

大学・研究機関、医薬品・ファインケミカル関連企業
販売中
MONOLITH ガラスカラム SIL

一体成形シリカをガラス管に収めた再利用型精製カラム。製品ページに複数サイズを掲載。 出典

大学・研究機関、化学合成・精製を行う企業
販売中
実サンプルの精製条件検討サービス

ナード研究所との連携による、モノリスカラムを用いた実サンプルの有償精製条件検討。 出典

精製条件の検討を必要とする企業・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2024-01
採択
京都大学・三菱商事Startup Catapult「京都大学・三菱商事Startup Catapult「環境負荷を低減する次世代モノリス型精製カラムの実用化」採択」 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社ナード研究所 モノリスカラムを用いた実サンプルの精製条件検討サービスを連携して提供。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで日本語社名を検索して確認した範囲の1特許ファミリー。JP登録公報とWO公開公報を同一ファミリーとして数えた。
主な分野化合物の処理・製造方法、処理システム、交換用処理カラム
海外出願True
JP7850501B2/JPWO2025013686A1「化合物の処理方法、化合物又はその反応物の製造方法、化合物の処理システム及び交換用の処理カラム」 フリューゲルズ株式会社 / 登録(Google Patents表示。法的状態は同サイトの推定) 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトflugelz.co.jp

大学との関係

大学の施設
京都大学 京都大学のベンチャーインキュベーションセンターのフリーアドレスデスク入居者として掲載されています。 出典
大学との関係
京都大学 京都大学・三菱商事Startup Catapultの採択プロジェクトとして支援を受け、大学の研究成果を基盤とする京都大学発ベンチャーとして紹介されています。支援状況は終了と記載されています。 出典

同じ研究室から生まれた会社

京都大学 化学研究所Kyulux
調査日:2026-10-03
このページの出典:7件
法人番号:9130001080524
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