アセロラ由来の小胞による薬物送達と、眼球運動での認知評価を開発

東京医科大学発の複数の医療技術を社会実装する事業のうち、アセロラ由来のエクソソーム様小胞(AELNs)を使う薬物送達と、眼球運動から認知・運転能力を評価する技術が確認できた。

TMU Science株式会社 神奈川県 川崎市 / 2021年設立
研究発の技術 ドラッグデリバリーシステム 植物由来細胞外小胞 アセロラ由来エクソソーム様小胞 核酸送達 遺伝子編集 眼球運動解析
2年以上、新しい発信を確認できず 法人登記の閉鎖情報は確認できない一方、確認できた事業活動の公表は2022年までで、直近2年以上の活動を裏付ける情報が見つからなかった。
実用化の段階
研究実証販売
眼球運動解析は試作装置とAIによるPoC成果がNEDO資料に記載され、AELNs DDSは会社紹介でマウスモデルの前臨床段階とされている。
2製品
4提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

核酸や薬剤を標的臓器、とくに脳へ届けることの難しさと、高齢者の認知・運転能力を非侵襲かつ実用的に評価する手法の不足に取り組む。

どう動くか

AELNsはアセロラ由来のナノサイズの細胞外小胞で、核酸・低分子・タンパク質などを運ぶDDSとして開発されている。会社は経口投与とマウスでの生物活性を紹介しており、東京医科大学の研究発表では、CRISPR/Cas9複合体を搭載した小胞を鼻腔投与し、マウスの脳内神経細胞で遺伝子編集を確認した。別の眼球運動解析技術では、装置とAIで瞳孔・眼球運動を測り、認知機能や運転能力との関係を評価する。

できるようになること

AELNsによる薬剤送達が実用化すれば、創薬やワクチン開発での薬剤送達の選択肢を広げる可能性がある。眼球運動の評価は、高齢者の運転能力や脳疾患の兆候把握に活用する構想で、交通事故削減や早期評価を目指す。いずれも現時点では研究・実証段階である。

技術の出自:東京医科大学の分子病理学分野を含む大学発研究成果。眼球運動解析の基本技術も東京医科大学で開発されたとNEDOが記載。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 創薬・薬物送達
  • ワクチン開発
  • 核酸医薬・遺伝子編集因子の送達
  • 高齢者の認知機能・自動車運転能力評価
  • 眼球運動解析による脳疾患の兆候把握
  • がんゲノム解析・AI病理・CAR-T・ES細胞由来再生医療(会社が研究資産として掲載)

優位性の主張

会社の主張
アセロラ由来小胞を用いる経口DDSとして、核酸(siRNA、miRNA、mRNA)、低分子、タンパク質を標的臓器へ運び、マウスモデルで生物活性を示したと会社が紹介している。 出典
第三者の評価
眼球運動解析のPoCで、加齢に伴う眼球運動異常度の増加と、事故多発者・安全運転者間の眼球運動の統計的有意差を確認したとNEDOが記載している。 出典
大学の発表
アセロラ由来小胞にCRISPR/Cas9を搭載して鼻腔投与し、マウスの脳内神経細胞で遺伝子編集を確認したと東京医科大学の研究発表が報告している。 出典

製品・サービス

研究段階
AELNs(アセロラ由来エクソソーム様小胞)DDS

アセロラ由来小胞に核酸・低分子・タンパク質などを搭載し、標的臓器へ送達する創薬・ワクチン向け技術。 出典

製薬企業、創薬研究機関、ワクチン開発機関(想定)
実証
アイフレイル・チェッカー Drive

眼球運動解析装置、瞳孔検出AI、運転能力判定AIを用いて眼球運動と運転能力を評価する試作システム。 出典

自動車教習所、保険会社、警察・高齢者向け評価機関(構想)

これまでの歩み 新しい順

2023-06
海外出展
米国:2023 BIO International Conventionのジャパンパビリオン出展企業に選定され、アセロラ由来細胞外小胞を用いたドラッグデリバリーシステムを紹介。 出典
2022-10
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)Type-A:眼球運動モニタリングによる高齢者自動車運転能力測定法の開発」 出典
2022-10
実証
東京医科大学、損害保険会社、自動車教習所(社名非公表):NEDO資料に、高齢者対象PoCでの連携先として記載。企業・施設名は公表資料にない。 出典
2022-04
助成
川崎市「川崎市産学共同研究開発プロジェクト補助金:眼球運動解析による脳疾患の予兆把握に関する研究開発」
2022-04
提携
川崎市:東京医科大学と連携した眼球運動解析・脳疾患予兆把握の研究開発が補助金交付先一覧に掲載。
2020-01
受賞
U-22プログラミング・コンテスト実行委員会等「2020年度 U-22プログラミング・コンテスト 最優秀賞(眼球運動解析の基本技術)」 出典

提携先・顧客

共同開発
学校法人東京医科大学 大学発技術の社会実装を目的に連携。眼球運動解析の共同研究も公表されている。 出典
提携
ベトナム国立K病院 会社公式サイトがパートナーシップ先として掲載。具体的な事業内容は記載なし。 出典
提携
川崎市 東京医科大学と連携した眼球運動解析・脳疾患予兆把握の研究開発が補助金交付先一覧に掲載。
実証
東京医科大学、損害保険会社、自動車教習所(社名非公表) NEDO資料に、高齢者対象PoCでの連携先として記載。企業・施設名は公表資料にない。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtmu-science.com

大学との関係

大学の施設
東京医科大学 大学分子病理学分野内にラボを置き、東京医科大学などとインキュベーションラボとして連携して研究開発を行うと会社概要に記載。 出典
共同研究
東京医科大学 川崎市産学共同研究開発プロジェクト補助金の令和4年度交付先として掲載。連携大学は東京医科大学、事業は「眼球運動解析による脳疾患の予兆把握に関する研究開発」。
調査日:2026-10-03
このページの出典:5件
法人番号:9011801035200
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