細胞内の信号を増幅して、幅広い受容体の薬の作用を測る

GPCRを刺激する化合物の作用を、細胞内シグナルを利用して幅広い受容体・Gタンパク質経路で測る創薬支援アッセイ技術。

株式会社タンソーバイオサイエンス 東京大学発 / 東京都 文京区 / 2018年設立
研究発の技術 バイオテクノロジー 創薬支援 GPCR 細胞アッセイ レポーターアッセイ シグナル増幅
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトで見積り・発注・試験・報告書納品の流れを案内し、2020年にパネルアッセイサービスを開始、大学との共同研究にも試験系が使われている。
2製品
3提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

既存の測定法では評価が難しいGPCRやGタンパク質経路があり、オーファン受容体の探索や網羅的な化合物評価を妨げていた。

どう動くか

受容体を発現させた細胞に、刺激で発現が変わる複数の遺伝子調節領域と酵素反応を組み合わせ、細胞内シグナルを増幅して検出する。さらに複数のGαタンパク質を組み合わせ、従来評価が難しかったGi/oやG12/13経路を含むGPCRの活性を、共通の測定系で調べる。会社はリガンド既知受容体210種中208種で良好な応答を確認したと説明している。

できるようになること

幅広い受容体の活性や化合物の作用を調べ、創薬の標的探索、選択性評価、安全性評価、化合物の最適化を支援する。群馬大学との研究では、200種類のGPCRパネル評価からメトホルミンによるLPA受容体抑制が見いだされ、がん研究への応用可能性が示された。これは研究成果であり、治療効果の実用化を示すものではない。

技術の出自:東京大学で開発された膜タンパク質活性測定法。大学の学部・研究分野・研究プロジェクト名は確認できず。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 創薬オンターゲット・オフターゲットスクリーニング
  • 化合物の濃度反応・薬理プロファイリング
  • GPCR安全性評価
  • 種間差評価
  • 化合物の構造活性相関・最適化
  • オーファンGPCRのリガンド探索
  • 既存薬のリポジショニング

優位性の主張

会社の主張
主要Gαタンパク質に共役するGPCRを同一の測定系で評価でき、従来難しかったGi/o・G12/13経路やオーファン受容体も対象にできると会社は説明している。 出典
会社の主張
会社は、リガンド既知GPCR 210種中208種(約99%)で良好な応答を確認したとしている。 出典
大学の発表
特許公報は、複数の遺伝子調節領域の転写応答を酵素反応を介して統合し、シグナルを高感度化する測定系を記載している。 出典

製品・サービス

販売中
GPCR活性試験・パネルアッセイ受託サービス

GPCRのパネル評価、濃度反応解析、カスタム試験を受託。アゴニスト・アンタゴニスト等の作用評価に対応する。 出典

製薬企業、バイオテック、食品・飲料企業、アカデミア
販売中
GPCR安全性パネル

創薬化合物のGPCRに対する作用をパネルで調べる安全性評価サービス。 出典

製薬企業、バイオテック等の創薬研究機関

これまでの歩み 新しい順

2025-03
共同開発
群馬大学:GPCRパネル試験を用いたメトホルミンとLPA受容体に関する共同研究。 出典
2025-02
助成
東京都の助成。東京都 出典
2023-07
助成
中小企業基盤強化事業助成。東京都、東京都中小企業団体中央会 出典
2021-09
助成
2021年度第1回研究開発助成金。公益財団法人三菱UFJ技術育成財団 出典
2020-03
販売提携
コスモ・バイオ株式会社:GPCR活性アッセイ受託サービスの代理店契約を締結。 出典
2019-09
助成
東京都の3年間の助成。東京都 出典
2019-09
助成
スタートアップ助成。東京都中小企業振興公社 出典

提携先・顧客

販売提携
コスモ・バイオ株式会社 GPCR活性アッセイ受託サービスの代理店契約を締結。 出典
共同開発
群馬大学 GPCRパネル試験を用いたメトホルミンとLPA受容体に関する共同研究。 出典
顧客
Capacity Bio 公式サイトに試験プラットフォームの利用者 testimonial が掲載されている。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsで社名・英語名を検索し、公式特許発表も照合。4件は同一の基盤技術ファミリーに属するWO公開、JP・US登録、EP出願であり、独立した4発明という意味ではない。
主な分野膜タンパク質・GPCR活性測定、細胞内シグナル検出、遺伝子発現応答を利用したレポーターアッセイ
海外出願True
膜タンパク質活性測定法(JP7367974B2) 国立大学法人東京大学 / 登録(Google Patents上でActive) 出典
Membrane protein activity measurement method(US12247244B2) The University of Tokyo / 登録(Google Patents上でActive) 出典
Membrane protein activity measurement method(EP3831946A4) The University of Tokyo / 審査中(Google Patentsのファミリー情報) 出典
膜タンパク質活性測定法(WO2020026979A1) 国立大学法人東京大学 / 国際公開。各国移行後の状態は国・出願ごとに異なる。 出典

会社の規模

従業員3名(2021-09-22時点) 出典
資本金500万円(2024-12-31時点) 出典
公式サイトtansobio.com/ja
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-12-31—6,461万円1.9億円2.9億円 出典
2021-12-31—2,864万円—1.72億円 出典
2020-12-31—1,242万円—5,347万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の施設
東京大学 公式英語ページで、東京大学医学系研究科の研究者が開発した技術をもとに設立したアカデミックスピンオフで、大学キャンパス内のインキュベーター施設を利用したと説明。 出典
共同研究
群馬大学 群馬大学生体調節研究所との共同研究で、同社のGPCR活性試験系を用いてメトホルミンのLPA受容体への作用を評価し、研究成果を学術誌で発表。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:9010001194897
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