エレクトライド触媒で、水素と窒素から低温・低圧でアンモニアをつくる

東京工業大学発のエレクトライド触媒を用い、水素と窒素から低温・低圧でアンモニアを合成する小型オンサイト製造技術。

つばめBHB株式会社 東京科学大学発 / 東京都 中央区 / 2017年設立
研究発の技術 エレクトライド触媒 アンモニア合成 化学プロセス 低温・低圧反応 分散型製造 グリーンアンモニア
実用化の段階
研究実証販売
2025年12月に商用初号機の設備納入と試験運転でのアンモニア生産確認が公表されている。
2製品
5提携・顧客
3特許
18出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来法は高温・高圧を要し、大型設備への集中生産と長距離輸送に伴う設備費・物流負担が課題。小規模な需要地で必要量を生産し、供給の安定化を図る。

どう動くか

電子を陰イオンのように含む無機エレクトライドを触媒に使い、水素と窒素からアンモニアを合成する。従来のハーバー・ボッシュ法より低温・低圧で反応できるため、需要地の近くに設置する小型設備に適する。会社は年産数万トン以下の設備にも対応できると説明している。

できるようになること

会社は、需要地で生産することで輸送・貯蔵コストや環境負荷を抑え、再生可能エネルギーを活用した分散型生産やアンモニア供給の安定化につなげるとしている。

技術の出自:東京工業大学 元素戦略研究センターの無機エレクトライド・アンモニア合成触媒研究 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 工業用アンモニアの需要地生産
  • ブルー水素由来アンモニアの製造・利用実証
  • 燃料・水素キャリア用アンモニア
  • 肥料用アンモニア
  • 再生可能エネルギーを用いた分散型アンモニア生産

優位性の主張

会社の主張
エレクトライド触媒を用い、従来法より低温・低圧で合成でき、年産数万トン以下の小規模プラントでもオンサイト生産が可能と会社は説明している。 出典
第三者の評価
INPEXは導入設備について、原料ガスの昇圧動力を抑えられる点と安全性に優れたプロセスを評価したと発表している。 出典

製品・サービス

販売中
オンサイトアンモニア製造設備

エレクトライド触媒を使う小型アンモニア合成設備。需要地近くで水素と窒素から製造する。商用初号機は年産500トン。 出典

アンモニアを使う工業・化学、燃料・水素キャリア、肥料分野の事業者
販売中
アンモニア合成触媒

エレクトライド系触媒。アンモニア合成用として研究開発・製造・販売を行う。 出典

アンモニア製造設備の事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-12
実証
株式会社INPEX:柏崎水素パークの実証設備に合成装置を導入。商用初号機で試験生産を確認。 出典
2025-12
顧客
第一実業株式会社:INPEXの実証に用いる商用初号機のアンモニア合成設備をつばめBHBから受注。 出典
2025-08
海外提携
アフリカ(複数国):みずほ銀行と、同銀行のネットワークを活用したグリーン水素・アンモニア事業化に関する連携協力覚書を締結。 出典
2025-04
海外提携
ブラジル:ブラジルのAtvos社と、グリーンアンモニア水製造設備プロジェクトに関するLOIを締結。海外初号機の受注を目指す案件として公表された。 出典
2024-06
共同開発
東京工業大学:触媒研究と工業化を共同推進。2024年にグリーンアンモニア協働研究拠点を設置。 出典
2024-05
海外プログラム
ドイツ:ドイツ発のスタートアップスケールプログラム「Scaleup Landing Pad Hamburg」に選出。 出典
2024-02
資金調達
シリーズC(第2ラウンド)。53億円。Heraeus Beteiligungsverwaltungsgesellschaft mbH、横河電機株式会社、株式会社環境エネルギー投資 出典
2024-02
資本提携
横河電機株式会社:出資と業務提携覚書を締結。アンモニア製造ソリューションの共同開発などを検討。 出典
残りの7件を表示
2023-08
受賞
NEDO・JST「大学発ベンチャー表彰2023 新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞」 出典
2023-06
海外提携
アラブ首長国連邦:UAEでのグリーンアンモニア製造実証に向け、マスダール社と覚書を締結。 出典
2023-01
海外提携
アラブ首長国連邦:アブダビ国営石油会社ADNOCと、グリーンアンモニア導入に向けた共同調査契約を締結。 出典
2022-07
資金調達
シリーズPreB。40億円。味の素株式会社、ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社、日本郵船株式会社、株式会社みらい創造機構、株式会社日本政策投資銀行、三井住友信託銀行株式会社 出典
2022-01
助成
NEDO(再委託先として選定)「グリーンイノベーション基金事業「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」非貴金属触媒の研究開発」 出典
2021-06
資金調達
4億円。第一実業株式会社、日本郵船株式会社 出典
2017-04
提携
味の素株式会社:会社設立時の共同発表者。発酵素材工場への導入を見据えた実用化を計画。 出典

提携先・顧客

実証
株式会社INPEX 柏崎水素パークの実証設備に合成装置を導入。商用初号機で試験生産を確認。 出典
顧客
第一実業株式会社 INPEXの実証に用いる商用初号機のアンモニア合成設備をつばめBHBから受注。 出典
共同開発
東京工業大学 触媒研究と工業化を共同推進。2024年にグリーンアンモニア協働研究拠点を設置。 出典
資本提携
横河電機株式会社 出資と業務提携覚書を締結。アンモニア製造ソリューションの共同開発などを検討。 出典
提携
味の素株式会社 会社設立時の共同発表者。発酵素材工場への導入を見据えた実用化を計画。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで社名・英語表記およびアンモニア/触媒関連公報を検索し、関連性を確認できた代表的な3件を記録。公報の国別ファミリー重複を含み得るため、全保有件数ではない。
主な分野アンモニア合成システム・製造方法、エレクトライド系触媒材料、触媒製造・成形焼結体
海外出願True
JP7374705B2/WO2020085324A1「アンモニア合成システムおよびアンモニアの製造方法」 つばめBHB株式会社 / 日本登録(Active)。国際公開ファミリーの米国特許も登録。 出典
WO2019156029A1「複合物、触媒及びアンモニアの製造方法」 つばめBHB株式会社、国立大学法人東京工業大学 / 国際公開。Google Patents上のWO出願ステータスはCeased。国内・欧州の関連登録公報あり。 出典
EP3932547A4「Molded sintered body, and method for producing molded sintered body」 つばめBHB株式会社、国立大学法人東京工業大学 / 欧州出願公開、審査中(Google Patents上の表示)。 出典

会社の規模

従業員64名(2026-09時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtsubame-bhb.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2020-03-31—-4.1億円—7.65億円 出典
2019-03-31—-2.6億円—1.7億円 出典
2018-03-31—-1.91億円—2.93億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
東京工業大学 東京工業大学から東工大発ベンチャーの称号を授与された。 出典
共同研究
東京工業大学 アンモニアの合成・利用のための高効率触媒を研究する「つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点」を設置。設置期間は2024年6月1日から2027年5月31日。 出典

出資者(公開情報で確認できた18社)

事業会社(CVCを含む) 11独立系VC 4銀行・金融機関系 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:9010001182737
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