枝肉の切開面を撮影・解析し、牛肉の肉質を数値化して記録する

小型の牛枝肉撮影カメラと画像解析を組み合わせ、枝肉の肉質を数値化し、個体番号とともにクラウドへ蓄積する技術。

株式会社MIJ labo 帯広畜産大学発 / 北海道 帯広市 / 2018年設立
研究発の技術 画像解析 人工知能 牛枝肉評価 肉質評価 畜産DX クラウドデータベース
実用化の段階
研究実証販売
専用カメラの国内外販売と解析・データベースサービスを公式に提供し、JETROは2022年時点で米国20システム以上の導入と豪州の格付機関による認証を報告している。
4製品
7提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

枝肉の肉質評価は目視や熟練者の判断に依存し、評価のばらつきや撮影・記録の手間が課題となる。客観的な評価とデータ蓄積を目指す。

どう動くか

バーコードで枝肉の個体番号を読み取り、専用カメラで切開面を撮影する。画像の台形補正や明るさ補正、ロース芯の輪郭抽出を行い、脂肪交雑や肉色などを解析してデータベースに結び付ける。大学の特許技術では、画像から脂肪面積比・脂肪粒子の細かさや色の指標を求め、等級評価に利用する。会社は従来のミラー型カメラでは難しかった撮影現場でのリアルタイム解析を特徴としている。

できるようになること

会社・大学の説明では、評価作業の省力化と品質評価の標準化、枝肉情報の蓄積による育種改良や食肉流通の高度化を目指す。

技術の出自:帯広畜産大学 生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野の肉質評価・画像解析研究。一般社団法人ミート・イメージ ジャパンとの共同研究成果を事業化。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 牛枝肉の撮影・肉質評価
  • 食肉格付けの補助
  • 牛肉の品質データ管理・トレーサビリティ
  • 肉牛の育種改良
  • 食肉流通・ブランド価値向上
  • 生体牛の肉質診断研究

優位性の主張

会社の主張
枝肉撮影用として世界初の小型軽量カメラとし、従来のミラー型では難しかったリアルタイム解析に対応すると説明。1時間に200頭以上を撮影可能としている。 出典
会社の主張
画像からロース芯面積、BMS、BCS、脂肪量など10項目以上を解析できると説明。 出典
第三者の評価
MIJカメラによる枝肉横断面画像の解析精度を検証した査読論文が公表されている。 出典

製品・サービス

販売中
MIJ Mobile/MIJ-15K/MIJ-30K

バーコードで個体番号を読み取り、枝肉断面を撮影する専用カメラ。撮影画像の補正と解析に対応。 出典

食肉処理場、食肉格付け・流通事業者、畜産関連機関
販売中
枝肉画像解析・MIJ枝肉データベース

撮影画像を個体番号に結び付け、肉質項目を解析・保存するクラウドサービスと解析支援。 出典

食肉処理場、畜産事業者、研究機関
研究段階
近赤外分光センサーによる成分分析

小型センサーとMIJ Mobileを用いた牛肉成分の測定可能性を研究。 出典

畜産・食肉関連事業者、研究機関
研究段階
生体牛の肉質診断(BMS推定)

超音波画像などを使い、生体牛の屠畜時の肉質を推定する技術を開発。 出典

肉牛生産者、畜産関連事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-08
海外提携
ウルグアイ:2022年時点で販売代理店があると紹介。2026年には現地パートナー経由で同社カメラ技術が肉牛コンテストに公式採用されたと発表している。 出典
2026-07
助成
令和8年度とかちビジネスチャレンジ補助金(グロースステージ) 出典
2026-04
販売提携
Australian Wagyu Association:オーストラリアの販売代理店としてMIJアプリを紹介。 出典
2022-01
海外提携
米国:2022年時点で販売代理店があり、20システム以上が導入済みと紹介されている。 出典
2021-09
助成
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第7次締切、グローバル展開型) 出典
2021-05
提携
AUS-MEAT:MIJカメラによる脂肪交雑評価技術が認証を取得。 出典
2021-05
規制・認証
AUS-MEATによるMIJカメラの脂肪交雑評価認証(2021年5月に認証取得を会社が公表。MIJ-30でBMS 0~9+の範囲を機械格付けできる旨を掲載。) 出典

提携先・顧客

共同開発
帯広畜産大学 肉質評価技術、専用カメラ、枝肉画像データベースの共同研究成果を事業化。 出典
共同開発
一般社団法人ミート・イメージ ジャパン 帯広畜産大学との共同研究で専用カメラや枝肉画像データベースを開発。 出典
共同開発
公益社団法人日本食肉格付協会 帯広畜産大学と食肉の脂肪交雑評価方法の特許を共同取得。 出典
共同開発
株式会社十勝清水フードサービス 帯広畜産大学と食肉の肉色等級決定方法の特許を共同取得。 出典
販売提携
Australian Wagyu Association オーストラリアの販売代理店としてMIJアプリを紹介。 出典
販売提携
TechnoBeef 南米のパートナー。MIJカメラと枝肉データベースを利用。 出典
提携
AUS-MEAT MIJカメラによる脂肪交雑評価技術が認証を取得。 出典

特許

2 件 出典
帯広畜産大学の会社設立発表とGoogle Patentsで、MIJ laboの事業基盤として明示された大学関連の特許ファミリーを確認した件数。MIJ labo名義の出願は確認できず。
主な分野画像による食肉脂肪交雑評価、デジタル画像の色値に基づく食肉の肉色等級決定
共同出願人公益社団法人日本食肉格付協会、株式会社十勝清水フードサービス
海外出願True
JP6032640B2「食肉の脂肪交雑の評価方法」 帯広畜産大学、公益社団法人日本食肉格付協会 / 日本登録。Google Patents上で有効。海外はAUで登録、WO出願は失効、BRは権利消滅表示。 出典
JP6200690B2「肉色の等級決定方法」 帯広畜産大学、株式会社十勝清水フードサービス / 日本登録。海外はAU・BRで登録、WO出願は失効表示。 出典

会社の規模

従業員5名 出典
資本金980万円(2026-10-04時点) 出典
公式サイトmij-labo.co.jp

大学との関係

大学の認定
帯広畜産大学 大学が同社を帯広畜産大学発ベンチャーとして紹介している。 出典
共同研究
帯広畜産大学 大学と一般社団法人ミート・イメージジャパンが2015年から共同研究を行い、画像解析技術や枝肉撮影用カメラ等の成果を得たと大学が公表。同社はその成果を活用して事業を行う。 出典
大学の施設
帯広畜産大学 会社概要の英語ページに、大学産学連携センター内の「Chikudai LABO」所在地が記載されている。JETROも大学内にオフィスがあると紹介している。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:8460101006470
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