標識ペプチドと質量分析で、複数のタンパク質量を測る

安定同位体標識ペプチドとLC-MS/MSを使い、複数の標的タンパク質を同時に絶対定量する技術。配列情報から測定用ペプチドを設計する。

株式会社Proteomedix Frontiers 宮城県 仙台市 / 2001年設立
研究発の技術 プロテオミクス タンパク質絶対定量 LC-MS/MS SRM/MRM 安定同位体標識ペプチド 創薬支援
実用化の段階
研究実証販売
JSTは2012年3月のMS2Plexキット発売を発表し、Cosmo Bioは同社の特許実施許諾を受けたAQUAペプチド製品・受託サービスを掲載している。
2製品
1提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

抗体を使う従来の定量法では、抗体の準備に時間がかかり、標的以外への結合も課題だった。多種類のタンパク質を高感度かつ短期間に定量する方法を目指す。

どう動くか

試料中のタンパク質をトリプシンで分解し、標的タンパク質に特異的なペプチドを質量分析で測定する。同じ配列で既知量の安定同位体標識ペプチドを内部標準として加え、信号比から量を求める。独自性として、測定信号が強く妨害の少ないペプチドを配列情報から事前に選び、標的タンパク質が手元になくても測定法を設計できるとしている。

できるようになること

JSTは、創薬で標的候補や疾患モデルを評価し、バイオマーカーやコンパニオン診断薬の研究を進める用途を挙げている。タンパク質定量を通じて創薬研究や個別化医療を支援することが期待される。

技術の出自:東北大学大学院薬学研究科の薬物送達学・タンパク質定量研究。JST「オン・ディマンド型の蛋白質絶対定量キットの開発」プロジェクト。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 創薬研究・薬物動態(ADME)評価
  • 膜輸送体・受容体・代謝酵素の定量
  • バイオマーカー候補の評価
  • コンパニオン診断薬・個別化医療の研究
  • タンパク質医薬品の品質管理

優位性の主張

大学の発表
標的ペプチドをアミノ酸配列情報からコンピューター解析で事前選定し、タンパク質試料がなくても測定法を確立できる。 出典
大学の発表
三連四重極質量分析計のSRM/MRM測定によりノイズピークを減らし、多種類のタンパク質を高感度で同時絶対定量できる。 出典
会社の主張
会社紹介資料は、従来の抗体法に比べて特異性と定量値の信頼性が高く、短期間で完成できると説明している。 出典

製品・サービス

販売中
MS2Plex® Assay Kits

薬物輸送体や代謝酵素など複数タンパク質をLC-MS/MSで定量する研究用キット。 出典

製薬企業、ライフサイエンス研究機関、CRO
販売中
AQUAグレードペプチド デザイン・合成受託サービス

標的タンパク質定量に使う安定同位体標識ペプチドの配列設計と合成を提供。設計技術はProteomedix Frontiersが担う。 出典

大学・研究機関、製薬・ライフサイエンス企業

これまでの歩み 新しい順

2017-12
共同開発
コスモ・バイオ株式会社:AQUAペプチドの配列設計技術と合成設備を組み合わせた設計・合成サービスを開始。 出典
2012-04
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「On-Demand Multi-mixed Protein Quantification Kit の技術開発」 出典
2008-08
助成
科学技術振興機構(JST)「独創的シーズ展開事業(大学発ベンチャー創出推進)「オン・ディマンド型の蛋白質絶対定量キットの開発」」 出典

提携先・顧客

共同開発
コスモ・バイオ株式会社 AQUAペプチドの配列設計技術と合成設備を組み合わせた設計・合成サービスを開始。 出典

特許

2 件 出典
JST成果資料に本技術関連として記載された出願2件を確認した範囲での件数。いずれも東北大学名義であり、gBizINFO上の会社名義特許掲載は0件。
主な分野質量分析による膜タンパク質定量、質量分析による代謝酵素群の一斉タンパク質定量
海外出願True
特願2005-324159/質量分析計を使った膜タンパク質の定量方法(WO2007055116A1) 国立大学法人東北大学 / 東北大学名義の出願。Google PatentsにWO公開公報を確認。 出典
特願2008-251212/質量分析装置を用いた代謝酵素群の一斉タンパク質定量に用いるペプチド(JP5299956B2) 国立大学法人東北大学 / 登録(JP5299956B2)。同一ファミリーにWO・US・EP公開を確認。 出典

会社の規模

従業員1名(2026-04-24時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金1,000万円(2017-12時点) 出典

大学との関係

大学の施設
東北大学 東北大学連携ビジネスインキュベーターT-Bizへの入居が公式発表に記載されている。 出典
共同研究
東北大学 NEDO事業の研究開発実施者として東北大学と共同で、On-Demand型タンパク質定量キットの技術開発を実施。 出典
大学との関係
東北大学 東北大学の研究成果を基にした大学発ベンチャー創出推進事業の成果により設立されたとJSTが紹介。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:8370001019152
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