試料の前処理から多波長の化学分析まで自動化

シリンジポンプやバルブをコンピュータで制御し、試料の前処理から化学分析、信号解析までを自動化するフロー化学分析技術。

M&Gケマテックスジャパン株式会社 岡山大学発 / 岡山県 岡山市中区 / 2008年設立
研究発の技術 フロー化学分析 フローインジェクション分析(FIA) シーケンシャルインジェクション分析(SIA) 固相抽出 自動前処理 多波長分析
実用化の段階
研究実証販売
Auto-Pretの市販システムが研究論文で使用された記録があり、会社の2022年資料にも製品群が掲載されている。
4製品
1提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

手作業の化学分析では、煩雑な前処理に時間と労力がかかり、分析の操作性や質を高めにくい。環境試料などの微量成分分析を自動化し、測定を効率化することを目指す。

どう動くか

試料や試薬を細い配管内で送り、ポンプとバルブをプログラム制御して混合・反応・分離・濃縮・検出する。Auto-Pretは固相抽出などの前処理を自動化し、FIAやSIAなどの測定系と接続できる。会社資料は複数方式の同時制御や、多波長信号の同時解析を特徴として掲げる。岡山大学の研究成果紹介では、1〜5波長の信号を解析するプログラムや小型多チャンネル検出器も説明されている。

できるようになること

前処理や測定操作を自動化し、環境試料中の微量成分などをより扱いやすく分析できる。岡山大学はオンサイト多成分測定や分析操作の迅速化・簡便化を説明している。

技術の出自:岡山大学大学院自然科学研究科のフロー分析・化学分析分野。岡山大学の大学発ベンチャー一覧に掲載。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 環境水・土壌試料中の微量元素や有害成分の分析
  • 固相抽出による試料の前処理・濃縮
  • 化学分析の自動化
  • 多成分・多波長のオンサイト分析
  • 食品試料中の成分分析

優位性の主張

会社の主張
FIA、SIA、SIEMAを一つのプログラムから同時または任意に制御するマルチタスク・フロー分析システムを掲げる。 出典
会社の主張
1〜4波長の信号を同時に読み込み、解析する独自プログラムを「世界初」と主張している(会社資料上の主張)。 出典
第三者の評価
研究論文で報告されたクロム(VI)のSIA法では、装置検出下限0.001 mg/L、方法定量下限0.003 mg/L、0.05 mg/Lで相対標準偏差0.6%(n=10)。論文はJISのFIA法と同等に使用できると評価している。 出典

製品・サービス

販売中
コンピュータ支援全自動分析装置(Auto-Pretシリーズ)

シリンジポンプと選択・切替バルブを制御し、固相抽出などの前処理を自動化するフロー分析装置。 出典

環境・化学分析を行う研究機関、大学、分析機関など
段階不明
Simple Digital Recorder(シンプル デジコーダー)

検出器の信号をA/D変換し、Excelファイルへの記録・保存や解析を行う製品として紹介。 出典

化学分析・計測を行う研究機関、分析機関など
段階不明
フローシグナル解析プログラム(SpectroX Analyser)

複数波長のフロー分析信号を同時に読み込み、解析するソフトウェア。 出典

多波長検出器を用いる化学分析・計測機関など
段階不明
Multi-Task Flow Chemical Analysis System (MT-FCA)

FIA、SIA、SIEMAなど複数のフロー分析系を統合制御するシステムとして会社資料で紹介。 出典

化学分析・計測を行う研究機関、分析機関など

提携先・顧客

共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 微量重金属分析用の固相抽出全自動前処理システム開発に参画。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
岡山大学 岡山大学の大学発ベンチャー企業一覧に掲載。2008年9月設立として記載され、大学の研究者が関係者として掲載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:6件
法人番号:8260001011079
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