廃ガラスを多孔質材に変え、水質浄化や脱臭に生かす

静岡大学発ベンチャーとしてロボティクス技術のコンサルティングや自動車等の制御システム研究開発を行い、2022年から廃ガラス等を原料とする多孔質ガラス発泡材「ポーラスα®」の製造事業にも参入。

MIR株式会社 静岡大学発 / 静岡県 浜松市中央区 / 2019年設立
技術を使った製品・サービス ロボティクス 自動車制御システム 多孔質ガラス発泡材 ガラスリサイクル 水質浄化 脱臭
実用化の段階
研究実証販売
製造事業への参入と取扱会社掲載は確認できる一方、水産業向け用途は事業可能性調査段階で、公開された販売実績や大規模導入は確認できない。
2製品
4提携・顧客
1特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

自動車等の制御システム開発やロボティクス支援に加え、廃ガラス・廃太陽光パネルの再資源化、水質浄化・脱臭、養殖種苗生産での水質安定化を目指す。

どう動くか

ポーラスα®は、粉砕した使用済みガラスなどを発泡剤とともに高温焼成し、多数の空隙をもつガラス材にする技術です。空隙が水分を保持し、微生物のすみかにもなるため、水質浄化や脱臭などに利用されます。製品ページの説明では、1g当たりの比表面積は約80~280m²です。この材料の技術・商標は鳥取再資源化研究所に帰属し、MIR株式会社は製造事業への参入と取扱いが確認できます。ロボット制御の具体的な方式は公開情報から確認できません。

できるようになること

廃ガラスや廃太陽光パネルを再利用できれば、廃棄物の資源化につながります。公的資料は、ポーラスα®の用途として水質浄化、脱臭、土壌改良を挙げています。MIR株式会社は水産業の種苗生産で水質を安定させる事業可能性調査にも採択されています。

技術の出自:静岡大学発ベンチャー。大学の学部、研究分野、研究プロジェクト名は確認できず。ポーラスα®の技術・商標元は株式会社鳥取再資源化研究所。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • ロボティクス技術のコンサルティング
  • 自動車等の制御システムの研究開発
  • 水質浄化・脱臭
  • 水産業の種苗生産における水質安定化
  • 廃ガラス・廃太陽光パネルの再資源化
  • 乾燥地域の土壌改良

優位性の主張

第三者の評価
ポーラスα®の供給元は、製品1g当たり約80~280m²の比表面積と、連続気泡・独立気泡を併せ持つ構造を特徴として掲げている。 出典
第三者の評価
供給元は、独自の発泡技術でガラス中の重金属を不溶化し、土壌・水に利用できる安全性を確保したと説明している。 出典

製品・サービス

販売中
多孔質ガラス発泡材「ポーラスα®」

廃ガラス等を高温焼成した多孔質材。MIR株式会社は製造事業への参入を公表し、取扱会社一覧にも掲載されている。 出典

水質浄化・脱臭を行う事業者、農業・水産業、太陽光パネルのリサイクル関連事業者
実証
ガラスリサイクル材による種苗生産の水質安定化

ガラスリサイクル材を水産業の種苗生産に用いて水質を安定させる事業可能性調査。

水産業の種苗生産事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-01
提携
静岡県畜産技術研究所:MIR株式会社提供のガラス発泡材を用いた臭気除去試験を学会誌で報告。 出典
2023-04
助成
静岡県(マリンオープンイノベーションプロジェクト)「MaOI-FS(フィージビリティ・スタディ)採択「ガラスリサイクル材活用による水産業(種苗生産)における水質安定化」」
2022-03
海外
日本政策金融公庫の発表によると、同社の多孔質ガラス発泡材は途上国開発に有用かつ移転可能な技術としてUNIDOに登録されている。海外法人・顧客・提携先の活動は確認できず。 出典
2022-03
融資
協調融資(新型コロナ対策資本性劣後ローンを含む)。株式会社日本政策金融公庫、株式会社静岡銀行 出典
2022-03
提携
株式会社静岡銀行:ポーラスα®製造設備の取得計画に日本政策金融公庫と協調融資。 出典
2021-06
助成
中小企業庁「事業再構築補助金(第1回公募・通常枠)—多孔質ガラス発泡材の生産事業及び廃棄太陽光パネルのリサイクル」 出典

提携先・顧客

販売提携
株式会社鳥取再資源化研究所 ポーラスα®の技術・商標元。MIR株式会社は同製品の取扱会社一覧に掲載。 出典
提携
株式会社静岡銀行 ポーラスα®製造設備の取得計画に日本政策金融公庫と協調融資。 出典
提携
日本政策金融公庫 静岡銀行とともに、製造設備取得計画への協調融資を実施。 出典
提携
静岡県畜産技術研究所 MIR株式会社提供のガラス発泡材を用いた臭気除去試験を学会誌で報告。 出典

特許

Google PatentsでMIR株式会社および英語名を検索した範囲で、同社名義の特許は0件。参考として、ポーラスα®供給元名義の関連特許ファミリーをip欄に1件記載。
主な分野太陽電池モジュールガラスのリサイクル、ガラス廃棄物の処理・再資源化
海外出願True
太陽電池モジュールガラスのリサイクル方法(JP7072901B2、WO2019065489A1)—ポーラスα®供給元の関連特許 株式会社鳥取再資源化研究所 / 日本特許は登録・有効。Google Patents上のファミリー情報では米国・欧州にも有効な登録があり、中国出願は係属中。MIR株式会社の権利または共同出願は確認できず。 出典

会社の規模

大学との関係教職員等ベンチャー

大学との関係

大学の認定
静岡大学 日本政策金融公庫の発表は同社を静岡大学発ベンチャーと記載。静岡大学研究者の社会連携資料でも同社を静岡大学ベンチャー企業として紹介。称号授与の個別記録や認定年月は確認できず。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

株式会社静岡銀行株式会社日本政策金融公庫
銀行・金融機関系 1公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:6件
法人番号:8080401023592
内容の誤りを知らせる