疎水性タグで液中合成し、ペプチド原薬を効率よく作る

Molecular Hiving™は、疎水性タグを使って液相でペプチドを伸長・分離するタグ支援合成技術。

JITSUBO株式会社 東京農工大学発 / 神奈川県 横浜市鶴見区 / 2005年設立
研究発の技術 ペプチド合成 タグ支援液相合成 液相ペプチド合成 ワンポット合成 医薬品原薬 グリーンケミストリー
買収・子会社化 スペラファーマが2021年に株式を取得し、アステナの2023年株主資料でもJITSUBOは議決権比率100%の子会社です。
実用化の段階
研究実証販売
受託合成サービスを提供し、Bachemで同技術を使った医薬品原薬・化粧品ペプチドの製造が開始・実現したと発表している。
2製品
4提携・顧客
5特許
9出資者

しくみ

解こうとしている課題

固相法では工程ごとの精製や反応確認が難しく、液相法では長鎖ペプチドの分離精製や大量製造が課題となる。ペプチド原薬の製造コストや溶媒・原材料の使用量も抑えることを目指す。

どう動くか

ペプチド鎖を疎水性タグに結合させ、タグごと溶液に溶かして均一な反応系でアミノ酸を順次つなぐ。溶媒組成などを変えるとタグ付き中間体を分離でき、反応後にタグを外してペプチドを得る。反応液を直接分析でき、会社はワンポットでの伸長も説明している。

できるようになること

会社は、反応工程の短縮、原材料と溶媒の削減、工程内分析による品質管理を通じて、ペプチド原薬を効率的に製造できると説明する。ペプチド医薬品や機能性ペプチドの製造選択肢を広げることを目指している。

技術の出自:東京農工大学のペプチド合成・分離精製分野の研究室で開発された技術。2005年創業の東京農工大学発ベンチャーとして事業化。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • ペプチド医薬品原薬の製造
  • 治験薬向けペプチド合成
  • 糖尿病・肥満および関連疾患領域のペプチド製造ライセンス
  • 化粧品・機能性ペプチドの製造

優位性の主張

会社の主張
従来法との比較として、溶媒使用量は約1/10、アミノ酸・縮合剤は社内比較で約1/4と説明。溶媒量はアミノ酸数や配列により変動する。 出典
会社の主張
反応液から直接サンプリングしてUHPLCで反応率や不純物を確認でき、工程ごとの管理で高純度化できると説明。 出典
第三者の評価
Bachemは、同技術が製造効率と環境配慮の面で利点を持ち、同社の製造技術を補完すると評価している。 出典

製品・サービス

販売中
Molecular Hiving™を用いたペプチド合成受託

研究段階サンプルから治験薬まで、製造プロセス・分析法の開発やペプチド合成を受託。 出典

製薬・バイオ企業、ペプチド原薬の開発企業
販売中
Molecular Hiving™製造ライセンス・技術移管

用途に応じて製造プロセスを開発し、提携先へライセンスまたは移管する技術サービス。 出典

製薬企業、ペプチド原薬製造受託企業

これまでの歩み 新しい順

2025-07
海外出展
米国:BachemがTIDES USA 2025でJITSUBO独自のMolecular Hiving技術を紹介した。 出典
2023-06
海外提携
デンマーク:Novo Nordiskと、糖尿病・肥満などの領域におけるMolecular Hiving技術の独占的使用・製造ライセンス契約を締結。 出典
2023-06
提携
Novo Nordisk A/S:糖尿病・肥満などの対象領域でMolecular Hiving™の独占使用・製造ライセンス契約を締結。 出典
2020-05
海外提携
スイス:BachemとMolecular Hiving技術の独占的ライセンス契約を締結。JITSUBOが製造プロセスを開発・移管し、Bachemが商業生産に向けた最適化・スケールアップを担う。 出典
2020-05
共同開発
Bachem AG:独占ライセンス契約。JITSUBOが製造プロセスを開発・移管し、Bachemが最適化、スケールアップ、商用生産を担う。 出典
2018-03
共同開発
Neuland Health Sciences Private Limited:ペプチド原薬の研究開発・商用開発に関する包括的パートナーシップの覚書を締結。 出典
2016-11
資金調達
第三者割当増資。20億円。そーせいグループ株式会社、新生企業投資株式会社、響きパートナーズ株式会社、ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社、WiL Fund I, L.P.、SMBCベンチャーキャピタル株式会社 出典
2016-11
共同開発
Heptares Therapeutics Ltd.:GPCR標的のペプチド医薬品候補について、創薬研究・設計・製造で共同研究。 出典
2014-12
資金調達
そーせいグループによる資本参加・第三者割当。金額は非公表。そーせいグループ株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
Bachem AG 独占ライセンス契約。JITSUBOが製造プロセスを開発・移管し、Bachemが最適化、スケールアップ、商用生産を担う。 出典
提携
Novo Nordisk A/S 糖尿病・肥満などの対象領域でMolecular Hiving™の独占使用・製造ライセンス契約を締結。 出典
共同開発
Neuland Health Sciences Private Limited ペプチド原薬の研究開発・商用開発に関する包括的パートナーシップの覚書を締結。 出典
共同開発
Heptares Therapeutics Ltd. GPCR標的のペプチド医薬品候補について、創薬研究・設計・製造で共同研究。 出典

特許

5 件 出典
JITSUBO公式特許ページ掲載のPCT公報5件を確認。各国移行公報はファミリー件数に重複計上していない。
主な分野液相ペプチド合成、疎水性担体・タグを用いた分離精製、有機合成試薬、リュープロレリン製造法
海外出願True
WO2007/034812 — Carrier for separation, method for separation of compound, and method for synthesis of peptide using the carrier JITSUBO株式会社、東京農工大学、東京大学 / 複数国で登録。PCT公報の法的状態はceased表示。 出典
WO2007/122847 — Reagent for organic synthesis and method of organic synthesis reaction with the reagent JITSUBO株式会社、東京農工大学、東京大学 / 複数国で登録。PCT公報の法的状態はceased表示。 出典
WO2016/140232 — Peptide synthesis method JITSUBO株式会社 / 日本・米国・欧州・中国などで登録。PCT公報の法的状態はceased表示。 出典
WO2019/198833 — Peptide synthesis method JITSUBO株式会社 / 日本・米国・欧州・中国などで登録。欧州特許EP3778621B1はGoogle PatentsでActive表示。 出典
WO2019/198834 — Method for producing leuprorelin JITSUBO株式会社 / 日本で登録。 出典

会社の規模

従業員15名 出典
資本金1,000万円 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトjitsubo.com

大学との関係

大学との関係
東京農工大学 東京農工大学発ベンチャーとして大学の公式一覧に掲載。 出典
共同研究
東京農工大学 JITSUBO株式会社と東京農工大学による「相溶性ナノ粒子反応場による低温マイクロ波照射高速化学プロセスの開発」が、JSTの産学共同シーズイノベーション化事業に採択された。 出典

出資者(公開情報で確認できた9社)

事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 4銀行・金融機関系 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:19件
法人番号:8012401014693
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