腸内細菌の遺伝子と代謝物を調べ、食品への反応を評価

腸内細菌の遺伝子情報と、細菌が作る代謝物質を統合解析する「メタボロゲノミクス®」。腸内環境の状態や食品・素材への反応を評価し、研究開発や個別化ヘルスケアに活用する。

株式会社メタジェン 慶應義塾大学・東京科学大学発 / 山形県 鶴岡市覚岸寺字水上 / 2015年設立
研究発の技術 腸内細菌叢 メタゲノミクス メタボロミクス メタボロゲノミクス GC-MS バイオインフォマティクス
実用化の段階
研究実証販売
腸内環境の研究支援サービスを運用し、GC-MS分析を有償サービスとして提供、共同開発したBody Granolaも2023年から販売されている。
4製品
7提携・顧客
19特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

腸内細菌の構成情報だけでは、細菌の働きや食品・素材が腸内環境に及ぼす影響を十分に評価しにくい。企業や研究者が、製品の作用機序や反応する人の特徴を調べるための統合評価を提供する。

どう動くか

便などの試料から腸内細菌の種類や遺伝子を調べるメタゲノミクスと、細菌が作る短鎖脂肪酸などの代謝物質を調べるメタボロミクスを組み合わせる。細菌の構成だけでなく、その働きの手がかりも併せて解析し、素材を加えたときの変化や反応しやすい腸内環境の特徴を探る。2025年にはGC-MSで複数種類の代謝物質を一斉定量する分析法もサービス化した。

できるようになること

食品・ヘルスケア企業が、腸内環境への作用や反応者の特徴を研究し、製品設計や根拠づくりに活用できる。個人の腸内環境に応じた食品・サービスの選択肢を広げることを目指している。

技術の出自:慶應義塾大学先端生命科学研究所のメタボロミクス・プロジェクトおよび腸内環境研究との関連が確認できる。東京工業大学(現・東京科学大学)の生命理工学系の研究・人材との関連も会社沿革等に記載されている。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 食品・飲料・機能性素材の研究開発と商品設計
  • 腸内環境に応じたパーソナライズド食品・ヘルスケア
  • 腸内細菌や代謝物質を指標とする基礎研究・臨床研究
  • 畜産飼料や動物の腸内環境研究

優位性の主張

会社の主張
腸内細菌叢の解析だけでなく、細菌が作る代謝物質も統合して評価する独自の「メタボロゲノミクス®」を提供している。 出典
会社の主張
独自の腸内細菌培養・評価技術によるin vitro試験で、被験品の影響や反応者の腸内環境の特徴を網羅的に評価すると説明している。 出典
会社の主張
GC-MSメタボロミクスは、腸内環境研究で注目される計66種類の代謝物質を一斉に定量でき、同社はこれを業界初と主張している。 出典

製品・サービス

販売中
研究開発支援プラットフォーム(MGPack™、MGScreening™等)

腸内環境を評価する試験の設計・実施、解析、結果考察や研究成果の発信を企業・研究機関向けに支援する。 出典

食品・ヘルスケア企業、研究機関
販売中
GC-MSメタボロミクス

便などの検体から短鎖脂肪酸、有機酸、胆汁酸、アミノ酸等、計66種類の代謝物質を一斉定量する。 出典

腸内環境研究を行う企業・研究者
販売中
Body Granola

腸内フローラを検査し、利用者が素材を選んで定期購入するパーソナルグラノーラサービス。メタジェンは共同開発・監修を担う。 出典

腸内環境に応じた食品を選びたい生活者
販売中
腸内デザイン共創プロジェクト

参画企業と腸内環境関連の研究開発、商品開発、啓発活動を進める企業連携プロジェクト。 出典

腸内環境関連の研究・商品開発を行う企業

これまでの歩み 新しい順

2025-08
海外プログラム
海外展開と現地商談獲得を目指す仙台・東北エクスパンションプログラム STEP for GROWTH に採択。支援対象地域はシンガポール、マレーシアなど東南アジア。 出典
2024-12
共同開発
アジレント・テクノロジー株式会社:慶應義塾大学先端生命科学研究所とGC-MSによる代謝物質同時定量法を共同開発。 出典
2024-04
認定
神奈川県「MGPack™がME-BYO BRANDに認定」 出典
2023-09
提携
ウンログ株式会社:腸内環境改善商品のマーケティング支援・商品開発で業務提携。 出典
2023-04
共同開発
カルビー株式会社:サイキンソーとともにBody Granolaを共同開発。メタジェンは研究開発・監修を担当。 出典
2023-01
共同開発
合同会社H.U.グループ中央研究所:細菌叢のヘルスケア利用に向けた技術開発・事業検討で戦略的提携。 出典
2022-12
受賞
ウェルエイジング経済フォーラム「Well-being & Age-tech 2022 Award デジタル大臣賞」 出典
2021-06
助成
令和3年度 商業・サービス競争力強化支援事業。950万円 出典(Gビズインフォ)
残りの4件を表示
2020-03
海外拠点
シンガポール:2020年に海外子会社Metagen Singapore Pte. Ltd.を設立し、腸内環境情報を基盤とした研究開発事業のアジア展開を開始したと発表。公式会社情報にもグループ会社として記載がある。 出典
2019-11
助成
NEDO「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」 出典
2019-06
認定
経済産業省「J-Startup 2019 選定」 出典(Gビズインフォ)
2019-06
共同開発
森下仁丹株式会社:ビフィズス菌カプセルへの反応者予測に関する共同研究と特許出願。 出典

提携先・顧客

共同開発
カルビー株式会社 サイキンソーとともにBody Granolaを共同開発。メタジェンは研究開発・監修を担当。 出典
共同開発
株式会社サイキンソー Body Granolaの共同開発に参加し、腸内フローラ検査・解析を担当。 出典
共同開発
合同会社H.U.グループ中央研究所 細菌叢のヘルスケア利用に向けた技術開発・事業検討で戦略的提携。 出典
共同開発
森下仁丹株式会社 ビフィズス菌カプセルへの反応者予測に関する共同研究と特許出願。 出典
共同開発
アジレント・テクノロジー株式会社 慶應義塾大学先端生命科学研究所とGC-MSによる代謝物質同時定量法を共同開発。 出典
共同開発
慶應義塾大学先端生命科学研究所 腸内機能性代謝物質のGC-MS同時定量法を共同開発。 出典
提携
ウンログ株式会社 腸内環境改善商品のマーケティング支援・商品開発で業務提携。 出典

特許

19 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォの法人番号照合データで、特許出願日2013〜2022年の収録範囲における分類別件数を確認。別途Google Patents等で確認した個別特許を代表例として記載しており、全期間・全出願国の総数ではない。
主な分野微生物学・生化学(C12)、医学・衛生学(A61)、測定・試験(G01)、食品(A23)、情報処理・ヘルスケア情報(G06・G16)
海外出願True
特許第7549407号「情報提供システム」/WO2023/120345 株式会社メタジェン / 日本で登録(2024-09) 出典
特許第7411191号「予測方法、予測装置および予測プログラム」 株式会社メタジェン、森下仁丹株式会社 / 日本で登録 出典
WO2024/248127「Drug for preventing or treating allergic diseases」 神奈川県立産業技術総合研究所、株式会社メタジェン、株式会社メタジェンセラピューティクス / 国際公開。公開情報上の出願 出典
US20250025545A1「Establishment of therapy and diagnosis for allergic diseases through control of immunoglobulin-binding protein」 株式会社メタジェン、筑波大学、神奈川県立産業技術総合研究所 / 米国出願公開・審査中(Google Patents表示) 出典
WO2025/263066「情報処理システム、情報処理方法、および物品」 株式会社メタジェン / 国際公開・審査中(Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員20名(2025-10時点) 出典
資本金5,480万円(2026-10時点) 出典
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトmetagen.co.jp

大学との関係

大学の認定
東京工業大学(現・東京科学大学) 会社発表によると、2015年6月25日に東工大発ベンチャーの称号を取得。 出典
共同研究
慶應義塾大学 慶應義塾大学先端生命科学研究所、アジレント・テクノロジーと腸内機能性代謝物質の同時定量法を共同開発したと発表。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:24件
法人番号:7390001014012
内容の誤りを知らせる