粘土鉱物から抗菌成分を少しずつ放出し、歯科材料に生かす

CPCを担持したモンモリロナイトの徐放性抗菌技術と、リン酸化プルランを使う歯科・骨接着材料の研究開発。

メディカルクラフトン株式会社 広島大学発 / 岡山県 岡山市 / 2015年設立
研究発の技術 歯科材料 抗菌材料 CPC徐放 モンモリロナイト 抗菌繊維 リン酸化プルラン
実用化の段階
研究実証販売
粘膜調整材とマウスウォッシュの製造販売承認・上市が公表され、口腔ケア製品は販売店掲載が確認できる。
5製品
8提携・顧客
7特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

口腔内や入れ歯用粘膜調整材への微生物付着、感染や誤嚥性肺炎のリスク、洗濯などで抗菌性が落ちる繊維製品の課題を解く。

どう動くか

粘土鉱物のモンモリロナイトに塩化セチルピリジニウム(CPC)を担持させ、CPCを少しずつ放出して抗菌効果を保つ。抗菌力が落ちた材料にCPCを再取り込みさせる再生方法や、抗菌剤を繊維・フィルムに加工する技術も開発した。別の研究成果であるリン酸化プルランは、リン酸カルシウムと組み合わせて歯や骨に接着する人工骨材料を目指す。

できるようになること

入れ歯用粘膜調整材や口腔ケア製品で抗菌効果を持続させ、口腔感染症や誤嚥性肺炎の予防に役立てることを目指す。抗菌繊維はサポーターなどへの応用を想定するが、具体的なサポーター・コルセット製品の事業化には至っていない。

技術の出自:岡山大学の研究成果展開事業A-STEP「リン酸化プルランを用いた多目的接着性人工骨の開発」、広島大学大学院医歯薬保健学研究科の歯科研究、北海道大学大学院歯学研究院、産業技術総合研究所の抗菌材料研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 歯科用粘膜調整材・入れ歯治療
  • 人工呼吸器関連肺炎の予防を目的とする口腔ケア
  • 高齢者の口腔感染症・誤嚥性肺炎予防の在宅ケア
  • サポーター・コルセット等への抗菌繊維応用
  • 介護現場や重量物作業での身体負担軽減
  • リン酸化プルランを基材とする歯科・整形外科向け人工骨材料

優位性の主張

大学の発表
CPCとIPMPを組み合わせ、とろみで成分を口腔内に留める設計。広島大学の発表では、試験条件下でカンジダ菌にも10分以上で殺菌効果が示された。 出典
大学の発表
CPC担持モンモリロナイトを使う粘膜調整材は、カンジダ菌・黄色ブドウ球菌・ミュータンス菌の増殖を表面上で2週間抑制すると発表された。 出典
第三者の評価
産総研は、口腔内に薬剤を徐放する薬物・機器組み合わせ製品として日本初と説明している。 出典
第三者の評価
Go-Tech事業の成果報告では、抗菌剤が失活した後にCPCを再取り込みさせて抗菌活性を回復できること、平均粒径1.7μmの微粉砕加工技術を確立したことを報告している。 出典

製品・サービス

販売中
抗菌性粘膜調整材(ティッシュコンディショナーCPC)

入れ歯の裏打ちに使う粘膜調整材にCPC担持モンモリロナイトを組み合わせた医療機器。 出典

歯科医療機関、入れ歯治療を受ける患者
販売中
オーラル プリベント&ケア マウスウォッシュ

CPCとIPMPを配合した、口腔ケア用の液体歯みがき・マウスウォッシュ。 出典

病院、歯科医院、口腔ケアを行う患者
販売中
DARWING Hakobelude

高反発ゴムと空気圧式人工筋肉で、持ち上げ動作や中腰姿勢を補助するアシストスーツ。 出典

介護施設、介護従事者、持ち上げ作業を行う事業者
段階不明
リン酸化プルラン含有多目的接着性人工骨

リン酸化プルランとリン酸カルシウムを組み合わせ、歯や骨への接着を目指す人工骨材料。 出典

歯科・整形外科領域
段階不明
抗菌・消臭スプレー、介護用品・サポーター・コルセット

会社事業として公的支援機関の企業情報に記載。個別製品名や販売状況は確認できず。 出典

介護・医療分野、作業者

これまでの歩み 新しい順

2019-07
共同開発
プリマール株式会社:オーラル プリベント&ケアを共同開発し、同社が製造を担当。 出典
2019-02
規制・認証
オーラル プリベント&ケア マウスウォッシュ(岡山県知事による「薬用歯みがき類」の製造販売承認。承認番号23133DZX00002000。) 出典
2018-10
規制・認証
抗菌性粘膜調整材(ティッシュコンディショナーCPC)(厚生労働大臣による製造販売承認。承認番号23000BZX00294000。) 出典
2017-09
助成
平成29年度 第1回 研究開発助成金。公益財団法人三菱UFJ技術育成財団 出典
2015-10
助成
AMED 医工連携事業化推進事業(実証事業)。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 出典
2015-10
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「平成27年度 医工連携事業化推進事業(抗菌性粘膜調整材の開発・事業化)」 出典
2015-10
共同開発
広島大学:抗菌性粘膜調整材、口腔ケア用洗口剤の共同研究・開発。 出典
2015-10
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所:CPC担持モンモリロナイト抗菌剤と粘膜調整材の研究・事業化。 出典
2015-10
共同開発
グンゼ株式会社:再生リチャージ可能な抗菌繊維の研究開発体制に参加。 出典
2015-04
共同開発
岡山大学:リン酸化プルラン人工骨の研究成果展開と抗菌材料の共同研究。 出典

提携先・顧客

共同開発
広島大学 抗菌性粘膜調整材、口腔ケア用洗口剤の共同研究・開発。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 CPC担持モンモリロナイト抗菌剤と粘膜調整材の研究・事業化。 出典
共同開発
北海道大学 抗菌性粘膜調整材・抗菌材料の研究開発コンソーシアムに参加。 出典
共同開発
岡山大学 リン酸化プルラン人工骨の研究成果展開と抗菌材料の共同研究。 出典
共同開発
プリマール株式会社 オーラル プリベント&ケアを共同開発し、同社が製造を担当。 出典
共同開発
ダイヤ工業株式会社 抗菌性粘膜調整材の事業実施機関。介護市場向け製品の窓口も担う。 出典
共同開発
グンゼ株式会社 再生リチャージ可能な抗菌繊維の研究開発体制に参加。 出典
共同開発
株式会社モリタ 抗菌性粘膜調整材のAMED事業実施機関。 出典

特許

7 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号紐付け情報で確認した特許数。収録範囲は出願日2013〜2022年。商標1件も別途表示される。個別に内容を照合できた関連特許は一部。
主な分野繊維複合抗菌素材・抗菌フィルム、歯科用抗菌組成物・抗菌活性回復、モンモリロナイト担持抗菌剤
共同出願人グンゼ株式会社、ダイヤホールディングス株式会社、ダイヤ工業株式会社、北海道大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、岡山大学、広島大学
特許第7088488号/特開2019-142832「長期抗菌維持効果を有する抗菌素材及びその製造方法」 メディカルクラフトン株式会社(大学研究者情報の出願人表示。Google Patentsでは北海道大学、グンゼ、広島大学、産業技術総合研究所、岡山大学を表示) / 登録(2022-06-21)。Google Patents表示はActive。 出典
特許第6570026号/特開2016-160192「歯科用組成物の抗菌活性回復方法」 北海道大学 / 登録(2019-09-04)。Google Patents表示はActive。 出典
特願2018-128962/特開2020-007257「抗菌性歯科用接着性組成物および3成分型接着剤キット」 岡山大学 / 登録(特許第7109019号、2022-07-21)。

会社の規模

従業員4名 出典
資本金1,000万円(2015-04時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトmedicalcrafton.com

大学との関係

共同研究
広島大学 広島大学とメディカルクラフトンなどの産学連携コンソーシアムが、口腔ケア用マウスウォッシュを共同開発。広島大学の研究成果を製品化に活用し、2019年に製造販売承認を取得した。 出典
共同研究
広島大学 広島大学を含む産学官コンソーシアムの医工連携事業に参画。抗菌性粘膜調整材の開発を計画した。 出典
大学の認定
岡山大学 岡山大学と北海道大学の研究成果を事業化するベンチャーとして設立された旨を大学が発表。 出典
大学の認定
北海道大学 岡山大学と北海道大学の研究成果を事業化するベンチャーとして設立された旨を岡山大学が発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

ダイヤ工業株式会社
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:7260001028181
内容の誤りを知らせる