短鎖ペプチドで細胞を見分け、薬を届ける技術を開発する
短鎖ペプチドを探索して特定の細胞・組織を認識させ、診断や薬物送達へ応用する細胞標的化技術「Biozipcode™」。糖尿病の異常造血幹細胞を対象とした治療・診断研究も進める。
株式会社バイオジップコード 滋賀医科大学発 / 滋賀県 大津市 / 2022年設立
研究発の技術 細胞標的化 短鎖ペプチド ファージディスプレイ in vivo biopanning NGS バイオインフォマティクス
実用化の段階
研究実証販売
糖尿病マウスでの前臨床研究と探索的なヒト検体研究は公表されているが、製品の販売やヒトでの承認治療は確認できず、同社も主要候補を研究開発段階としている。
4製品
2提携・顧客
4特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
薬剤が標的外の細胞にも作用し得る課題に対し、特定細胞への送達を目指す。また糖尿病では、異常な造血幹細胞が病態や組織再生に関わるという研究仮説を治療・診断につなげようとしている。
どう動くか
ファージディスプレイや生体内選別で候補ペプチドを探し、NGSとバイオインフォマティクスで標的細胞に結合する配列を絞り込む。候補を薬剤・核酸などの荷物や運搬体と組み合わせ、特定の細胞へ届ける構想。7アミノ酸なら約12.8億通りの配列候補があると同社は説明する。標的選択性やヒトでの安全性・有効性は候補ごとの検証が必要。
できるようになること
会社は、細胞を選んで薬剤を届けられれば標的外への曝露を抑え、治療効果と安全性の両立につながる可能性を掲げる。実現には候補ごとの前臨床・臨床評価と規制当局の承認が必要で、現時点で人への有効性は確立していない。
技術の出自:滋賀医科大学 生化学・分子生物学分野を起点とする共同研究。滋賀医科大学の再生医療開拓講座で糖尿病・難治性疾患の研究を実施。2026年からは京都大学大学院医学研究科・医学部の生命情報開拓講座との共同研究を同社が公表。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 糖尿病治療・寛解研究
- 糖尿病関連細胞のバイオマーカー・診断研究
- がん細胞を対象とする薬物送達研究
- 核酸・遺伝子・siRNAなどの細胞標的送達
- 細胞標的化による組織再生材料の研究
優位性の主張
製品・サービス
研究段階
Biozipcode™細胞標的化プラットフォーム
標的細胞を認識する短鎖ペプチドを探索し、診断・薬物送達への応用を目指す研究基盤。 出典
製薬企業、研究機関、診断・医療機器企業など(共同開発・ライセンス候補)
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
PCT/JP2020/039044、WO2021/075535「異常幹細胞を標的とする糖尿病治療」 Biozipcode, Inc.(国・地域ごとの記録差あり) / 国際公開済み。各国移行後の審査・登録状況は個別確認が必要 出典
PCT/JP2020/039045、WO2021/075536「幹細胞遊走剤を使用した糖尿病治療」 Biozipcode, Inc.(国・地域ごとの記録差あり) / 国際公開済み。各国移行後の審査・登録状況は個別確認が必要 出典
PCT/JP2022/008036、WO2022/181797「糖尿病および合併症の新規治療、診断および検出のための方法および剤」 Biozipcode, Inc.(国・地域ごとの記録差あり) / 国際公開済み。各国移行後の審査・登録状況は個別確認が必要 出典
PCT/JP2022/040140、WO2023/074794「HDAC調節剤による糖尿病ならびに合併症の治療方法または治療剤」 Biozipcode, Inc. / 国際公開済み。各国移行後の審査・登録状況は個別確認が必要 出典
会社の規模
大学との関係
共同研究
滋賀医科大学 2022年4月、同社との共同研究講座「再生医療開拓講座」を設置したと大学が発表。 出典
共同研究
京都大学 2026年4月から、大学院医学研究科・医学部の産学共同講座「生命情報開拓講座」と細胞標的化治療の共同研究を開始。
出資者(公開情報で確認できた1社)
マーチャント・バンカーズ株式会社
事業会社(CVCを含む) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。