LiDARでいけすに着岸し、養殖用の餌を自動補給する船を開発

海面養殖場向けの自動航行給餌船。港から餌を運び、いけすに着岸・係船して自動給餌機へ補給する。

株式会社ロボティクスセーリングラボ 大阪公立大学発 / 大阪府 松原市
研究発の技術 自動航行船 養殖自動化 自動係船 LiDAR 画像認識 船舶制御
実用化の段階
研究実証販売
7m船の実海域実証を進めており、公式製品ページは事業化を2027年度からと説明しているため、販売実績を確認できる段階には至っていない。
3製品
7提携・顧客
1特許
3出資者

しくみ

解こうとしている課題

自動給餌機が普及しても、機械への餌の補給は養殖事業者が行う重労働であり、海面養殖の給餌作業の省力化が課題。

どう動くか

自動航行に加え、LiDARでいけすの識別標識を捉えて位置・向きを推定し、いけすの揺れや風波に対応して着岸する。電動スライダーを使って自動係船し、給餌機の受け口を画像認識して補給ノズルを合わせ、空気で餌を移送する。7m実証船はバッテリーと発電機を使うハイブリッド型。

できるようになること

会社は、給餌船の自動航行・着岸・係船・補給により給餌作業の自動化と漁業従事者の労働軽減を目指す。

技術の出自:大阪公立大学 工学研究科の船舶・海洋分野。研究課題「養殖場における自動給餌機の為の自動補給船-ロボット漁船-の研究開発」。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 海面養殖場での自動給餌・自動給餌機への餌補給
  • 湾内・ダム湖での水質調査
  • 海洋調査・パトロール
  • マルチビーム測深

優位性の主張

会社の主張
会社は「世界初の自動給餌船」と紹介し、自動航行から自動係船・自動餌補給までを一連で行う船を開発中としている。 出典
大学の発表
大学・研究プロジェクトの説明では、LiDARによるいけす位置・向きの推定、電動スライダー式の自動係船、画像認識した受け口へのノズル接続と空気輸送を構築したとしている。 出典

製品・サービス

試験導入
ロボット漁船

養殖いけすへ自動航行・着岸し、自動給餌機への餌補給を目指す船。7m実証モデルと10m開発モデルがある。 出典

海面養殖事業者
販売中
ロボセン(アクアドローン)

自動航行・定点保持が可能な水質調査船。大阪公立大学と日本海工の特許を用い、日本海工が販売窓口となっている。 出典

養殖事業者、海洋・水質調査機関
販売中
自動航行ヨット(Polaris)

風力で長距離航行する調査用ヨット。トヨタ自動車未来創生センターへ納入したと会社が紹介。 出典

海洋調査・パトロール等の船舶利用者

これまでの歩み 新しい順

2025-10
海外
2025年の報道では、南米・東南アジアへの進出も視野に入れていると紹介されている。海外法人、顧客、提携先などの具体的な実績は確認できなかった。 出典
2025-07
助成
近畿経済産業局「令和7年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」 出典
2025-03
資金
プレシリーズA(第三者割当増資・融資)。7,000万円。ライトアップベンチャーズ株式会社、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 出典
2025-03
受賞
池田泉州銀行「第21回イノベーション研究開発助成金 優秀賞」
2025-03
資本提携
ミライドア株式会社:だいしん創業支援2号ファンドから同社へ投資を実行。 出典
2025-02
受賞
近畿経済産業局「関西ものづくり新撰2025(ロボセン)」 出典
2024-03
受賞
紀陽銀行「2023年度 紀陽イノベーションサポートプログラム 優秀賞」 出典
2024-02
助成
一般社団法人マリノフォーラム21「自動給餌機への餌補給船-ロボット漁船-の実機開発と実海域実証試験」 出典
残りの6件を表示
2024-02
実証
一般社団法人マリノフォーラム21:養殖場で7m実証船を開発し、実海域で実証試験を実施。 出典
2024-01
共同開発
日本海工株式会社:ロボセンとマルチビーム測深機を組み合わせた低コスト測深技術を共同開発。 出典
2023-09
助成
SBIR支援フェーズ2(助成額非公表) 出典
2023-08
共同開発
大阪公立大学:大学発ベンチャー認定。ロボット漁船の研究開発を基盤に連携。 出典
2023-06
資金調達
シード(投資契約)。金額は非公表。ライトアップベンチャーズ株式会社 出典
2023-06
資本提携
ライトアップベンチャーズ株式会社:ロボット漁船の開発・実証に向けてシード出資。 出典

提携先・顧客

共同開発
大阪公立大学 大学発ベンチャー認定。ロボット漁船の研究開発を基盤に連携。 出典
共同開発
トヨタ自動車株式会社 未来創生センター 大阪公立大学と同社の3者共同研究で自動航行ヨットを造船し、同センターへ納入。 出典
実証
一般社団法人マリノフォーラム21 養殖場で7m実証船を開発し、実海域で実証試験を実施。 出典
共同開発
日本海工株式会社 ロボセンの共同事業者。特許の独占的通常実施権を保有し販売窓口を担う。 出典
共同開発
日本海工株式会社 ロボセンとマルチビーム測深機を組み合わせた低コスト測深技術を共同開発。 出典
資本提携
ライトアップベンチャーズ株式会社 ロボット漁船の開発・実証に向けてシード出資。 出典
資本提携
ミライドア株式会社 だいしん創業支援2号ファンドから同社へ投資を実行。 出典

特許

1 件 出典
会社名義を指定した公開情報検索で確認できた会社出願は1件。別にロボセンの基礎特許として大阪府立大学・日本海工名義の登録特許3件を参照した。
主な分野船舶係留システム、自動係船、船舶
共同出願人日本海工株式会社
特開2026-022571「船舶係留システム」(特願2024-124088) 株式会社ロボティクスセーリングラボ / 出願中(2026-02-12公開) 出典
特許第6332824号「船舶」 公立大学法人大阪府立大学、日本海工株式会社 / 登録 出典
特許第6796292号「船舶」 公立大学法人大阪府立大学、日本海工株式会社 / 登録 出典
特許第6792809号(計測器搭載上部構造の減揺技術) 公立大学法人大阪府立大学、日本海工株式会社 / 登録 出典

会社の規模

従業員8名 出典
資本金3,400万円(公式サイト掲載値(2026-10確認)時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトrobosailing.com

大学との関係

大学の認定
大阪公立大学 大阪公立大学が同社を大学発ベンチャーとして認定した。 出典

出資者(公開情報で確認できた3社)

独立系VC 2銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:7120101067390
内容の誤りを知らせる