車輪内のモーターでギアを省き、電気自動車を直接駆動する

車輪内に配置するアウターローター式インホイールモーターと、モーター・インバーターの一体化技術。

株式会社e-Gle 神奈川県 川崎市 / 2013年設立
研究発の技術 インホイールモーター アウターローター ダイレクトドライブ EV SiCインバーター 沸騰冷却
実用化の段階
研究実証販売
第4世代機は試作機による中国規格認証と生産提携が公表されている一方、量産・販売実績は確認できず、次世代機はNEDOの開発事業中。
3製品
4提携・顧客
5特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

車載モーターのギアや冷却に伴うエネルギー損失、モーター配置による車体設計の制約を減らし、EVの効率向上と車室空間の確保を目指す。

どう動くか

内側のコイルを囲む外側の磁石部分が回転し、車輪を直接駆動するため、ギアなどの伝達機構を省けます。第4世代は空冷式として中国のモーター規格認証を取得。開発中の次世代機ではSiCインバーターと沸騰冷却を一体化し、冷却用ポンプを不要にする構成を目指しています。NEDOは既存の車載型モーター比で約14%の省エネ効果を見込んでいますが、これは開発計画上の見込みです。

できるようになること

NEDOは、次世代機で既存の車載型モーター比約14%の省エネと車室空間の有効活用を見込む。普及すれば、EVの電力消費や車体設計の制約を抑え、脱炭素化に寄与する可能性がある。

技術の出自:慶應義塾大学の電気自動車・インホイールモーター研究開発(Eliica関連)。次世代の沸騰冷却方式SiCインバーター内蔵機は、名古屋大学との共同研究開発。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 電気自動車の駆動モーター
  • EV向けインホイールモーターのライセンス・生産
  • モーターの小型化・高効率化
  • 車室空間の有効活用

優位性の主張

会社の主張
第4世代のインホイールモーターは空冷式で高性能を実現し、中国規格GB/T18488の認証を取得したと会社が発表。認証対象機は最高トルク620Nm、最高出力65kW。 出典
大学の発表
NEDOの開発計画では、ギア不要のダイレクトドライブ、電動ポンプ不要の沸騰冷却、SiCインバーターを統合し、既存の車載型モーター比で約14%の省エネ効果を見込む。 出典
第三者の評価
矢野経済研究所掲載資料は、第4世代機を独自開発のアウターローター式と紹介し、伝達機構を介さないため効率向上が可能と説明。 出典

製品・サービス

販売中
第4世代空冷インホイールモーターシステム

アウターローター式のダイレクトドライブ機。中国モーター規格GB/T18488の認証取得を公表。 出典

EVメーカー、モーター製造企業
研究段階
沸騰冷却方式SiCインバーター内蔵インホイールモーター

インホイールモーターにSiCインバーターと沸騰冷却を統合する開発中の次世代機。 出典

EVメーカー、モーター製造企業
段階不明
EV要素技術開発・情報交流事業

EV主要モジュールの開発・メーカーへの供与と、会員制のBtoB情報交流を行う事業。 出典

自動車・部品メーカー、EV関連企業

これまでの歩み 新しい順

2024-01
共同開発
株式会社東海理化:インバーター内蔵インホイールモーター関連技術を共同展示。 出典
2023-08
助成
NEDO 省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム(沸騰冷却方式SiCインバータ内蔵インホイールモータの開発) 出典
2023-08
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学:沸騰冷却方式SiCインバーター内蔵機の共同研究先。 出典
2021-03
規制・認証
中国電気自動車用モーターシステム規格 GB/T18488(第4世代空冷インホイールモーター)(2021年3月2日付で認証取得と会社が発表。日本国内の車両型式認証等の取得状況は確認できず。) 出典
2019-07
助成
NEDO 新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業。2,990万円 出典(Gビズインフォ)
2019-07
採択
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「高効率、低価格モーターのためのNdFeB磁石の最新プレスレス法(BNPLP法)の開発(NEDO事業)」 出典(Gビズインフォ)
2019-06
海外提携
中国:中国法人が襄陽中車電機技術有限公司とEV用インホイールモーターの生産・販売で提携を発表。 出典
2019-06
共同開発
襄陽中車電機技術有限公司:中国法人を通じ、EV用インホイールモーターの生産提携契約を公表。 出典
残りの3件を表示
2018-03
助成
NEDO ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業。3,086万円 出典(Gビズインフォ)
2018-03
採択
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「GaNトランジスタインバーター内蔵インホイールモーターの開発(NEDO事業)」 出典(Gビズインフォ)
2018-01
海外
2018年に初の国際技術供与ライセンス契約を締結したとの記載を確認。相手国は記載なし。 出典

提携先・顧客

共同開発
襄陽中車電機技術有限公司 中国法人を通じ、EV用インホイールモーターの生産提携契約を公表。 出典
共同開発
上海翼科新能源汽車科技有限公司 e-Gleの中国法人として、中国中車グループとの生産提携を推進。 出典
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 沸騰冷却方式SiCインバーター内蔵機の共同研究先。 出典
共同開発
株式会社東海理化 インバーター内蔵インホイールモーター関連技術を共同展示。 出典

特許

5 件 出典
Google Patentsで株式会社e-GleおよびE-Gle Co Ltd名義を検索して確認した出願ファミリー数。網羅性を保証する全件調査ではなく、代表公報4件を記録。
主な分野インホイールモーター・アウターローター型モーター、EV車台・車両構造、インホイールモーターのインバーター冷却
海外出願True
WO2020017175A1/JP6443958B1「アウターロータ型モータ、および、電気自動車」 株式会社e-Gle / 日本登録。WO公開公報の法的状態はGoogle Patents上でCeasedと表示。 出典
WO2020039608A1/JP6443958B1「アウターロータ型モータ、および、電気自動車」 株式会社e-Gle / Google Patents上でWO出願の法的状態はCeased。国内公報との対応・現在の権利状態は個別確認が必要。 出典
WO2020115839A1「電気自動車用の車台、及び、電気自動車」 株式会社e-Gle / WO公開。Google Patents上でCeasedと表示。 出典
JP2023061299A「インホイールモータの冷却装置」 株式会社e-Gle / 出願中(Google Patents表示)。 出典

会社の規模

大学との関係

共同研究
名古屋大学 NEDO採択事業「沸騰冷却方式SiCインバータ内蔵インホイールモータの開発」で共同研究先として記載。 出典
共同研究
慶應義塾大学 かわさき新産業創造センターの企業紹介に、地元慶應義塾大学をはじめとする産学共同研究・地域連携の記載あり。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:7021001051718
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