分子シミュレーションと機械学習で、創薬候補を計算から探す

バイオインフォマティクス、機械学習、大規模計算、分子シミュレーションを用いて、創薬候補の探索やタンパク質・ゲノム解析を支援する計算技術。

アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 東京科学大学発 / 神奈川県 川崎市川崎区 / 2018年設立
研究発の技術 創薬支援AI バイオインフォマティクス 機械学習 分子動力学シミュレーション バーチャルスクリーニング 量子インスパイアード計算
実用化の段階
研究実証販売
会社はIT創薬、タンパク質間相互作用解析、ゲノム解析、受託開発等を提供中として案内している一方、量子・AIハイブリッド大規模スクリーニングは実証システムの段階である。
5製品
5提携・顧客
10特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

創薬候補化合物の増加により、従来の逐次的な計算選抜では探索時間と計算コストが大きくなる。タンパク質・ゲノム情報の解析にも専門的な計算資源や知識が必要となる。

どう動くか

分子動力学シミュレーションやバーチャルスクリーニングで候補化合物を計算上で絞り込み、機械学習で薬剤活性や代謝経路を予測する。タンパク質間相互作用やゲノム配列も大規模並列計算で解析する。量子関連技術を組み合わせたVirtual Screeningでは、化合物を構成するフラグメントの組合せ最適化として候補選抜を行い、NEDOの成果では従来法と同等の精度を保ちつつ、酵素ALDR向け1000万化合物探索を約10倍高速化したと報告されている。

できるようになること

NEDOは、大規模Virtual Screeningの時間・計算コスト削減と、大規模計算設備を持たない企業・研究機関での利用を通じた薬剤候補発見の加速を期待効果としている。

技術の出自:東京科学大学(旧東京工業大学)の情報理工学・生命情報学、バイオインフォマティクス、計算分子設計・分子シミュレーション研究。創薬支援ソフトウェア群は大学で開発されたものを活用。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 低分子・ペプチド創薬の候補化合物探索
  • バーチャルスクリーニング
  • 薬剤標的・薬剤標的相互作用の予測
  • タンパク質間相互作用・複合体構造予測
  • 薬剤代謝経路予測
  • ゲノム配列・環境内細菌叢解析
  • 創薬計算基盤・ソフトウェアの構築

優位性の主張

会社の主張
タンパク質間相互作用予測ソフトウェアMEGADOCKについて、会社は「世界に類例のない超高速」と説明している。 出典
会社の主張
GHOSTZ-GPUは、GHOSTZをGPUにより5〜7倍高速化した配列相同性検索ツールと説明している。 出典
第三者の評価
NEDO成果では、酵素ALDR向け1000万化合物規模のVirtual Screeningで、従来法と同等の精度を保ちながら約10倍高速化したと報告している。 出典

製品・サービス

販売中
IT創薬サービス(Spresso、PKRank、CPathPred等を活用)

分子シミュレーション、候補化合物のスクリーニング、薬剤標的相互作用や代謝経路の予測を行う創薬支援サービス。 出典

製薬企業、創薬研究を行う企業・大学・研究機関
販売中
MEGADOCK/MEGADOCK-Webを用いたタンパク質間相互作用解析

タンパク質ドッキング計算と予測データベースを活用し、相互作用や複合体構造を解析する。 出典

創薬企業、大学・研究機関
販売中
ゲノム情報解析(GHOSTZ-GPU等)

ゲノム配列の相同性検索や環境内細菌叢などのバイオデータ解析を提供する。 出典

大学・研究機関、バイオ関連企業
実証
量子・AIハイブリッド大規模Virtual Screening(Frasco-VS)

フラグメントベースの化合物探索を組合せ最適化として解き、量子関連計算で候補を選抜する実証システム。 出典

製薬企業、創薬研究を行う企業・研究機関
販売中
バイオ・創薬ソフトウェア受託開発、計算機システム構築

バイオデータ解析、AI、データベース、クラウド化や創薬向けGPUサーバー環境を開発・構築する。 出典

製薬・バイオ企業、大学・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-07
助成
NEDO「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(量子アニーリングを活用した10億化合物級スクリーニングシステムの開発と実証評価)」 出典
2026-07
受賞
一般財団法人バイオインダストリー協会「第10回バイオインダストリー奨励賞(創薬支援の計算分子設計技術に関する研究への賞)」 出典
2026-07
共同開発
国立大学法人東京科学大学:量子アニーリングを活用した10億化合物級スクリーニングの開発・実証を共同実施。 出典
2025-10
共同開発
東芝デジタルソリューションズ株式会社:量子インスパイアード最適化技術と創薬知見を組み合わせ、薬剤候補探索を高度化する戦略提携。 出典
2025-01
海外特許
米国:会社案内にペプチド関連の米国特許査定通知(2025-01-16)と米国特許(2024-01-23)の記載あり。 出典
2024-10
海外特許
中国:会社案内にペプチド関連の中国特許登録の記載あり。 出典
2023-08
助成
NEDO委託研究「量子・AIハイブリッドによる創薬向け大規模Virtual Screening法の開発」。1,973万円 出典(Gビズインフォ)
2023-06
共同開発
株式会社東芝:NEDO事業で量子・AIハイブリッド創薬向け大規模Virtual Screeningを共同開発。 出典
残りの4件を表示
2023-06
共同開発
国立大学法人東京工業大学:NEDO量子・AIハイブリッド創薬スクリーニング事業を共同実施。 出典
2022-11
共同開発
メスキュージェナシス株式会社:計算と実験によるハイブリッド型設計システムを用いたペプチド創薬の協業MOU。 出典
2020-09
採択
川崎市「Kawasaki Deep Tech Accelerator 支援対象者選定」 出典
2019-06
助成
中小企業庁「平成30年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」」 出典

提携先・顧客

共同開発
東芝デジタルソリューションズ株式会社 量子インスパイアード最適化技術と創薬知見を組み合わせ、薬剤候補探索を高度化する戦略提携。 出典
共同開発
株式会社東芝 NEDO事業で量子・AIハイブリッド創薬向け大規模Virtual Screeningを共同開発。 出典
共同開発
国立大学法人東京科学大学 量子アニーリングを活用した10億化合物級スクリーニングの開発・実証を共同実施。 出典
共同開発
メスキュージェナシス株式会社 計算と実験によるハイブリッド型設計システムを用いたペプチド創薬の協業MOU。 出典
共同開発
国立大学法人東京工業大学 NEDO量子・AIハイブリッド創薬スクリーニング事業を共同実施。 出典

特許

10 件 出典
会社公式の保有知財欄は日本特許7件・米国特許2件・中国特許1件、ほか申請中と記載。個別公報を検索して重複ファミリーを除かず確認した範囲の件数で、全保有権利の網羅を保証しない。
主な分野ペプチドの薬物動態・膜透過性・血漿蛋白質結合率予測、情報処理・VR関連、化合物ドッキング計算・創薬スクリーニング
共同出願人国立大学法人東京科学大学、東芝デジタルソリューションズ株式会社
海外出願True
特許第7125575号「情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム」 アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
特許第7626466号「情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム」 アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
特許第7057003号(ペプチド膜透過性予測) アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
特許第7057004号(ペプチド血漿蛋白質結合率予測) アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
残りの6件を表示
特許第6664778号「情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム」 アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
特許第7305185号(VR関連) アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
特許第7507519号(VR関連) アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 登録 出典
US11880502B2/WO2020203870A1/EP3951723B1/CN113767425B「情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム」 Ahead Biocomputing Co., Ltd. / US・EP・CN登録、WO公開(WO公報の法的状態は失効表示) 出典
特開2023-126047(ペプチド膜透過性予測) アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 公開出願。現在の審査状況は未確認 出典
特開2026-099729「Compound docking calculation processing device, compound docking calculation processing method, and program」 アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 / 公開出願 出典

会社の規模

従業員10名(2025-12-04時点) 出典
資本金3,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
東京科学大学 東京科学大学の研究成果活用型ベンチャーとして認定。旧東工大発ベンチャー第92号。 出典
ライセンス
東京科学大学 MEGADOCKおよびGHOSTZの商用ソフトウェアについてライセンスを保有。会社案内には関連ソフトウェアの譲渡日として2022-09-15の記載もある。 出典
共同研究
東京科学大学 東芝、同社、東京科学大学が量子・AIハイブリッドによる創薬向け大規模Virtual Screening法の開発事業に参画。 出典
調査日:2026-10-04
このページの出典:17件
法人番号:7020001129078
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