非可食バイオマス由来の糖から、樹脂原料をつくる技術を開発する

非可食バイオマス由来の糖から、触媒反応でHMFやFDCAなどのバイオプラスチック原料を製造する技術。

株式会社グリーンケミカル 東京科学大学・東北大学発 / 神奈川県 藤沢市村岡東二丁目26番地の1 / 2018年設立
研究発の技術 バイオマス変換 触媒 グリーンケミストリー バイオプラスチック HMF FDCA
実用化の段階
研究実証販売
NEDO事業でFDCAのスケールアップ実証、PEF樹脂の重合・機能評価、容器サンプル展示を事業化に向けて進めており、製品の販売開始や販売実績は確認できない。
3製品
8提携・顧客
2特許
3出資者

しくみ

解こうとしている課題

石油由来原料への依存を抑え、未利用の非可食バイオマスからバイオプラスチック原料を工業生産すること。

どう動くか

糖を触媒で脱水してHMFをつくり、さらに酸化してFDCAへ変換する。会社は東京工業大学由来の触媒・反応プロセスを基に、非可食バイオマス由来の糖を原料に使い、高純度で安定供給できる工業生産プロセスの実用化を進めている。NEDO事業では一貫生産のスケールアップやFDCAの仕様確認が開発課題とされている。

できるようになること

技術が工業生産に広がれば、パルプやもみ殻などを原料にしたHMF・FDCAを樹脂原料に利用でき、石油由来原料の代替やCO₂排出削減につながる可能性がある。会社・公的資料は、PEF樹脂や容器への応用を目指している。

技術の出自:東京工業大学(現・東京科学大学)の触媒・反応プロセス研究。東北大学との共同研究も公表されている。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • バイオプラスチック原料
  • PEF樹脂・容器
  • 非可食バイオマスの化学品原料化

優位性の主張

会社の主張
非可食バイオマス由来の糖を100%原料として、HMF・FDCAを安定かつ高純度で供給できると会社は説明している。 出典
第三者の評価
未利用バイオマス由来糖からHMF、FDCA、BAFを効率的かつ高純度に製造する工業生産技術を目指す。これはNEDOの事業紹介に記載された開発目標である。 出典
第三者の評価
東京工業大学と東北大学との共同研究による独自の新触媒プロセスを開発していると会社の出資者発表が紹介している。 出典

製品・サービス

試験導入
HMF(ヒドロキシメチルフルフラール)

非可食バイオマス由来糖から製造する化学中間体。バイオ樹脂や各種化成品の原料を想定。 出典

化学メーカー、樹脂・素材メーカーなど
試験導入
FDCA(フランジカルボン酸)

HMFを酸化して得る樹脂原料。PET代替候補のPEFや容器用途を想定し、量産化と仕様確認を進める。 出典

化学メーカー、樹脂・容器メーカーなど
研究段階
BAF(2,5-ビスアミノメチルフラン)

非可食バイオマス由来糖からの製造方法を開発中の化学資源。 出典

化学メーカー、樹脂・素材メーカーなど

これまでの歩み 新しい順

2026-06
助成
NEDO GX事業 PCAフェーズ 出典
2026-06
助成
NEDO「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(PCAフェーズ)採択」 出典
2024-09
助成
NEDO GX事業 STSフェーズ。2.8億円
2024-08
助成
NEDO「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(STSフェーズ)」 出典
2024-05
資金調達
プレシリーズA。金額は非公表。王子ホールディングス株式会社 出典
2024-05
共同開発
東北大学:触媒・生産技術の共同研究先として公表。 出典
2024-05
資本提携
王子ホールディングス株式会社:第三者割当増資を引き受けて出資。 出典
2024-02
資金調達
プレシリーズA。1.7億円。株式会社みらい創造インベストメンツ、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社 出典
2024-02
資本提携
株式会社みらい創造機構:プレシリーズAラウンドの既存投資家として出資。 出典

提携先・顧客

共同開発
東京工業大学(現・東京科学大学) 触媒・反応プロセスのライセンスと技術指導、共同研究。 出典
共同開発
東北大学 触媒・生産技術の共同研究先として公表。 出典
共同開発
日興リカ株式会社 環境省委託事業でFDCA合成を担当する共同実施者。 出典
共同開発
株式会社MiChS 環境省委託事業でフロー合成開発を担当。 出典
共同開発
有限会社小田製作所 環境省委託事業で試作機・触媒増産機材の製作に連携。 出典
資本提携
王子ホールディングス株式会社 第三者割当増資を引き受けて出資。 出典
資本提携
株式会社みらい創造機構 プレシリーズAラウンドの既存投資家として出資。 出典
資本提携
東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社 プレシリーズAラウンドの第三者割当増資引受先。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで会社名およびGreen Chemical Inc.を検索し、関連性を確認できた出願2件。出願ファミリー単位の調査であり網羅性は保証しない。
主な分野非可食バイオマス由来糖からのHMF製造、HMFからFDCAへの触媒酸化
共同出願人株式会社MiChS
海外出願True
特開2024-176975「2,5-フランジカルボン酸の製造方法」 株式会社グリーンケミカル、株式会社MiChS / 公開・審査状況は公開公報ページで要確認 出典
WO2025/053266「5-ヒドロキシメチルフルフラールの製造方法」 Green Chemical Inc. / 国際公開・各国移行の状況は要確認 出典

会社の規模

従業員7名(2026-08-29時点) 出典
資本金3,000万円(2025-03-31時点) 出典
公式サイトgreen-chem.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-03-31——1.21億円1.22億円 出典
2024-03-31——1.24億円1.25億円 出典
2023-03-31——-1,477万円3,050万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
東京工業大学(現・東京科学大学) 会社概要に「東京工業大学発ベンチャー認定第88号」と記載。 出典
共同研究
東京工業大学(現・東京科学大学) 大学が開発した触媒プロセスの実用化を進めていると会社が説明。王子ホールディングスの出資発表も東京工業大学との共同研究を記載。 出典
共同研究
東北大学 王子ホールディングスの出資発表に、東北大学との共同研究による触媒プロセスの実用化が記載。 出典
大学の出資
東北大学(東北大学ベンチャーパートナーズ経由) プレシリーズAで東北大学ベンチャーパートナーズが出資者として公表されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた3社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:7020001128492
内容の誤りを知らせる