光や微細な力の変化を捉え、三次元の接触や42nm以下の凹凸を測る

東京大学由来のMEMS多軸触覚センサーや、柔軟素材の変形を光で検出するセンサー。手触りを微細な凹凸・摩擦として測るセンサーも製品化した。

タッチエンス株式会社 東京大学発 / 神奈川県 横浜市西区 / 2011年設立
研究発の技術 触覚センサー MEMS 力覚計測 柔軟センサー 光学式変位検出 手触り計測
実用化の段階
研究実証販売
NEDO資料に大学・企業の研究開発部門向け販売実績が記載され、ショッカクプローブの上市やショッカクシューズの価格・レンタル方式も公表されている。
4製品
3提携・顧客
3特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の力覚センサーでは、柔軟な表面に埋め込んだ状態での三次元変位や、人が感じる微細な手触りを十分に測りにくかった。

どう動くか

ショッカクキューブは、柔らかいスポンジ状の触覚部が押されると内部の密度が変わり、光の通り方が変化する仕組みで三次元方向の変位を検出する。ショッカクチップはMEMSの微細構造で複数方向の力を検出する。ショッカクプローブは指先の触覚を模した高密度センサーで表面を走査し、凹凸や摩擦を測定する。JSTの課題紹介では、プローブの検出性能を凹凸分解能42nm以下、摩擦力感度7μN以下、空間分解能100nmとしている。

できるようになること

同社・研究機関の説明では、触覚データの可視化や記録を通じ、ロボットの把持制御、歩行・運動計測、手触りの評価などに役立つ。手触り計測の応用先として医療・福祉・美容・ものづくりや仮想空間が挙げられている。

技術の出自:東京大学 情報理工学系研究科の触覚センサー研究。ショッカクプローブは香川大学のMEMS触覚センサー・手触り評価技術とJST A-STEP課題に関連する。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • ロボットハンドの把持・接触制御
  • 柔軟な外装を持つロボットや機器の接触検出
  • 手触り・表面品質の評価
  • 歩行・足固定運動の計測
  • 医療・福祉・美容・ものづくり分野の研究開発

優位性の主張

会社の主張
ショッカクキューブについて、センサー自体が柔軟に変形して三次元方向の変位を検出できる「世界初」の柔軟触覚センサー技術と説明している。 出典
会社の主張
ショッカクチップを「世界最小の多軸触覚センサ」として紹介している。サイズに関する比較条件は発表ページに明記されていない。 出典
大学の発表
JSTの成果紹介では、ショッカクプローブの触覚検出性能を凹凸分解能42nm以下、摩擦力感度7μN以下、空間分解能100nmと記載し、指先を上回る感度・空間解像度と評価している。 出典
会社の主張
積水化学の現行製品ページは、ショッカクチップが耐久性・薄さ・精度再現性・定格負荷・ノイズ・サンプリングレート・接触位置検知の各項目で一定水準を満たすと主張している。 出典

製品・サービス

販売中
ショッカクキューブ/ショッカクポット

柔軟なスポンジ状センサーで押す・つまむ・なでる動きを三次元変位として検出する。 出典

ロボット、機器、玩具などの開発者
販売中
ショッカクチップ

MEMS技術を用いて複数方向の力を検出する小型触覚センサー。 出典

ロボットハンド、機器、研究開発部門
販売中
ショッカクプローブ

表面を走査して微細な凹凸や摩擦を測り、手触りを数値化する触覚センサー。 出典

医療・福祉・美容・ものづくり分野の研究開発者・事業者
販売中
ショッカクシューズ

6軸触覚センサー内蔵シューズで、歩行や足固定運動の力を計測し、アプリ等で可視化する。 出典

歩行・運動計測を行う事業者、研究機関、サービス利用者

これまでの歩み 新しい順

2023-09
提携
東京都:ショッカクシューズが令和5年度トライアル発注認定商品に選定された。 出典
2022-11
受賞
東京都「令和4年 東京都ベンチャー技術特別賞(ショッカクシューズ)」 出典
2019-11
共同開発
香川大学:MEMS触覚センサーと手触り評価技術のライセンス契約を締結し、センサー開発を開始。 出典
2018-09
資金調達
第三者割当増資。1.1億円。DEFTA Healthcare Technologies, L.P. 出典
2016-07
海外提携
リヒテンシュタイン:Optics Balzers AGと、日本国内で光学部品を販売する代理店契約を締結したと発表。現在も契約が継続しているかは確認できなかった。 出典
2012-04
融資
新事業育成資金(融資)。株式会社日本政策金融公庫 出典
2012-01
助成
NEDO「平成24年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業採択「高精度・高耐荷重な薄型MEMS3軸触覚センサの実用化開発」」 出典
2010-12
共同開発
東京大学:触覚センサー技術の連携・技術移転元として製品開発を行った。 出典

提携先・顧客

共同開発
東京大学 触覚センサー技術の連携・技術移転元として製品開発を行った。 出典
共同開発
香川大学 MEMS触覚センサーと手触り評価技術のライセンス契約を締結し、センサー開発を開始。 出典
提携
東京都 ショッカクシューズが令和5年度トライアル発注認定商品に選定された。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsの社名検索、J-GLOBAL、公報の引用・ファミリー情報で確認した3件(会社名義2件、東京大学名義1件)。検索範囲内の件数であり網羅性は保証しない。
主な分野柔軟触覚センサー、多軸触覚・力センサー、MEMS触覚センサー
海外出願True
特許第5722259号/JP2013101096A「柔軟触覚センサ」 タッチエンス株式会社 / 登録(Google Patents上でActive) 出典
JP2016217804A/WO2016185813A1「多軸触覚センサ及び多軸触覚センサの製造法」 タッチエンス株式会社 / JP公開公報はGoogle Patents上でPending。法的状態は同サイトの表示に基づく。 出典
特許第5867688号/JP5867688B2「触覚センサ及び多軸触覚センサ」 国立大学法人東京大学 / 登録 出典

会社の規模

従業員8名(2015-06-29時点) 出典
資本金3,000万円(2025時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
決算期売上高純利益純資産総資産
2022-09-30—-1,461万円—1.27億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

ライセンス
東京大学 大学で開発された触覚センサー技術を活用し、技術のライセンス契約を締結したと発表。記事では同社を大学発・JST発ベンチャーと説明している。 出典
ライセンス
香川大学 MEMS触覚センサーと手触り感評価方法に関する技術についてライセンス契約を締結し、製品開発を開始したと発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

株式会社佐竹製作所DEFTA Partners
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:16件
法人番号:7010501032352
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