窒化ガリウム半導体で紫外線を発し、殺菌や樹脂硬化に使う

窒化ガリウム系半導体の結晶成長・素子化技術を基盤に、紫外線を発するLEDチップ、モジュールと応用製品を開発・製造する。

ナイトライド・セミコンダクター株式会社 徳島大学発 / 徳島県 鳴門市 / 2000年設立
研究発の技術 紫外線LED 深紫外線LED 窒化ガリウム 窒化物半導体 エピタキシャル成長 MOCVD
実用化の段階
研究実証販売
会社はUV-LEDを2002年に製品化したと説明し、現在もLED素子・モジュールや応用製品を製品一覧とオンラインショップで販売している。
4製品
3提携・顧客
12特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

水銀ランプなど従来の紫外線光源には、破損時の水銀飛散、扱いやすさ、寿命や省エネ面の課題がある。同社は小型の半導体光源で紫外線の利用を広げようとしている。

どう動くか

青色LEDと同系統の窒化ガリウム系半導体を基板上に結晶成長させ、電流を流すと紫外線を発する素子を作る。会社は結晶成長装置やエピタキシャル構造を工夫し、転位の低減や発光効率の向上に取り組むと説明している。さらに紫外線の波長を用途に応じて使い分け、殺菌、光触媒、樹脂硬化、センシングなどに応用する。

できるようになること

同社は、紫外線LEDを殺菌・空気清浄、樹脂硬化、紙幣識別、照明などに応用し、水銀を使わない小型光源の選択肢を広げるとしている。NEDOの調査では、消費者向け機器から事業者向け光源まで製品を展開し、マイクロUV-LEDディスプレイの開発にも取り組むと紹介されている。

技術の出自:徳島大学との産学連携。窒化物半導体分野・結晶成長研究を基礎とする。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 殺菌・除菌・ウイルス不活化
  • 空気清浄・消臭・光触媒
  • UV樹脂・インク硬化
  • 紙幣・セキュリティ情報の識別
  • 照明・蛍光体励起
  • センシング
  • マイクロUV-LEDディスプレイ

優位性の主張

会社の主張
会社は、2002年に波長365~375nmのUV-LEDを製品化したと説明している。 出典
会社の主張
会社は、Gaドロップレット層などの構造によりAlInGaNの発光効率が約2倍になったと説明している。比較条件の詳細は公開ページに記載されていない。 出典
会社の主張
会社は、マイクロUV-LEDでpSLS層・nSLS層を挿入し、チップを小型化しても光出力を高める技術について欧米・アジアで特許が成立したと説明している。 出典
第三者の評価
経済産業省の受賞資料は、同社が結晶成長技術と独自開発装置を用い、波長380nm以下で高効率発光を実現したと評価している。 出典

製品・サービス

販売中
UV-LED/Deep UV-LED(ウエハ・チップ・ランプ・SMD・モジュール等)

波長別の紫外線LED素子とモジュール。殺菌、照射、センシング、樹脂硬化などの光源に使う。 出典

電子部品・照明・装置メーカー、研究機関など
販売中
LEDPURE UV殺菌消臭器

近紫外線LEDと光触媒で消臭し、HEPAフィルター等で空気を清浄する家庭・車内向け製品。モデルにより深紫外線LEDを搭載。 出典

家庭、車内利用者
販売中
深紫外線LEDシャワーBOX NS275-SL24SB

275nm深紫外線LEDを24灯搭載し、防護服着用者などの装備表面を照射する業務用装置。 出典

医療・検査関連施設などの事業者
販売中
ハンディ深紫外線LED除菌灯

275nm深紫外線LEDを用いた携帯型の照射器。会社発表では2020年に販売開始。 出典

医療機関、感染症関連施設など

これまでの歩み 新しい順

2024-10
提携
株式会社ニコン:窒化ガリウム発光素子の製造方法・照明装置の特許を共同保有。 出典
2013-09
海外提携
韓国:Seoul Viosysとの間で、UV-LED特許の独占的使用許諾と同グループ製UV-LEDの優先供給を含む契約を締結したと会社が公表。 出典
2011-01
受賞
経済産業省等「第4回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞「紫外線発光ダイオード(UV-LED)の開発および事業化」」 出典
2010-01
受賞
りそな中小企業振興財団、日刊工業新聞社「第23回中小企業優秀新技術・新製品賞 中小企業庁長官賞」 出典
2009-01
受賞
日刊工業新聞社「第5回モノづくり連携大賞 日刊工業新聞社賞」 出典
2001-12
資金調達
第三者割当増資。5億円。The Carlyle Group、東京海上火災保険株式会社 出典
2001-01
共同開発
ソウル半導体株式会社:同社の発表によると、長波長UV-LEDの共同開発・技術協力を提案し、協力関係の下で事業化を進めた。 出典
2000-01
共同開発
徳島大学:窒化物半導体の研究成果を基に産学連携で会社を設立し、UV-LEDの開発・事業化を進めた。 出典

提携先・顧客

共同開発
徳島大学 窒化物半導体の研究成果を基に産学連携で会社を設立し、UV-LEDの開発・事業化を進めた。 出典
提携
株式会社ニコン 窒化ガリウム発光素子の製造方法・照明装置の特許を共同保有。 出典
共同開発
ソウル半導体株式会社 同社の発表によると、長波長UV-LEDの共同開発・技術協力を提案し、協力関係の下で事業化を進めた。 出典

特許

12 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォの法人番号照合ページに掲載された2013〜2022年出願分の特許件数。全期間の特許総数ではなく、同ページは知財情報21件(特許12件・商標9件)と表示。
主な分野紫外線LEDの素子構造・製造、半導体結晶成長・エピタキシャルウエハ、LED発光効率・マイクロUV-LED、照明・表示・殺菌などの応用製品
共同出願人株式会社ニコン
海外出願True
特許第7563705号「窒化ガリウム発光素子の製造方法、及び照明装置」 ナイトライド・セミコンダクター株式会社 / 登録(2024-09-30)。共同特許権者あり。 出典
特開2023-092015「マイクロLEDディスプレイ及びその製造方法」 ナイトライド・セミコンダクター株式会社 / 公開公報(特願2021-206962)。調査時点で登録状況は未確認。 出典
CN100359704C「氮化镓(GaN)类化合物半导体装置及其制造方法」 Nitride Semiconductors Co Ltd / 登録後、権利期間満了(Google Patents表示)。 出典

会社の規模

従業員7名(2026-05時点)
資本金1億円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトnitride.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—1,400万円—8.21億円 出典
2025-03-31—1,400万円—8.02億円 出典
2024-03-31—1,100万円—7.48億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
徳島大学 徳島大学発ベンチャーとして認定。 出典
共同研究
徳島大学 徳島大学との産学連携で設立。徳島大学の研究室の協力を得て交流駆動型LEDを開発したと公表。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:6480001005606
内容の誤りを知らせる