金属を研磨して意匠を整え、コートで指紋を拭き取りやすくする
金属の研磨意匠やコーティングで外観と機能を高める表面処理技術。起点は九州工業大学とのHW-CVD薄膜研究で、現在は意匠金属の加工販売や耐指紋コートも行う。
トップマコート株式会社 福岡県 太宰府市水城 / 2007年設立
研究発の技術 金属表面処理 意匠金属 研磨加工 耐指紋コーティング ケイ素系コーティング HW-CVD
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトと関連オンラインストアで意匠金属・加工品・MaCoat GCを販売し、採用事例も公開している。
2製品
3提携・顧客
1特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
金属表面では、指紋や汚れが目立ち、腐食や錆で外観・性能が損なわれることがある。同社は研磨意匠やコーティングで、表面保護と手入れのしやすさを提供する。
どう動くか
初期の研究では、加熱したワイヤーに原料を触れさせて分解し、活性化した成分からシリコン炭窒化膜(SiCN)を基材上に作るHW-CVD法を開発。大学は、非爆発性原料を使い、低温・大面積で成膜できる点を特徴としている。現在販売するMaCoat GCは別方式で、ケイ素系の液を金属表面に塗り、研磨目に塗り込んで乾燥させる。
できるようになること
同社は、耐指紋コートにより金属の指紋を目立ちにくくし、水拭きで落としやすくすると説明する。意匠金属の加工・コーティングを通じ、建築内外装や什器などで金属の外観を保ち、清掃や保守の負担を抑える用途を提案している。
技術の出自:九州工業大学 工学研究院 電気電子工学研究系のSiCN薄膜堆積・金属表面洗浄改質分野。九州工業大学と東洋ステンレス研磨工業株式会社の共同研究が起点。 出典1 出典2
使われる場面
- 建築の内装・外装パネル、サッシ、エレベーター枠・扉
- 店舗什器、パーテーション、家具・造作部材
- 金属アート・意匠パネル
- 食品製造機械、医療器具、厨房設備、化学プラント配管向け意匠金属素材
優位性の主張
会社の主張
同社はMaCoat GCをケイ素系コーティングと説明し、指紋が目立ちにくく、水拭きしやすいこと、加工後の複雑な形状にも塗布できることを特長としている。公式ページの引掻き試験では皮膜強度4Hとしている。 出典
大学の発表
九州工業大学はHW-CVD法について、装置コストが低いこと、大面積・低温で成膜できること、原料利用効率が高いことを特徴として挙げている。
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
主な分野HW-CVDによるSiCN薄膜形成、薄膜形成方法
特願2004-167883/特開2005-347653/特許第4500961号「薄膜形成方法」 国立大学法人九州工業大学 / 登録後、2024-06-07に存続期間満了(Google Patents表示) 出典
会社の規模
大学との関係
共同研究
九州工業大学 2012年の学術論文に九州工業大学とトップマコート株式会社の共同著者所属が記載されている。会社公式説明では、2004年に九州工業大学と関連会社の東洋ステンレス研磨工業が高耐食薄膜コーティング技術の開発を始めたことを創業の発端としている。 出典