アガロースに天然高分子を加え、幅広い長さのDNAを分離する

アガロースに天然由来の水溶性高分子を組み合わせ、低分子DNAを含む幅広いサイズのDNAを分離するハイブリッド電気泳動ゲル技術。

合同会社ゲルバイオ 広島大学発 / 広島県 東広島市 / 2019年設立
研究発の技術 ハイドロゲル 天然由来高分子 アガロース ガラクトマンナン グルコマンナン 電気泳動
実用化の段階
研究実証販売
Beyond Agaroseは2022年から販売代理店の商品ページに掲載され、公開価格と注文用製品コードがある一方、Thyroid BOTは訓練評価段階として紹介されている。
3製品
3提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

低分子DNAを分離する際に使われる低融点アガロースは、ゲル当たりのコストが高い。同社はアガロース使用量やコストを抑えつつ、DNA分離能を高めることを課題として説明している。

どう動くか

同社の説明では、中・高融点アガロースに天然の水溶性高分子を配合してゲルを作る。特許では、アガロースとガラクトマンナンの粉末を先に混ぜ、緩衝液に溶かしてゲル化する製法を記載。製品マニュアルは20 bp〜10 kbpのDNA分離を掲げ、0.5×TBEでの使用を推奨している。別の大学特許には、グルコマンナンを含むゲルやゲル内部の中空板を使う構成も記載される。

できるようになること

研究用ゲルとして普及すれば、低分子DNAの分離やゲルからの回収を既存手順に近い形で行い、研究用消耗品のコストを下げる可能性がある。別用途では、ハイドロゲルを用いた医療手技訓練モデルにより、穿刺手技の練習を支援する構想が公表されている。

技術の出自:広島大学発ベンチャー。大学名義の電気泳動ゲル関連特許に基づく。研究分野は天然由来高分子・ハイドロゲルと核酸電気泳動。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 核酸・DNAの電気泳動分離
  • 遺伝子解析・ゲノム編集研究
  • 超音波下穿刺など医療手技の訓練用模倣臓器
  • スキンケア素材・創傷被覆材の研究用途
  • 金属汚染水・土壌水の処理に向けた研究用途

優位性の主張

会社の主張
同社は、0.5×TBE条件で20 bp〜10 kbpのDNAを分離できると説明。製品使用例は日本エイドー製泳動槽、8 cmゲル、100 V、65分の条件で示されている。 出典
第三者の評価
販売代理店は、低分子DNA分離時のゲル1枚当たりの価格が従来の低融点アガロースの4分の1以下と紹介。メーカー推奨濃度を用いた比較とされる。 出典
会社の主張
同社は、天然由来高分子の組成を変えて超音波反応性を調整できる訓練用模倣臓器を開発し、品質とコストで競合優位性があると説明している。 出典

製品・サービス

販売中
Beyond Agarose(GB-BA025)

中・高融点アガロースと天然水溶性高分子を組み合わせた研究用ゲル素材。低分子DNAの電気泳動分離に用いる。 出典

大学・研究機関などの生命科学研究室
実証
Thyroid BOT(甲状腺穿刺エコー訓練用模倣モデル)

ハイドロゲルで甲状腺を模し、超音波画像を見ながら穿刺する手技の訓練に使うモデル。 出典

医療手技の訓練を行う機関・医療従事者(公表情報から用途を記載)
研究段階
天然素材ハイドロゲル素材群

天然由来素材の構成比を変え、柔軟なゲルから硬いゲルまで作り分ける技術シーズ。 出典

企業・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2025-09
助成
広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援補助金(県内実証支援型)。600万円。広島県 出典
2025-09
助成
広島県「広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業(県内実証支援型SU等)」 出典
2022-12
共同開発
立命館大学生命科学部:発酵アミノ酸エキス活用事業で共同研究に取り組むとの公表。 出典
2022-06
販売提携
フナコシ株式会社:Beyond Agaroseの販売元として製品ページと価格を掲載。 出典

提携先・顧客

販売提携
フナコシ株式会社 Beyond Agaroseの販売元として製品ページと価格を掲載。 出典
提携
広島大学 同社は広島大学発ベンチャー。電気泳動ゲル関連特許の出願人は大学。 出典
共同開発
立命館大学生命科学部 発酵アミノ酸エキス活用事業で共同研究に取り組むとの公表。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで合同会社名・英語名を検索し、Gビズインフォの法人特許件数0件も参照。関連分野の広島大学名義特許を3件確認。件数は今回の検索範囲内。
主な分野アガロースとガラクトマンナンによる高分離能電気泳動ゲルの製造、グルコマンナンを含むスラブ型電気泳動用ゲル、ゲル分離能向上剤の製造・利用
JP7072830B2/JP2019028051A「高分離能を有する電気泳動用ゲルの製造方法およびその製造キット」 国立大学法人広島大学 / 登録後、Google Patents表示では年金不納による失効(2025年)。法的状態は同サイトの表示に基づく 出典
JP7072850B2/JP2019211452A「スラブ型電気泳動用ゲルおよびその利用」 国立大学法人広島大学 / 登録後、Google Patents表示では年金不納による失効。法的状態は同サイトの表示に基づく 出典
JP6966071B2/JP2019100775A「ゲル分離能向上剤の製造方法およびゲル分離能向上剤の利用」 国立大学法人広島大学 / 登録後、Google Patents表示では年金不納による失効。法的状態は同サイトの表示に基づく 出典

会社の規模

従業員2名(2026-06-24時点) 出典(Gビズインフォ)
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトfacebook.com/GelBioLLC

大学との関係

大学との関係
広島大学 広島大学の公式「大学発ベンチャー企業設立状況」に掲載。個別の大学認定、ライセンス、大学出資、新株予約権取得の有無は同資料から確認できず。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:6240003004274
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