薄膜の重ね方で光の色を選び、画像センサーでカラー撮像する

誘電体薄膜を積層した光学フィルタを設計・製造し、画素単位のパターン形成やカメラ・画像処理技術と組み合わせる画像取得技術。

奈良・先端画像技術株式会社 奈良先端科学技術大学院大学発 / 奈良県 生駒市 / 2023年設立
研究発の技術 光学フィルタ 誘電体多層膜 干渉フィルタ イメージセンサー RGB撮像 マルチスペクトルイメージング
実用化の段階
研究実証販売
光学フィルタが製品として掲載され、問い合わせ・カタログ請求による販売窓口が公開されています。耐放射線RGBフィルタはカメラでの撮像実証が報告されています。
3製品
3提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

一般的な有機顔料のイメージセンサ用カラーフィルタは、放射線による劣化が懸念されます。また、可視光外の波長情報を使うには、対象波長に合わせたフィルタと画像取得系が必要です。

どう動くか

屈折率の異なる透明な薄膜を重ね、各層で反射した光の干渉を使って通す波長を選びます。膜厚や材料で透過波長を調整し、パターン化したフィルタをセンサー画素に対応させれば、モノクロセンサーでRGBや複数波長の画像を取得できます。耐放射線カメラ向けの試作では、TiO2とSiO2の積層膜をガラス基板上で画素状に加工し、モノクロセンサーに貼り付けてカラー撮像を実証しました。

できるようになること

放射線環境で使うカメラのカラー撮像や、近赤外・短波赤外を含む画像取得への応用が期待されます。会社と大学は、透過波長を設計できるフィルタを分析・検査などに展開する可能性を示しています。

技術の出自:奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域の光機能素子科学・フォトニックデバイス研究。誘電体多層膜RGBフィルタは大学と同社の共同研究成果として発表。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 耐放射線カラーカメラ
  • 可視・近赤外マルチスペクトル撮像
  • 短波赤外イメージング
  • 医療・眼底撮像の研究
  • 産業検査・画像解析

優位性の主張

会社の主張
誘電体多層膜を画素サイズでパターン化し、モノクロセンサーをRGBまたはマルチバンドセンサーとして使える設計・製造技術を提供すると説明。 出典
大学の発表
TiO2・SiO2の誘電体多層膜RGBフィルタを耐放射線モノクロセンサーに貼り付け、カラー撮像を実証。画素サイズは12×12μm²。これは論文に記載された研究成果であり、第三者評価ではない。 出典

製品・サービス

販売中
光学フィルタ

誘電体薄膜を積層し、用途に応じて波長特性や画素パターンを設計・製造するカスタム光学フィルタ。 出典

画像センサー・カメラ開発企業、研究機関、産業用途の顧客
試験導入
耐放射線カメラ用誘電体多層膜RGBフィルタ

ガラス上にRGBの微細パターンを形成し、耐放射線モノクロセンサーに取り付けてカラー化するフィルタ。 出典

原子力・核融合など放射線環境でカメラを使う事業者・研究機関
研究段階
画像取得・処理システム/SWIRイメージングシステム

画像取得、画像処理・解析、短波赤外イメージングに関するシステムの開発・製造・販売。 出典

産業検査・医療などの画像利用者、研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-07
海外提携
タイ:カセサート大学主導の半導体ヘルスケア技術コンソーシアムに、日本の奈良先端科学技術大学院大学などとともに企業パートナーとして参加。 出典
2024-11
認定
奈良先端科学技術大学院大学「奈良先端大発スタートアップ認定」 出典
2023-12
海外
オーストラリア:2023年12月にグリフィス大学で開催されたBio4Apps 2023で発表したと公式サイトに記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
奈良先端科学技術大学院大学 誘電体多層膜RGBフィルタなど画像技術の研究開発で連携。 出典
共同開発
マッハコーポレーション株式会社 耐放射線カメラのカラー化プロジェクトとしてRGBフィルタ開発を実施。 出典
提携
株式会社太洋工作所 カラーフィルタ製造の条件設定と処理に協力。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

資本金360万円(2026-03時点) 出典
公式サイトnara-ait.co.jp

大学との関係

大学の認定
奈良先端科学技術大学院大学 大学の「奈良先端大発スタートアップ」認定企業一覧に掲載。制度は2024年度開始。 出典
共同研究
奈良先端科学技術大学院大学 会社の研究紹介で、奈良先端大などとの共同研究成果を発表したと記載。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:6150001026627
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