光触媒とフッ素樹脂の膜で、建物の汚れやカビを抑える
フッ素系樹脂Nafionをバインダーに用い、光触媒や金属銅などを組み合わせた多機能コーティング技術。防カビ・制菌、消臭、セルフクリーニングなどの機能を表面に付与する。
株式会社ケミカル・テクノロジー ブルネイ大学発 / 大阪府 高石市 / 2017年設立
研究発の技術 光触媒 表面コーティング フッ素樹脂 Nafion 抗菌・防カビ セルフクリーニング
実用化の段階
研究実証販売
NFE2を2017年にブルネイ王宮屋根へ採用したとの会社発表があり、床ブロックなどへの製品化や複数の施設実績も公表されている。
2製品
8提携・顧客
3特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
建物や設備の表面に生じるカビ、藻、汚れ、臭気などを抑え、従来は光触媒を施工しにくかった水回りや床面などにも適用することを目指す。
どう動くか
同社の説明では、光触媒が光と水の存在下で反応し、汚れや臭気成分の分解を助ける。銅粒子から生じる銅イオンも制菌・防カビに働く。Nafionは塗膜のバインダーとして耐水性や耐候性を担う。製品や用途により光触媒の種類や配合は異なる。
できるようになること
同社は、建物や設備の清掃・防カビ負担を軽減し、外壁やコンクリートの美観維持、床面・水回り・繊維などへの光触媒利用拡大につながると説明している。
技術の出自:ブルネイ大学理学部の光触媒研究。会社は研究開発の大半をブルネイ大学で行うと説明している。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 建物の外壁・屋根・床の防カビ、防藻、防汚、セルフクリーニング
- 浴室、食品工場、水回りなどの表面コーティング
- コンクリート構造物の保護
- 繊維・ファブリックの制菌、消臭
- コンクリート床ブロックなどの製品へのコーティング
- 水槽など水に接する設備の防藻
優位性の主張
会社の主張
NFE2は光触媒にNafionと銅粒子などを組み合わせ、制菌・防カビ・消臭・セルフクリーニングを持続させると同社が主張している。性能や耐久性の説明は製品・試験条件によって異なる。 出典
会社の主張
同社は、NFE2-CDの改良品について、ブルネイで4年以上の水平曝露を行い、チョーキングや白濁、機能の持続性を確認したと説明している。 出典
大学の発表
ブルネイ大学名義の特許は、Nafion、揮発性有機塩基、光触媒を組み合わせた抗菌・抗真菌コーティング膜の構成と製造方法を記載している。 出典
第三者の評価
衛生微生物研究センターの試験報告書は、NFE2塗布板を対象にレジオネラ菌の抗菌効果を調べたもの。同社はこの試験を公的機関による証明書と紹介しているが、試験は製品の規制承認を示すものではない。 出典
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
共同開発
ブルネイ大学 光触媒コーティングの研究開発拠点として共同研究・技術開発に関与。 出典
共同開発
株式会社コモチ NFE2を用いた床ブロック製品「踏む除菌/FUMU」などを開発・製品化。 出典
共同開発
株式会社PGSホーム 光触媒組成物・材料に関する国内特許を共同出願。 出典
共同開発
ハーツリッチ株式会社 感染防止用薬剤に関する国内特許を共同出願。 出典
顧客
ブルネイ王宮 会社がNFE2の屋根への採用実績として紹介。 出典
顧客
青森県庁新庁舎 会社の製品資料にNFE2の採用実績として掲載。 出典
顧客
宇治徳洲会病院 会社の製品資料にNFE2の採用実績として掲載。 出典
顧客
湘南美容外科 会社の製品資料にNFE2の採用実績として掲載。 出典
特許
3 件 出典(Gビズインフォ)
社名・法人番号と関連大学名で検索し、主要関連公報を3件確認。Gビズインフォでは2013〜2022年出願分の特許情報28件が集計されているが、同範囲の全公報を個別特定した数ではない。
主な分野光触媒組成物・光触媒材料、抗菌・抗真菌コーティング膜、感染防止用薬剤・表面コーティング
共同出願人ハーツリッチ株式会社、株式会社PGSホーム
海外出願True
JP7182271B2「光触媒組成物及びそれを用いた光触媒材料」 株式会社PGSホーム、株式会社ケミカル・テクノロジー / 登録(2022-11-24) 出典
JP7550394B2「感染防止用薬剤」 ハーツリッチ株式会社、株式会社ケミカル・テクノロジー / 登録(2024-09-13、Google Patents表示はActive) 出典
US10827747B2 “Anti-bacterial and anti-fungal photocatalytic coating film and method for producing thereof” Universiti Brunei Darussalam / 登録(2020-11-10、Google Patents表示はActive) 出典
会社の規模
大学との関係
共同研究
ブルネイ大学 公式サイトによると、研究開発の大半を同大学で実施し、光触媒技術の研究を行っている。 出典
出資者(公開情報で確認できた1社)
銀行・金融機関系 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。