二つの光路で手術の奥行きを立体表示し、小さな耳垢鉗子も作る

手術時の奥行きを立体表示する光学機器と、耳鼻咽喉科向けの極小鉗子を開発・製造販売する。

株式会社はままつメディカルソリューションズ 浜松医科大学発 / 静岡県 浜松市 / 2019年設立
研究発の技術 医療機器 手術顕微鏡 立体視 医用光学 硬性内視鏡 耳鼻咽喉科器具
実用化の段階
研究実証販売
HM-1000MSは2022年10月に受注開始、H型耳垢鉗子は2025年2月に受注開始し、大学は同鉗子の販売を公表している。
4製品
2提携・顧客
1特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

手術顕微鏡・内視鏡を用いる微細手術で奥行きを把握しやすくすることや、従来の鉗子では扱いにくい小児の耳垢を耳内で操作しやすくすることを目指す。

どう動くか

手術顕微鏡HM-1000MSは、2つの光路からの像を1台のカメラで撮影し、平行法で表示する。会社は、特殊なメガネなしで奥行きや距離を把握できると説明している。硬性鏡装置(立体内視鏡)は、2つの光学系の像を単一の撮像素子で捉えて立体表示する構成。H型耳垢鉗子は、先端を小さくし、把持部の凹凸や下あごの形状を工夫している。

できるようになること

立体視による手術操作の支援と、耳内で操作しやすい鉗子の提供を通じ、低侵襲な微細手術や耳鼻咽喉科診療の器具選択肢を広げる。会社は、浜松地域の大学の知財と企業のものづくり技術を結び、地域発の医療機器を国内外の医療現場へ普及させる方針を示している。

技術の出自:浜松医科大学、はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点(はままつ医工連携拠点)。関連分野はメディカルフォトニクス、手術用立体内視鏡、耳鼻咽喉科の診療器具開発。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 脳神経外科の手術顕微鏡観察
  • 低侵襲・微細手術の立体内視鏡・立体外視鏡
  • 耳鼻咽喉科での耳垢除去・耳科治療
  • 医療機器の設計開発、薬事申請、製造販売支援

優位性の主張

会社の主張
HM-1000MSは2光路1カメラ式・平行法を用い、特殊なメガネなしで奥行きや距離を感じ取れると会社が説明している。 出典
大学の発表
H型耳垢鉗子は先端が極小で、把持部の深い凹凸と直線的な下あごにより、外耳道との干渉を抑えて対象物を把持・剥離しやすいと大学の実用化事例が説明している。
第三者の評価
浜松市のインタビュー記事は、同社が立体外視鏡を「世界初」として開発したと紹介している。これは市の掲載記事内の紹介であり、独立した比較評価は確認できていない。 出典

製品・サービス

販売中
手術顕微鏡 HM-1000MS

スタンド・スイングアーム式の手術顕微鏡。主に脳神経外科で患部を照明し、ビューワーで拡大観察する。 出典

脳神経外科などの手術を行う医療機関
販売中
医療用鉗子 H型耳垢鉗子

耳科治療で組織などを非外傷性に把持する再使用可能な診療用鉗子。極小形状。 出典

耳鼻咽喉科などの医療機関
研究段階
硬性鏡装置(立体内視鏡)

2つの光学系と単一撮像素子を用いる立体内視鏡。日本・米国で特許取得を公表。 出典

微細手術を行う医療機関・医療機器メーカー
研究段階
医用画像表示装置(仮名)

立体外視鏡・立体内視鏡の画像を3Dまたは2Dで表示するFPGA利用の画像変換装置。 出典

手術室の医療機関

これまでの歩み 新しい順

2026-05
規制・認証
第一種医療機器製造販売業許可(許可番号22B1X10006)(許可取得。会社は2026年5月に更新完了を公表。) 出典
2025-10
規制・認証
手術顕微鏡 HM-1000MS(PMDAの電子添文更新一覧に製品名と製造販売業者を確認。会社製品情報に薬事情報への掲載あり。) 出典
2025-08
海外特許
米国:会社のお知らせで、立体内視鏡についてアメリカと日本で特許を取得したと発表。 出典
2025-02
共同開発
有限会社岩倉溶接工業所:浜松医科大学とともにH型耳垢鉗子を共同開発。 出典
2025-02
規制・認証
H型耳垢鉗子(一般医療機器として製造販売届出(届出番号22B1X10006240001)。)
2021-08
受賞
株式会社リバネス主催・静岡テックプランター「第4回静岡テックプラングランプリ 浜松いわた信用金庫賞」 出典
2020-12
助成
浜松市ファンドサポート事業 出典
2020-12
助成
浜松市「浜松市ファンドサポート事業 採択」 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人浜松医科大学 硬性鏡装置とH型耳垢鉗子を共同開発。鉗子は大学が販売開始を公表。 出典
共同開発
有限会社岩倉溶接工業所 浜松医科大学とともにH型耳垢鉗子を共同開発。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで会社名・英語名および公表された硬性鏡装置を検索し、同一発明のJP・US・EP・WOファミリーを確認。調査範囲内の1ファミリーであり、全保有知財の網羅を保証しない。
主な分野硬性鏡装置、立体内視鏡の2光学系・単一撮像素子による立体画像取得
海外出願True
硬性鏡装置(Rigid scope device), JP7714171B2 株式会社はままつメディカルソリューションズ、国立大学法人浜松医科大学 / 登録 出典
Rigid scope device, US12329359B2 Hamamatsu Medical Solutions Corp; Hamamatsu University School of Medicine NUC / 登録 出典
Rigid mirror device, EP4082420A4 Hamamatsu Medical Solutions Corp; Hamamatsu University School of Medicine NUC / 出願中(Google Patents表示) 出典
Rigid scope device, WO2021131921A1 Hamamatsu Medical Solutions Corp; Hamamatsu University School of Medicine NUC / 公開。Google Patents上は ceased 表示 出典

会社の規模

従業員1名(2026-07時点) 出典
資本金3,025万円(2026-10時点) 出典
公式サイトhmsol.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2021-11-30—230万円—4,972万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
浜松医科大学 浜松医科大学発ベンチャーの称号を取得。大学資料は本学の研究成果や技術を活用する企業への称号と説明。 出典
共同研究
浜松医科大学 大学の耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座との共同開発でH型耳垢鉗子を製品化・販売。 出典
共同研究
浜松医科大学 大学と共同で手術用立体外視鏡・立体内視鏡の試作開発を進めたと大学の業務実績報告書に記載。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

銀行・金融機関系 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:6080401024031
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