電力使用データから在宅可能性を予測し、不在配送の削減を目指す

スマートメーターの電力使用データから世帯の在宅可能性を予測し、配送先や訪問順の判断に使うAI技術。

株式会社JDSC 東京大学発 / 東京都 文京区 / 2018年設立
技術を使った製品・サービス AI 機械学習 スマートメーター 電力データ解析 在宅予測 物流最適化
上場 東証グロース市場に証券コード4418で上場し、2026年9月にも公式ニュースを公表しています。
実用化の段階
研究実証販売
横須賀市の150世帯で2020年10〜12月にフィールド実証を行い不在配送約20%減を発表したが、不在配送システム自体の販売開始は確認できなかった。
1製品
4提携・顧客
13特許
16出資者

しくみ

解こうとしている課題

受取人不在による再配達は、配送の追加負担や物流の非効率を生む。訪問時の在宅可能性を予測し、不在配送の削減を目指す。

どう動くか

家庭の電力使用データをAIで分析して在宅可能性を予測し、その予測を配送先やルートの判断に反映する。会社の説明では、カメラや人感センサーなど新たな機器の設置が不要。横須賀市の150世帯を対象にした2020年10〜12月の実証では、不在配送を約20%削減した一方、走行距離と稼働時間は増える傾向が確認された。

できるようになること

実証では不在配送が約20%減少した。普及すれば、宅配の再訪問を減らし、配送業務の効率化につながる可能性がある。会社は電力データによる在宅予測を、フレイル検知など別の用途にも展開している。

技術の出自:東京大学大学院の情報学環・工学系研究科に関連する研究グループとの連携から始まり、JDSC、佐川急便、横須賀市、グリッドデータバンク・ラボを含む産学官の共同研究・実証で開発。 出典1 出典2

使われる場面

  • 宅配便の在宅予測と不在配送削減
  • 配送先・配送ルートの最適化
  • 電力データを用いた在宅予測技術の他用途展開

優位性の主張

会社の主張
会社は、既存のスマートメーターの電力データを使うため、在宅予測のための新たなセンサー設置が不要で、観測者・住民双方の負担を抑えられると説明している。 出典
会社の主張
横須賀市の150世帯を対象にした2020年10〜12月の実証で、不在配送を約20%削減したと会社が発表。走行距離と稼働時間は増加傾向だった。 出典
会社の主張
東京大学構内の2018年配送試験では、模擬条件下で配送成功率98%、不在配送91%減、総移動距離5%減と報告された。実際の配送条件がない理想環境での試験である。

製品・サービス

試験導入
電力データとAIを活用した不在配送回避システム(在宅予測AI)

電力使用データから在宅可能性を予測し、配送先や配送ルートの判断を支援する仕組み。 出典

宅配・物流事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-10
資金調達
14.9億円。ソフトバンク株式会社 出典
2025-05
資金調達
5億円。AZ-COM丸和ホールディングス株式会社 出典
2024-05
資金調達
3.57億円。SCSK株式会社 出典
2024-02
受賞
内閣府「第6回日本オープンイノベーション大賞 選考委員会特別賞(電力データ×AIによるフレイル検知の産官学連携)」 出典
2020-10
資金調達
シリーズB。26億円。スパークス・グループ株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、ダイキン工業株式会社、中部電力株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社 出典
2020-10
融資
3億円。株式会社三井住友銀行、株式会社りそな銀行 出典
2020-10
実証
横須賀市:市内150世帯を対象とするフィールド実証に協力。 出典
2020-05
共同開発
グリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合:電力データとAIを用いた不在配送問題の共同研究・実証。 出典
残りの4件を表示
2019-11
資金調達
4.8億円。Deep30投資事業有限責任組合 出典
2019-10
共同開発
佐川急便株式会社:電力データとAIを用いた不在配送問題の共同研究・実証。 出典
2019-07
資金調達
1.4億円。学校法人駿河台学園、株式会社トーハン 出典
2018-09
共同開発
東京大学大学院:研究グループが共同研究に参加し、配送試験・実証を実施。 出典

提携先・顧客

共同開発
佐川急便株式会社 電力データとAIを用いた不在配送問題の共同研究・実証。 出典
共同開発
東京大学大学院 研究グループが共同研究に参加し、配送試験・実証を実施。 出典
実証
横須賀市 市内150世帯を対象とするフィールド実証に協力。 出典
共同開発
グリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合 電力データとAIを用いた不在配送問題の共同研究・実証。 出典

特許

13 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号検索に表示された過去10年分の特許件数。全期間を対象とした網羅的な件数ではない。主題に直接関係する特許として特許第6830298号を確認。
主な分野電力データ解析による判定・予測、情報処理、計算・計数(G06)、運搬・包装・貯蔵(B65)、信号(G08)
特許第6830298号/JP6830298B1「情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム」 Japan Data Science Consortium Co Ltd (JDSC) / 登録(Google Patents上で付与記録を確認) 出典

会社の規模

従業員258名(2026-09時点) 出典
資本金1,069万円(2026-06時点) 出典(Gビズインフォ)
大学との関係関連ベンチャー
公式サイトjdsc.ai
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-06-30228.34億円8.09億円67.58億円106.38億円 出典
2025-06-30230.56億円3.46億円39.01億円79.87億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
東京大学 東京大学大学院の研究室と、AI・電力データを用いた不在配送問題の解消について共同研究開発に合意。大学内の配送試験を経て、システムの共同開発を進めた。 出典
共同研究
東京大学 東京大学大学院工学系研究科の研究室と、人材・知見の共有を通じた連携を強化し、不在配送問題の共同研究等を継続すると発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた16社)

事業会社(CVCを含む) 7独立系VC 2銀行・金融機関系 5大学系(大学VC・大学) 1公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:6010001193638
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