ヒト由来の三層血液脳関門で、薬が脳へ届くかを調べる
ヒト由来の血液脳関門(BBB)を三層構造で再現し、薬剤が脳へ移行するかを調べるin vitroモデル「cuBe kit」と解析技術。
株式会社ADDVEMO 山口大学発 / 山口県 宇部市 / 2024年設立
研究発の技術 バイオテクノロジー 血液脳関門(BBB) 血液神経関門(BNB) in vitroモデル 創薬スクリーニング 細胞シート工学
実用化の段階
研究実証販売
会社は2025年11月にキット製造販売と受託研究を柱とする事業の本格始動を発表した一方、公開情報では販売実績や価格を確認できず、報道では安定生産・価格設定が課題とされている。
3製品
3提携・顧客
3特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
BBBは脳を守る一方、多くの薬剤の脳への到達を妨げる。動物由来モデルではヒトでの薬剤移行や効果を予測しにくく、脳疾患薬の開発を難しくしている。
どう動くか
血管内皮細胞、ペリサイト、アストロサイトを特殊なインサート膜上に積層・共培養し、BBBの構造と細胞間相互作用を模倣する。ヒト細胞を使うことで動物とヒトの種差の影響を抑え、薬剤の脳移行性やバリア機能を評価する。会社は自動生産による大規模スクリーニングも可能としている。
できるようになること
ヒトBBBを使った薬剤評価やスクリーニングにより、脳疾患薬の候補選定を効率化し、動物実験の反復や開発費を抑えることを目指す。会社は将来の治療薬開発と宇部市での脳創薬産業の形成を掲げている。
技術の出自:山口大学 医学部(血液脳神経関門先進病態創薬研究講座、神経・筋難病治療学講座)および細胞デザイン医科学研究所。 出典1 出典2 出典3
使われる場面
- 脳疾患薬の創薬スクリーニング
- 薬剤の中枢移行性・BBB透過性評価
- BBB破綻の病態解析
- 炎症細胞・がん細胞の脳内浸潤解析
- 血液神経関門モデルを用いた末梢神経疾患研究
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2022-01
助成
科学技術振興機構(JST)「大学発新産業創出プログラム(START)プロジェクト推進型 ビジネスモデル検証支援「ヒト in vitro 血液脳関門(BBB)モデルkitの事業化検証」」 出典
提携先・顧客
特許
3 件 出典
ADDVEMO名義の特許検索に加え、公式ページ・山口大学関連情報・Google Patentsで技術に関連する大学名義の特許ファミリーを確認した範囲。中外製薬名義の抗IL-6関連出願は別主体として個別記録。
主な分野三層構造の血液脳関門in vitroモデルと作製方法、血液神経関門in vitroモデルと作製方法、細胞培養方法・細胞培養装置
海外出願True
血液脳関門インヴィトロモデルおよび作製方法(WO2017179375A1、JP6831119B2、US11447752B2) 国立大学法人山口大学 / 日本・米国で登録。Google Patents上、WO公開公報の法的状態はceasedと表示。 出典
血液神経関門インヴィトロモデルおよびその作製方法(特許第6684413号) 国立大学法人山口大学 / 日本登録済み。 出典
細胞培養方法及びそれに用いられる細胞培養装置(特願2020-178448、WO2022/085773) 国立大学法人山口大学 / 出願・国際出願の情報を確認。登録状況は今回の公開情報確認範囲では特定できず。 出典
抗IL-6受容体抗体を含有するBBB機能低下の抑制剤(PCT/JP2020/005965、WO2020/202839) 中外製薬株式会社 / 国際出願。ADDVEMOの出願ではなく、BBBモデルを用いた研究に関連して会社資料に掲載。 出典
会社の規模
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた1社)
PE&HR株式会社
独立系VC 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。