打音と超音波のデータから、構造物やボルトの状態を調べる

打音・超音波の計測データを用いて、コンクリートや鋼製構造物、固定ボルトの状態を診断する非破壊検査技術。計測・記録・判定の省力化を目指す。

株式会社ユーティス 山口大学発 / 山口県 宇部市 / 2019年設立
技術を使った製品・サービス 非破壊検査 打音検査 超音波検査 AI解析 IoT インフラメンテナンス
実用化の段階
研究実証販売
NST-2とキズミー1を販売・取扱店経由で提供し、キズミー1のカタログには調査実績4,000本以上と記載される一方、AI解析・IoTクラウド連携装置は研究開発プロジェクトとして公表されている。
5製品
5提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

インフラ点検では熟練者による官能検査や手作業の記録が多く、点検員の減少、判断のばらつき、ミス、経年変化の把握が課題とされる。

どう動くか

ボルトや構造物を機械的に打撃して音を収集し、超音波の計測結果と合わせてPC等で解析する。製品案内ではAIによる解析・合否判定を掲げる。打撃・集音の自動化やBluetooth通信で、検査員の経験に左右される判断と手作業の記録を減らす設計。AI・IoTクラウドを使う統合診断装置は研究開発プロジェクトとして公表されている。

できるようになること

打音・超音波の記録と診断、劣化箇所のマッピング、データの一元管理を進め、点検作業の省力化や判断の均質化、経年変化の把握を目指す。

技術の出自:山口大学との共同研究。公開情報では学部・研究分野・研究プロジェクト名の詳細は確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • コンクリート構造物に付帯するボルトの劣化・接合力の検査
  • トンネル、橋梁、建築物外壁の打音検査
  • 鋼製防護柵支柱、ロックボルト、アンカーボルトの根入れ深さ測定
  • 鋼製支柱の路面境界部・埋設部の腐食調査
  • 構造物・製造品の打音検査および製造工程内検査
  • 点検結果のマッピング、記録、クラウド集約

優位性の主張

会社の主張
打撃と集音を自動化し、Bluetoothで計測データをPCへ送ることで、熟練技術者の技能に頼らない検査を目指す。2018年度に無線接続プロトタイプを開発したと説明。 出典
会社の主張
打音と超音波の両方でコンクリート構造物を測定し、AI解析で判断基準を一定化すると説明。 出典
会社の主張
NST-2は鋼製防護柵支柱に加え、ロックボルト・アンカーボルトの根入れ深さも測定でき、計測部を小型化して現場作業効率を高めたと説明。 出典
会社の主張
キズミー1について、掘削せずに鋼製支柱の路面境界部・埋設部の異常を調査できると説明。カタログ記載では調査実績4,000本以上。 出典

製品・サービス

試験導入
打音・超音波検査装置

コンクリート等を打音・超音波で測定し、AI解析・合否判定を行う装置。開発中の記載がある。 出典

インフラ管理者、道路・橋梁等の点検事業者
販売中
打撃センサ内蔵インパクター IM-A12L / IM-A24L

打撃データを収集し、独自アルゴリズムと設定閾値で判定。LED表示やデータ保存に対応する打音検査モジュール。 出典

構造物点検事業者、製造業の工程内検査部門
販売中
根入れ長測定装置 NST-2

鋼製防護柵支柱、ロックボルト、アンカーボルトの根入れ深さを測定する超音波装置。 出典

道路管理者、建設・土木事業者、インフラ点検事業者
販売中
支柱路面境界部調査システム キズミー1

掘削せずに鋼製支柱の路面境界部・埋設部の腐食等を超音波で調査するシステム。 出典

道路管理者、自治体、建設・土木事業者
試験導入
インフラデータマッピング装置

橋梁・壁面などの測定地点の座標を記録し、点検データを図面化して共有する装置。 出典

インフラ管理者、点検事業者

これまでの歩み 新しい順

2023-06
助成
宇部市成長産業推進協議会「令和5年度イノベーション・プロジェクト(継続)「打音・超音波検査装置、点検インフラのデータマッピング、劣化情報AI解析」」
2021-06
助成
令和3年度やまぐち産業イノベーション促進補助金(未来技術関連分野)研究開発促進枠 出典

提携先・顧客

共同開発
山口大学 モバイル型打音計測装置・診断システムの共同研究先。 出典
共同開発
松本興業株式会社 インフラデータマッピング装置の共同開発先。 出典
顧客
株式会社KS-NET 公式会社概要に販売先として掲載。 出典
顧客
日進工業株式会社 公式会社概要に販売先として掲載。 出典
販売提携
株式会社リンク キズミー1のカタログに取り扱い店として掲載。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

資本金1,600万円 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトyutis.info

大学との関係

共同研究
山口大学 会社公式サイトは、山口大学との共同研究として、モバイル型打音計測装置と診断システムの開発に取り組んでいると説明している。沿革では共同研究開始を2016年としている。 出典
大学の施設
山口大学 山口大学の年次報告書に、2020年3月31日時点でビジネス・インキュベーション棟の入居者として株式会社ユーティスが記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:5250001017658
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