核酸の部品をつなぎ、研究用から医薬品原料まで製造

DNA・RNAなどのオリゴ核酸を合成・精製・分析し、研究試薬、体外診断薬原料、核酸医薬原薬向けに受託開発・製造する技術。

株式会社ジーンデザイン 大阪府 茨木市彩都あさぎ / 2000年設立
研究発の技術 バイオ医薬品CDMO オリゴ核酸合成 固相合成 液相合成 AJIPHASE 核酸医薬
買収・子会社化 味の素グループが2016年に全株式を取得し、2021年4月には味の素株式会社が全株式を保有すると公表しています。
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトで研究用製品の価格表と受託合成・cGMP製造サービスを案内し、2019年開設のAPI開発センターや製造能力を公表している。
4製品
6提携・顧客
66特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

核酸医薬の原料となるオリゴ核酸は製造コストが課題で、開発段階に応じた少量多品種から大量供給までの製造体制や、不純物を管理する品質分析も必要となる。

どう動くか

主力の固相合成は、担体上で核酸の構成単位を順につなぎ、目的の長さに伸ばしてから切り離し、精製する方法。味の素グループのAJIPHASE®は、長鎖脂肪酸を持つアンカーに分子を結合して液相で反応・精製し、固相法と液相法を組み合わせる。会社は大スケールでの高純度製造や、研究用から原薬までの規模対応を特徴としている。

できるようになること

研究用から臨床・商用規模まで受託製造をつなぎ、核酸医薬の開発と供給を支える。会社は、核酸医薬が従来治療困難だった疾患への適用可能性を広げると説明している。

技術の出自:大阪大学大学院薬学研究科・医学系研究科、理化学研究所等の技術・特許実施権を利用すると会社が説明。関連特許には東京大学との共同出願や産業技術総合研究所との共同出願がある。AJIPHASE®は味の素グループの技術。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 核酸医薬原薬の研究・開発・臨床試験・商用製造
  • 体外診断薬用プライマー・プローブ等の原料
  • 大学・企業での遺伝子機能解析、基礎研究用試薬
  • ASO、siRNA、CpG ODN、アプタマー、デコイ等の研究開発

優位性の主張

会社の主張
固相合成による少量多品種対応と、グループのAJIPHASE®液相合成による大量生産を組み合わせ、開発初期から商用供給まで対応すると説明。 出典
会社の主張
AJIPHASE®は長鎖脂肪酸を持つアンカーを使う固相・液相のハイブリッド技術で、大スケールでの高純度製造を実現すると説明。 出典
会社の主張
大阪の施設で研究用・商用の核酸を製造し、複数大学・研究機関の技術や特許実施権を利用すると説明。 出典

製品・サービス

販売中
オリゴ核酸受託合成・CDMO(固相合成)

DNA、RNA、ASO、siRNA、アプタマー、CpG ODNなどを受託合成し、工程開発・分析・GMP製造にも対応。 出典

製薬会社、研究機関、体外診断薬関連事業者
販売中
AJIPHASE®液相合成によるオリゴ核酸製造

アンカーを使うハイブリッド液相合成を用い、製造量に応じた大規模な核酸原薬製造に対応。 出典

核酸医薬を開発・製造する製薬会社等
販売中
研究用オリゴ核酸・修飾核酸製品

DNA・RNA、BNA/LNA、siRNA、miRNA関連製品などの研究用試薬・受託製品。 出典

大学・研究機関、製薬・診断薬企業
販売中
長鎖RNA合成(GenClip™)

化学合成の対応長を超える長鎖RNAを、酵素的連結を含む方法で製造するサービス。 出典

研究機関、製薬会社等

これまでの歩み 新しい順

2021-01
顧客
アジレント・テクノロジー株式会社:ジーンデザインが同社の二次元液体クロマトグラフィー分析装置を導入したと、同社事例記事が紹介。 出典
2019-04
海外提携
ジーンデザインがAjinomoto Bio-Pharma Servicesのグローバル組織に加わり、米国・ベルギー・インドの同グループ機能との統合が案内されている。これらの国でジーンデザイン自身が法人や拠点を持つとの記載ではない。 出典
2019-04
規制・認証
cGMPに対応するオリゴ核酸原薬製造サービス(会社はcGMP製造対応を案内し、API開発センターを運営。個別製品の薬事承認を意味しない。) 出典
2017-06
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所:RNA合成用H-ホスホネートモノマーの合成法等で共同出願特許を保有。 出典
2017-04
資本提携
味の素株式会社:2017年に連結子会社化。AJIPHASE®技術等と固相合成体制を組み合わせて受託製造を展開。 出典
2016-09
共同開発
国立大学法人東京大学:構造改良型miRNA阻害剤S-TuDに関する共同出願特許がある。 出典
2013-12
助成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「平成25年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業「日本発の独創的核酸医薬製造技術開発」」 出典
2013-04
助成
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「次世代医療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業「核酸医薬の革新的大量製造システムの構築」」 出典
2012-03
共同開発
大阪大学:大阪大学・医薬基盤研究所と核酸医薬のCMC技術の開発・実証・評価を進める計画が公表された。 出典
2010-12
規制・認証
医薬品製造業許可(無菌医薬品)(2010年12月取得との過去の会社製品資料記載。現行の許可状況は今回確認できず。) 出典

提携先・顧客

資本提携
味の素株式会社 2017年に連結子会社化。AJIPHASE®技術等と固相合成体制を組み合わせて受託製造を展開。 出典
共同開発
大阪大学 大阪大学・医薬基盤研究所と核酸医薬のCMC技術の開発・実証・評価を進める計画が公表された。 出典
共同開発
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 大阪大学とともに核酸医薬のCMC技術開発・実証・評価を進める計画が公表された。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 RNA合成用H-ホスホネートモノマーの合成法等で共同出願特許を保有。 出典
共同開発
国立大学法人東京大学 構造改良型miRNA阻害剤S-TuDに関する共同出願特許がある。 出典
顧客
アジレント・テクノロジー株式会社 ジーンデザインが同社の二次元液体クロマトグラフィー分析装置を導入したと、同社事例記事が紹介。 出典

特許

66 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォの法人番号5120901002549に紐づく特許情報。2013〜2022年の過去10年分として掲載された件数で、全期間の保有権利数ではない。Google Patentsで代表的な案件と海外ファミリーを照合。
主な分野核酸医薬・オリゴ核酸(A61)、遺伝子工学・微生物学・生化学(C12)、有機化学(C07)
海外出願True
WO2024048684A1/核酸分子の製造方法 株式会社ジーンデザイン / WO公開。Google Patents上のWO案件はCeased表示。日本・欧州・中国の国内段階が確認できる。 出典
JP6882735B2/構造改良型miRNA阻害剤S-TuD 東京大学、株式会社ジーンデザイン / 登録・有効表示 出典
US10844376B2/Structurally-enhanced miRNA inhibitor S-TuD University of Tokyo NUC、GeneDesign, Inc. / 登録 出典
US11174279B2/RNA H-ホスホネートモノマーの合成法およびこれを用いたオリゴ核酸合成 国立研究開発法人産業技術総合研究所、株式会社ジーンデザイン / 登録 出典
EP3348637B1/Chimeric decoy 株式会社ジーンデザイン、アンジェス株式会社 / 登録・有効表示 出典
WO2016103703A1/Non-aggregating immunostimulatory oligonucleotides 株式会社ジーンデザイン、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 / WO公開。米国・欧州・日本等の国内段階あり 出典

会社の規模

従業員100名(2024-04時点) 出典
資本金5,990万円(2024-04時点) 出典
公式サイトajioligos.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—-2.65億円5.54億円71.47億円 出典
2025-03-31—-3,000万円—32.78億円 出典
2024-03-31—1,700万円—73.52億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

ライセンス
大阪大学 公式サイトは、大阪大学大学院薬学研究科・医学系研究科等の特許ライセンス権を用いてオリゴ核酸を製造すると説明している。 出典
大学の施設
該当なし(彩都バイオインキュベータ/彩都バイオイノベーションセンター) 大阪府の資料に、ジーンデザインが彩都バイオインキュベータと彩都バイオイノベーションセンターの双方を拠点としているとの記載がある。大学の施設ではないため大学関係としては分類しない。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:24件
法人番号:5120901002549
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