動的な計算で溶接の熱や変形、応力を高速に予測

溶接などで生じる熱・変形・応力を高速に予測する、非線形有限要素法(FEM)解析技術「理想化陽解法FEM」。

株式会社エスアイテック 大阪公立大学発 / 大阪府 堺市 / 2024年設立
研究発の技術 有限要素法 非線形解析 動的陽解法 熱弾塑性解析 溶接シミュレーション CAE
実用化の段階
研究実証販売
大学の研究・産学連携で製造分野の適用事例があり、大学発ベンチャーの案内では解析ソフトを提供するとされていますが、同社名義の顧客導入実績や販売条件は確認できませんでした。
2製品
1提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

溶接・加工時の複雑な熱、変形、応力を大規模構造物で予測する際、従来のFEMでは計算負荷が大きく時間がかかる課題を扱います。

どう動くか

解析対象を要素に分け、動的陽解法を使って仮想的な時間ステップごとに計算し、各ステップで連立方程式を解かずに変位や応力を求めます。計算ステップ数は増えますが、各ステップの負荷を抑え、大規模な熱弾塑性解析を高速化します。大学の説明では、静的陰解法と同等の平衡状態を目指して計算します。

できるようになること

大学は、製造シミュレーションへの活用により品質・生産効率の向上やコスト削減につながると説明しています。高速解析でシミュレーションデータを多く作り、AIと連携した加工条件の検討や構造物の状態予測に活用する研究も進めています。

技術の出自:大阪公立大学 工学研究科 航空宇宙海洋系専攻の海洋システム工学・溶接力学解析分野。計算科学研究所のFEM研究グループでも応用・高速化を研究。 出典1 出典2

使われる場面

  • 溶接変形・残留応力解析
  • 摩擦攪拌接合(FSW)解析
  • 熱弾塑性・熱伝導解析
  • 構造・振動・衝撃解析
  • き裂進展などの破壊解析
  • 造船、自動車、建設機械、プラント、重機の製造シミュレーション
  • 線状加熱、溶接ロボット、3Dプリンター等の製品・工程開発

優位性の主張

大学の発表
大阪公立大学の計算科学研究所は、24万自由度の条件で、静的陰解法FEMと比べ熱弾塑性解析が180倍速く、2メートルの線状加熱1工程を約100秒で解析できると説明しています。 出典
大学の発表
大阪公立大学の研究室は、100万要素・50パスの大規模熱弾塑性解析を1日程度で実行できる例を示しています。
大学の発表
特許公報は、各荷重・温度ステップで静的平衡条件を満たす収束計算を行い、単純な動的陽解法より解析精度を高める構成を説明しています。 出典

製品・サービス

販売中
理想化陽解法FEM

溶接などの熱弾塑性解析を高速に行い、応力・変形を予測する非線形FEM解析ソフト。 出典

造船、自動車、建機、プラント、重機などの製造業
段階不明
FEM導入支援・解析・ソフトウェア開発

非線形FEMの導入コンサルティング、受託解析、企業向け解析ソフトの開発。 出典

非線形FEMを製品設計や製造工程に用いる企業

これまでの歩み 新しい順

2024-05
認定
大阪公立大学「大阪公立大学発ベンチャー認定」 出典
2024-05
提携
大阪公立大学:大学発ベンチャーに認定。大学研究の解析技術の社会実装を掲げる。 出典

提携先・顧客

提携
大阪公立大学 大学発ベンチャーに認定。大学研究の解析技術の社会実装を掲げる。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで「理想化陽解法FEM」および関連する溶接・熱弾塑性解析語を検索し、大阪公立大学名義で確認した関連特許ファミリー3件。同社名義の登録・出願は確認できず。
主な分野溶接変形・残留応力解析、熱弾塑性解析、FEMによる物理定数推定、機械学習による変形・応力予測
海外出願True
JP7125764B2「積層造形物の解析方法、解析装置、製造方法及び製造装置」 公立大学法人大阪 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
WO2022191199A1「物理定数の推定値取得方法」/国内登録 JP7488523B2 公立大学法人大阪 / JP登録・有効。WO公開はCeased表示、US・EP出願はGoogle Patentsで審査中表示。 出典
JP7759142B2「予測方法及びプログラム」 公立大学法人大阪 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
大阪公立大学 2024年5月21日付で大阪公立大学発ベンチャーに認定。大学で開発された「理想化陽解法FEM」などの解析技術を社会実装することを目的としている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:6件
法人番号:5120001263240
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