細径カメラで血管内を前方からカラー観察する

心臓カテーテル治療で血管内をカラー観察する細径ビデオ血管内視鏡。カテーテルと専用画像処理装置で構成する。

株式会社オヴァリス 大阪府 大阪市 / 2016年設立
研究発の技術 医療機器 血管内視鏡 カテーテル 心臓カテーテル治療 イメージング CMOSセンサー
実用化の段階
研究実証販売
会社がカテーテルと専用システムの2017年4月販売開始を発表し、後年の臨床研究・症例報告でもOVALIS関連血管内視鏡の使用が確認できる。
3製品
7提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

血管内の病変や狭窄を把握する際、X線透視では被ばくや造影剤使用が課題となり、IVUS・OCTでは前方視や色調の評価が難しいと公的事業報告は説明する。

どう動くか

照明用ファイバーで血管内を照らし、先端の撮像素子で得た画像を処理装置に送る。開発プロジェクトは高解像度ガラスファイバー、CMOSセンサー、HD機器を組み合わせた。会社発表の初期製品は、主要部外径0.49mm、9,000画素で前方をカラー観察し、画像の明るさを自動制御すると説明している。PMDA電子添文に記載されたZemporsheは外径1.83mmで、初期製品の寸法とは異なる。

できるようになること

公的事業報告は、前方視と色調を含む血管内観察により病変評価やカテーテル治療の安全性・治療水準を高め、放射線被ばくや造影剤使用の低減につなげることを目指すとしている。

技術の出自:大阪大学を含む産学医工連携プロジェクト「Project OVALIS」。研究分野は血管内視鏡・医工連携。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 冠動脈の病変・狭窄の観察
  • ステント留置後の血管内観察
  • 心臓カテーテル治療
  • 末梢血管を含む血管内の観察・診断

優位性の主張

会社の主張
会社発表では、2017年4月時点でカテーテル主要部の外径0.49mmを「世界最小径」、画素数9,000を従来製品の約1.5倍と主張。先端部分を除く外径で、同社調べ。 出典
会社の主張
会社発表では、前方視のフルカラー画像、明るさの自動制御、ワンプラグ接続、録画画像のDICOM出力を特徴としている。 出典
第三者の評価
公的事業報告は、高解像度で前方視でき、IVUS・OCTでは難しい色調分析も可能な点を特徴として挙げている。 出典

製品・サービス

販売中
血管内視鏡カテーテル フォーワードルッキング(Forwardlooking)

血管内を前方からカラー観察する細径カテーテル。会社発表では主要部外径0.49mm、9,000画素。 出典

心臓カテーテル治療を行う医療機関
販売中
OVALISイメージングシステム

血管内視鏡カテーテルと接続して画像を表示・記録する専用コンソール。 出典

心臓カテーテル治療を行う医療機関
販売中
ビデオ血管内視鏡カテーテル Zemporshe

OVALISイメージングシステムと組み合わせて使用する血管内観察用カテーテル。PMDA電子添文の外径は1.83mm。 出典

血管内の観察・診断を行う医療機関

これまでの歩み 新しい順

2023-07
規制・認証
ビデオ血管内視鏡カテーテル Zemporshe(承認番号22900BZX00179000)(PMDA電子添文を確認。高度管理医療機器で、OVALISイメージングシステムとの併用を記載。) 出典
2017-04
海外
2017年の発売発表で、製品の海外展開を進める方針を表明。実際の海外法人・顧客・提携・販売実績は確認できず。 出典
2017-04
共同開発
大正医科器械株式会社:Project OVALISの代表機関。製品の製造販売を担い、オヴァリスは販売元。 出典
2017-04
共同開発
株式会社住田光学ガラス:Project OVALISの連携機関。公的事業報告ではカテーテル製造業者。 出典
2017-04
規制・認証
血管内視鏡カテーテル フォーワードルッキング(承認番号22900BZX00041000)(会社発表で承認番号を掲載し、2017年4月販売開始と発表。) 出典

提携先・顧客

共同開発
大正医科器械株式会社 Project OVALISの代表機関。製品の製造販売を担い、オヴァリスは販売元。 出典
共同開発
国立大学法人大阪大学 Project OVALISの連携機関。関連する血管内視鏡技術の特許出願人。 出典
共同開発
株式会社住田光学ガラス Project OVALISの連携機関。公的事業報告ではカテーテル製造業者。 出典
共同開発
パナソニック株式会社 Project OVALISの連携機関として会社発表に記載。 出典
共同開発
高島産業株式会社 Project OVALISの連携機関として会社発表に記載。 出典
実証
西宮市立中央病院 ハイレゾ血管内視鏡を用いる冠動脈の多施設観察研究の実施責任組織。 出典
提携
Boston Scientific Japan 同観察研究の研究費提供組織として登録。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで社名および血管内視鏡関連語を検索した範囲の関連特許ファミリー数。オヴァリス名義の出願は確認できず。
主な分野血管内視鏡カテーテル、軟性内視鏡と中継装置の接続、ガイドワイヤ操作
共同出願人株式会社住田光学ガラス
海外出願True
JP2019115755A「血管内視鏡カテーテルおよびそれを用いた血管内視鏡」 国立大学法人大阪大学 / 公開。Google Patents上の出願人・状態を確認。オヴァリス名義の出願ではない。 出典
WO2018168926A1「Flexible endoscope, and endoscope system equipped with same」/日本登録 JP6705966B2 国立大学法人大阪大学、株式会社住田光学ガラス / WO公開。対応する欧州特許EP3597098B1は2023年登録。日本・米国・中国にもファミリー出願あり。 出典

会社の規模

資本金9,800万円(2024時点)

大学との関係

共同研究
大阪大学 大正医科器械、大阪大学、住田光学ガラス、パナソニック、高島産業による産学医工連携プロジェクト「Project OVALIS」で製品を開発。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:6件
法人番号:5120001202363
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