省電力の無線と水位センサーで、山間部の川の水位を遠隔で測る

LPWA無線とセンサーを組み合わせ、通信・電源の確保が難しい場所から水位などの計測値を遠隔送信するIoT技術。

36ICT株式会社 公立諏訪東京理科大学発 / 長野県 上田市 / 2022年設立
技術を使った製品・サービス LPWA IoT 水位計 圧力式センサー GNSS/GPS 遠隔監視
実用化の段階
研究実証販売
大学は茅野・諏訪地区42か所で約半年間の水位計測実験を公表し、別の講演資料では諏訪地域60か所で稼働と報告している一方、茅野市資料は水位計の製品化・事業化を今後の課題としている。
4製品
6提携・顧客
1特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

価格の高い水位計が小規模河川に設置されず、氾濫リスクを把握しにくいことや、山間部の河川・農業用溜池・用水路を人が見回る負担の軽減を目指す。

どう動くか

圧力式センサーで水位を測り、LPWA送信機から受信局を経由してインターネットへ送信し、Webで確認できる。水位計の実証システムでは、家庭用電池を使って小型・軽量化し、GPS位置情報も取得。水位と雨量から土石流を検知する仕組みも開発された。別途公表された大学等の特許には、GNSS時刻に同期した水位データの圧縮送信と、複数地点のデータによる水位予測が記載されている。

できるようになること

小型で低価格な水位計を小規模河川や山間部にも設置し、遠隔監視や水位上昇の通知に使うことを想定。水位・雨量の監視を通じて、防災や溜池・用水路の管理を支援する。

技術の出自:公立諏訪東京理科大学、茅野市、地元企業による「産学公連携スワリカブランド創造事業」。2018年度から3年間実施されたLPWA応用の研究開発が事業の母体。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 小規模河川・山岳河川の水位監視
  • 農業用溜池・用水路・堰の遠隔監視
  • 水位・雨量データを使った土石流の検知
  • 工事現場の機材・進捗管理
  • 高齢者・子供・登山客の見守り
  • 公共交通・送迎車両・レンタサイクルの位置管理
  • 鳥獣害対策の罠・柵の監視
  • 地域祭り・イベントの位置情報共有

優位性の主張

会社の主張
会社は、LPWAの低消費電力・広域通信とGPS位置情報を活用し、山奥など通信手段の乏しい地域でも長期間、維持管理コストを抑えて位置情報等を取得できるとしている。 出典
大学の発表
大学の事業紹介では、水位計を小型・軽量・低価格とし、大型太陽電池の代わりに家庭用電池を使って山岳地にも持ち運べる点を特徴としている。 出典
大学の発表
大学の事業紹介では、LPWAを使い山岳地帯の水位計測値をインターネットへ伝送し、一定水位を超えた場合のメール通知や、水位と雨量による土石流検知の仕組みを開発したとしている。 出典

製品・サービス

試験導入
スワリカブランド山岳河川水位計測システム

圧力式センサーで河川・溜池等の水位を測り、LPWAで送信してWeb確認や水位通知に使う実証システム。 出典

自治体、河川・溜池・堰の管理者、農業用水管理者
販売中
汎用屋外用センサ用送信機 SWB-36Nシリーズ(SWB-36Nx01)

単一乾電池4本または8本で動作し、屋外で各種センサーの計測値をLPWA送信する送信機。

屋外設備・インフラの遠隔監視を行う自治体・事業者等
販売中
専用情報網の構築・情報提供サービス

機材管理、インフラ状態監視、レンタサイクルや公共交通の運行管理向けに専用情報網を構築し、計測・位置情報を提供。 出典

自治体、インフラ管理者、工事事業者、交通事業者
試験導入
ここやきん

祭りの太鼓台等の位置・動きをGPSトラッカーで把握し、Web地図で共有・記録するサービス。 出典

祭り・地域イベントの運営団体、自治体

これまでの歩み 新しい順

2022-09
販売提携
NECネッツエスアイ株式会社:ELTRES IoTネットワークサービスの取扱店契約を締結。 出典
2022-07
助成
長野県ソーシャルビジネス創業支援金。長野県 出典
2022-07
助成
長野県「長野県ソーシャルビジネス創業支援金」 出典
2022-07
共同開発
公立諏訪東京理科大学:茅野市・地元企業とスワリカブランド事業でLPWA応用機器を研究開発。36ICTは成果の社会実装を担う。 出典
2022-04
販売提携
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社:ELTRES IoTネットワークサービスのパートナープログラムに参加。 出典

提携先・顧客

共同開発
公立諏訪東京理科大学 茅野市・地元企業とスワリカブランド事業でLPWA応用機器を研究開発。36ICTは成果の社会実装を担う。 出典
共同開発
茅野市 大学へ委託した産学公連携事業を通じ、地域課題向けLPWA機器の研究開発・実証を実施。 出典
販売提携
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 ELTRES IoTネットワークサービスのパートナープログラムに参加。 出典
販売提携
NECネッツエスアイ株式会社 ELTRES IoTネットワークサービスの取扱店契約を締結。 出典
共同開発
公立大学法人長野大学 位置情報ソリューション「ここやきん」の共同研究。 出典
共同開発
株式会社STNet 地域課題解決を目的とした「ここやきん」の共同研究。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで水位計・水位予測に直接関係する大学等の出願を確認した件数。会社名義はgBizINFO上0件。茅野市資料に事業全体の特許出願3件との記載があるが、出願番号の特定には至らず。
主な分野水位計測装置、LPWAデータ送信、水位データ圧縮、河川水位予測
共同出願人NISSHAシミックス株式会社、NISSHA株式会社、三社電機東日本株式会社
JP2021092530A/JP6920704B2「水位計測装置および水位予測システム」 東京理科大学(公立大学法人公立諏訪東京理科大学の前身機関名で掲載)、NISSHA株式会社、NISSHAシミックス株式会社、三社電機東日本株式会社 / 登録(Google Patents表示:Active) 出典

会社の規模

資本金96万円(2026-01時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイト36ict.com/ja/top
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-01-31——-114万円1,101万円 出典
2025-01-31———— 出典
2024-01-31——117万円1,190万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
公立諏訪東京理科大学 大学発ベンチャーとして認定された。 出典
共同研究
長野大学 位置情報サービス「ここやきん」が、長野大学・36ICT株式会社・株式会社STNetによる共同研究として生まれたと紹介されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

公的機関・財団 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:5100001035278
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