硫化スズをナノ粒子にし、電池材料などへの供給を目指す
硫化スズ(SnS)など14族カルコゲナイド材料をナノ粒子・ナノシート化し、分散液・粉末・薄膜として供給する材料製造技術。
カルコジェニック株式会社 京都大学発 / 東京都 羽村市
研究発の技術 14族カルコゲナイド 硫化スズ ナノ材料 ナノ粒子分散 材料プロセス 電池負極材
実用化の段階
研究実証販売
製品の販売・サンプル供給と売上実績は確認できますが、2025年の東京都創業支援機関の取材では少量試作とPoC案件の段階で、量産開始は将来計画として紹介されています。
3製品
0提携・顧客
2特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
硫化スズは電池負極などへの応用が期待されますが、採算のとれる量産プロセスが確立されず事業利用が限られていました。分散や材料供給の課題にも取り組んでいます。
どう動くか
同社は硫化スズを微細化する独自プロセスを開発し、水やアルコールに粒子を分散させた液や、導電助剤を混ぜた粉末として供給しています。5wt%の水系分散液の例では粒子の流体力学的直径256.8nm、ゼータ電位−44mVで、比較例が17時間で沈殿した条件でも分散状態を保ったと同社は報告しています。微細化工程の詳しい条件は公開情報で確認できませんでした。
できるようになること
同社は、硫化スズ負極材により黒鉛負極より高い理論体積容量を目指し、電池の高容量化や高速充電性能の改善を見込むとしています。硫黄とスズは自然界に豊富に存在し、量産時のコスト低減も期待されると説明しています。実用電池での性能は公開情報から確認できませんでした。
技術の出自:京都大学大学院工学研究科の高純度カルコゲナイド材料・製造方法に関する研究成果。関連する大学特許の出願人は京都大学。同社はこの研究成果を事業化する大学発ベンチャーとして紹介されています。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- リチウムイオン電池・全固体電池の負極材
- スーパーキャパシタ
- ガスセンサーなど各種センサー
- 光触媒
- 太陽電池
- 圧電素子
- 半導体・光学デバイス材料
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
特許
2 件 出典
Google Patentsで会社名義を検索し、同社のSnS分散液特許ファミリー1件を確認。加えて事業の基盤に関連する京都大学名義の高純度カルコゲナイド材料特許ファミリー1件を記載。国別出願・公開は同一ファミリーとして数えた。
主な分野硫化スズ分散液の組成・製造方法、高純度カルコゲナイド材料・製造方法
海外出願True
会社の規模
大学との関係
大学との関係
京都大学 京都大学の研究者が生み出した特許を起業の技術的契機とする旨の記述がある。特許のライセンス条件や大学による認定・出資は確認できず。 出典